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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00006 | 担当教員名 | 中山 弘明 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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(授業目的・方針 等) 四国や瀬戸内の歴史や風土は、文学にどのような影響を与えているだろうか。この授業では香川県が生んだ作家、菊池寛の諸作品をとりあげて検討していく。まず前提として中国地方や瀬戸内を背景にした多くのミステリーを残した、横溝正史の〈金田一耕助〉シリーズをとりあげ、改めて風土という問題を身近に意識してみる。その上に立って、菊池寛の諸作品を読み込んでいく。菊池は近年『真珠夫人』のドラマ化などにより一躍脚光を浴びる存在となった。そうしたブームの要因を考えつつ、映像・演劇・事業と様々な分野で活躍した菊池を現代の先駆け的存在と位置づけていく。また、休日を利用して高松の『菊池寛記念館』の見学も行う。この授業が、これまで四年間学んだ学生生活の再確認の機会になることを期待したい。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 〈風土〉とは何か? | ||
【2】 | 金田一耕助と瀬戸内 | ||
【3】 | 菊池寛『形』と偶像 | ||
【4】 | 『忠直卿行状記』の暴君と貴族 | ||
【5】 | 映画と原作 | ||
【6】 | 『恩讐の彼方に』と仇討ち | ||
【7】 | 『藤十郎の恋』の歌舞伎と映像 | ||
【8】 | 菊池寛と文藝春秋社 | ||
【9】 | 『父帰る』と菊池戯曲 | ||
【10】 | 菊池寛記念館見学会 | ||
【11】 | 国定忠治と『入れ札』 | ||
【12】 | 芸能と「任侠」 | ||
【13】 | ブームを支えるもの | ||
【14】 | 実業家菊池寛 | ||
【15】 | まとめ |
評価方法 |
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学期末試験。ほかに出席や日頃の小レポートを加味する。また『菊池寛記念館』の見学を必修とする。 |
教科書 |
菊池寛著『藤十郎の恋・恩讐の彼方に』(新潮文庫)毎時間使用する。 |
参考図書 |
『菊池寛全集』ほか |
備考 |
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