徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    文学B(Literature B)

科目番号11285担当教員名宋 炳五単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
江戸前期の注釈書、北村季吟の『八代集抄』を読む。影印本をテキストに用い、版本が読めるように練習する。授業では、『古今集』を中心に読むことにする。北村季吟の解説を踏まえながら、『古今集』の表現、周辺文学との関わりなども考察していく。
到達目標
①知識:日本文学の根幹とも言える和歌を読みながら、変体仮名が読めるようにする。
②意欲:注釈書を読むことで、一首の和歌がどのように読まれ、解釈されてきたかを確認する。
③技能:注釈書より確認したことを自分の文章で纏めることで、文章力の向上に繋げる。
④思考:国際化時代を生きている若者として、自国の文学(文化)の尊さを再確認する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション
版本について
講義担当を決めて講読(90分)
【2】八代集(古今集~新古今集)までの系譜について講義+講読平仮名の元の漢字(字母)を覚える(90分)
【3】『八代集抄』を読む(p5~15)
江戸時代の古典研究(北村季吟を中心に)
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p5~15)
【4】『八代集抄』を読む(p16~25)
「紀貫之と古今集の仮名序」
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p16~25)
【5】『八代集抄』を読む(p26~35)
「紀貫之と古今集の部立」
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p26~35)
【6】『八代集抄』を読む(p36~45)
「恋歌の巻頭歌」について
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p36~45)
【7】『八代集抄』を読む(p46~55)
「和歌集の左注」について
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p46~55)
【8】『八代集抄』を読む(p56~65)
藤原定家の『顕註密勘』のもつ意義
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p56~65)
【9】『八代集抄』を読む(p66~75)
「右近のむまばのひをり」について
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p66~75)
【10】『八代集抄』を読む(p76~85)
「詞書と和歌のあいだ」
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p76~85)
【11】『八代集抄』を読む(p86~95)
「歌枕」の世界
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p86~95)
【12】『八代集抄』を読む(p96~105)
歌合の歌について
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p96~105)
【13】『八代集抄』を読む(p106~115)
歌詞 「瀧津瀬」について
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p106~115)
【14】『八代集抄』を読む(p116~125)
歌詞 「玉の緒」について
講義+講読影印本の読みの練習(担当者)(90分)
和歌の朗読(p116~125)
【15】まとめ講義 
評価方法
●期末テスト(40%)、平常点(30%)、レポート(30%)で、総合的に評価する。
●期末テスト及びレポートに対するフィードバックは、基本的には採点して授業時に返却するが、必要に応じて「Google Classroom」を利用する場合もある。
教科書
プリントを配布する
参考図書
授業時に指示する
備考
●オフィスアワー:火曜日・水曜日10:00~12:00(語学センターにて質問等を受け付けます)
●科目ナンバー:01HU106L
●実務経験なし