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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00054 | 担当教員名 | 中山 弘明 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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(授業目的・方針 等) 「黒澤明を読む」。日本の代表的な映像作家、黒澤明。彼は「文学」に対しても深い造詣の持ち主だった。 この授業では文学作品をもとにした黒澤映画をビデオなどによって鑑賞しつつ、「文学」と「映像」の葛藤のあり ようを検討していく。 また、それらが生み出された時代背景、映像技法などにも触れながら、「メディアリテラシー」 とよばれる映像批評のありかたをを身につけることを目標とする。ただぼんやりと映像に流されるのではなく、原作となった文学作品を各自が読んでいく意欲も不可欠である。 |
到達目標 |
講義形式を基本とするが、随時、小レポートなどの提出を求める。映像作品は、その全編を授業で見ることは 時間的制約からも不可能。従って授業で取り上げた作品は図書館などのAV資料を使って各自が見ておくことが条件となる。また古典的映画を様々に見てもらい課題を出してもらう。メディアリテラシーの技能の体得が目標となる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 「黒澤明」とは何か その特質 | 講義と質疑応答 | 小レポート「映画について」 |
【2】 | 黒沢映画を支えた人々 | 講義と質疑応答 | 小レポートとノート作成 |
【3】 | 配給と製作 映像製作の実際 | 講義と質疑応答 | 小レポートとノート作成 |
【4】 | 芥川龍之介と黒澤明 | 講義と質疑応答 | 古典名画鑑賞シートの作成 |
【5】 | 映画『羅生門』の分析 | 講義と映像分析 | 『羅生門』鑑賞 |
【6】 | ゴーリキーの受容 | 講義と質疑応答 | 作品精読 |
【7】 | 映画『どん底』の分析 | 講義と映像分析 | 『どん底』鑑賞 |
【8】 | シェークスピアの受容 | 講義と質疑応答 | 作品精読 |
【9】 | 映画『蜘蛛巣城』の分析 | 講義と映像分析 | 『蜘蛛巣城』鑑賞 |
【10】 | 映画『乱』の様式性 | 講義と質疑応答 | 古典名画鑑賞シートの作成 |
【11】 | 夏目漱石の受容 | 講義と質疑応答 | 作品精読 |
【12】 | 映画『夢』の分析 | 講義と映像分析 | 『夢』鑑賞 |
【13】 | 山本周五郎と黒澤明 | 講義と質疑応答 | 作品精読 |
【14】 | 映画『赤ひげ』の分析 | 講義と映像分析 | 『赤ひげ』鑑賞 |
【15】 | 「黒澤映画」の評価と問題点 | 講義と質疑応答 | 『七人の侍』、『用心棒』鑑賞 |
評価方法 |
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学期末テストに、各種レポートなどの平常点を加味する。 |
教科書 |
毎時プリントを配布する。 |
参考図書 |
図書館などのビデオ・DVD資料 |
備考 |
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