徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本文学演習��b

科目番号00134担当教員名下田　祐輔単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次2年
授業概要
近世を代表する俳人、芭蕉の文業は、今日に至るまで読み継がれ、多方面に大きな影響を及ぼしている。その俳諧紀行文の代表作である『おくのほそ道』を読み込んでいく。各地の自然や史蹟での感慨、人々との出会いや共感、別れなどの様々なエピソードを、和漢の数多くの古典を織り込みながらつづられ、時空を自在に超えつつ作者の人間探究は深みを増していく。通年の演習という科目の利点を生かしながら本作品及びそれに関わる多くの作品をじっくり味読し、今日の私たちの更なる探究に資していきたい。
到達目標
人間・自然を独自に追究し続けた芭蕉の、切りつめられた言葉で表現された深い世界を読み解き、理解すること。
　
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに講義教科書として指定している文献を購入し、目を通しておく。
【2】芭蕉について講義配布資料を精査し、その意味を確実に把捉する。
【3】『おくのほそ道』のテクストについて（１）講義配布資料を精査し、その意味を確実に把捉する。
【4】『おくのほそ道』のテクストについて（２）講義配布資料を精査し、その意味を確実に把捉する。
【5】『おくのほそ道』発端（１）演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【6】『おくのほそ道』発端（２）演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【7】『おくのほそ道』旅立ち演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【8】『おくのほそ道』草加演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【9】『おくのほそ道』室の八島演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【10】『おくのほそ道』日光演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【11】『おくのほそ道』那須野演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【12】『おくのほそ道』黒羽・雲巌寺演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【13】『おくのほそ道』殺生石・遊行柳演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【14】『おくのほそ道』白河の関演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【15】『おくのほそ道』須賀川演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【16】『おくのほそ道』浅香山・信夫の里演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【17】『おくのほそ道』飯塚の里・笠島演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【18】『おくのほそ道』武隈の松・宮城野演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【19】『おくのほそ道』壺の碑・末の松山・塩竃演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【20】『おくのほそ道』松島（１）演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【21】『おくのほそ道』松島（２）・瑞巌寺演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【22】『おくのほそ道』石巻・平泉（１）演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【23】『おくのほそ道』平泉（２）演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【24】『おくのほそ道』尿前の関・尾花沢演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【25】『おくのほそ道』立石寺・最上川演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【26】『おくのほそ道』出羽三山（１）羽黒山演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【27】『おくのほそ道』出羽三山（２）月山・湯殿山演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【28】『おくのほそ道』酒田・象潟演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【29】『おくのほそ道』北国街道演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
【30】『おくのほそ道』大垣まで演習作品本文及び注を熟読し、関係資料を精査し、意味や情趣を十分に読み取る。
評価方法
平常点、演習への取り組み、学期末試験等を総合して評価する。
教科書
『新版　おくのほそ道』（角川ソフィア文庫）潁原退蔵・尾形仂訳注　\705（本体）
参考図書
授業時に指示する。
備考