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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 00053 | 担当教員名 | 中山 弘明 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 一般 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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| 授業概要 |
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| (授業目的・方針 等) これから勉強を進めていく「日本文学」に関わる一番基本を身につける授業。前期の授業で学んだ「国語辞典」「漢和辞典」をふまえて、後期ではそれ以外のより具体的な辞典・事典を引いてみよう。文学事典、地名事典、伝説・説話事典など多岐にわたる。授業ではさらに書誌や注釈といった文学研究の基本を理解し、図書館の活用法などを身につける。また先行の論文を読んでみることも、様々なことを教えてくれるだろう。そしてこれと並行して「近代文学」をサンプルにして、実際に調べてきたことを発表してもらう。具体的には太宰治の『お伽草紙』その他の短編作品を採り上げる。発表の成果をレポートにまとめあげる。※（なおこの授業に引き続いて、一年生は漢文と日本語常識の授業が行われるので出席のこと） |
| 到達目標 |
| 教員による基本的なレクチャーを踏まえて、分担された作品を各自が調査・検討し、発表する形式をとる。発表に当たっては資料を準備すること。また事典類を実際に引いて、その特質を身につけることが求められる。近代文学を学んでいく一番基礎となる事柄の体得を目標とする。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 文学を学ぶことの意義（スケジュール） | 講義と質疑応答 | 文学を学ぶとはどういうことか |
| 【2】 | 「太宰治」について | 講義と質疑応答 | 太宰治について知っていること |
| 【3】 | 書誌とは何だろう | 講義と質疑応答 | 「大力」の精読 |
| 【4】 | 校異と原典 | 講義と質疑応答 | 辞書・事典をひいてみる |
| 【5】 | 注釈をつけてみよう | 講義と実習 | 「大力」に注釈をつけてみる |
| 【6】 | 図書館の使い方・調査の実際 | 図書館実習 | 様々な文学事典をひいてみる |
| 【7】 | 『説話・伝説事典』、作家事典をひいてみる | 図書館実習 | 事典をひいてみる |
| 【8】 | 発表のやりかた、資料の作り方 | 講義と質疑応答 | 「吉野山」の精読 |
| 【9】 | 発表開始『瘤取り』の発表�� | 口頭発表と質疑応答 | 作品精読 |
| 【10】 | 『浦島さん』の発表�� | 口頭発表と質疑応答 | 作品精読 |
| 【11】 | 『カチカチ山』の発表�� | 口頭発表と質疑応答 | 作品精読 |
| 【12】 | 『舌切雀』の発表�� | 口頭発表と質疑応答 | 作品精読 |
| 【13】 | 『清貧譚』の発表�� | 口頭発表と質疑応答 | 作品精読 |
| 【14】 | レポートの作法 | 講義と質疑応答 | レポート作成 |
| 【15】 | まとめ 太宰治作品を学んで | 講義と質疑応答 | レポート作成 |
| 評価方法 |
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| 発表の成果と学期末レポートに平常点を加味する。なによりも受講者の積極的な姿勢とやる気を評価したい。 |
| 教科書 |
| 太宰治『お伽草紙』(新潮文庫) 毎時使用する |
| 参考図書 |
| 『太宰治全作品研究事典』（勉誠社）各種事典類 |
| 備考 |
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