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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10720 | 担当教員名 | 上田 穂積 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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(授業目的・方針 等) 「児童文学」とは何か。文学と文化の両側面から議論を進める。この講義では、まず「文学」の領域の問題として限定的に捉えるのではなく、文化との関係から広義に考えていく。そのうえで、明治から昭和(戦前)までの流れをたどりながら、近代児童文学について考える。 |
到達目標 |
本講義の目標は、〈児童〉とは何かについて、〈文学〉における子どもとは何かを理解することである。 知識 児童文学とはなにか、その歴史を理解する。 態度 世代を超えて表現とはどのような意味を持つものなのか認識する。 技能 日本の近現代における文化を理解する。 思考・判断 社会人としての自覚が一層高まり、養成される 以上の観点から講義する。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 「児童文学」とは何か(1)子どもとは何か | 講義と討論。別紙シラバス配布。 | |
【2】 | 「児童文学」とは何か(2)児童文学という考え方 | 講義と討論。プリント配布。「教場レポート」の実施。 | プリント下読み。45分 |
【3】 | 明治期の児童文学(1)ー巌谷小波の登場 | 講義。プリント配布。 | 「こがね丸」を読了しておくこと。60分 |
【4】 | 明治期の児童文学(2)ー〈子ども〉の発見 | 講義。プリント配布。「教場レポート」の実施。 | 柄谷行人『日本近代文学の起源』を読んでおくこと。180分 |
【5】 | 大正期の児童文学(1)ー鈴木三重吉の登場 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 「ぽっぽのお手帳」を読了のこと。45分 |
【6】 | 大正期の児童文学(2)ー「赤い鳥」の創刊 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 図書館地下書庫に架蔵されている「赤い鳥」復刻版を手に取って確認しておくこと。60分 |
【7】 | 大正期の児童文学(3)ー小川未明「赤い蝋燭と人魚」 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 「赤い蝋燭と人魚」を読了しておくこと。60分 |
【8】 | 大正期の児童文学(4)ー浜田廣介「鬼の涙」 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 「鬼の涙」を読了しておくこと。60分 |
【9】 | 大正期の児童文学(5)ー千葉省三の位置 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 「拾った神様」と「鷹の巣取り」を読了しておくこと。90分 |
【10】 | 日本近代文学と日本児童文学(1)芥川龍之介の場合 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 芥川龍之介「蜘蛛の糸」を読了しておくこと。60分 |
【11】 | 日本近代文学と日本児童文学(2)志賀直哉の場合 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 志賀直哉「菜の花と小娘」を読了しておくこと。60分 |
【12】 | 大正から昭和へ(1)ー宮澤賢治の登場 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 童話集『注文の多い料理店』に収められているすべての作品を読了すること。120分 |
【13】 | 大正から昭和へ(2)ー「銀河鉄道の夜」 | 講義と討論。「教場レポート」の実施。プリント配布。 | 「銀河鉄道の夜」を読了しておくこと。90分 |
【14】 | 昭和の児童文学ー新美南吉「おじいさんのランプ」 | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 | 「おじいさんのランプ」を読了しておくこと。60分 |
【15】 | まとめ | 講義。プリント配布。学生の意見発表。 |
評価方法 |
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出席、「教場レポート」の提出、授業時の受け答えを平常点としての教場レポート(40%)、期末レポートの内容を実力点(60%)とする。、最終的にこのふたつの観点から総合的に評価する。 |
教科書 |
適宜、プリントを配布する。 |
参考図書 |
適宜、プリントを配布する。 |
備考 |
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オフィスアワーは木曜日9時5分から9時50分。研究棟(7号館)6階研究室。実務経験なし。 grty5w3 |