徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本文学講読Ｄ�� (Japanese Literature D��)

科目番号11516担当教員名中山　弘明単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年〜
授業概要
（授業目的・方針 等）
「黒澤明を読む」。日本の代表的な映像作家、黒澤明。彼は「文学」に対しても深い造詣の持ち主だった。
この授業では文学作品をもとにした黒澤映画をＤＶＤなどによって鑑賞しつつ、「文学」と「映像」の葛藤のあり
ようを検討していく。文学に出来るもの、映像に出来るものがそれぞれある。また映像を作り手の側から観てみることもおこなう。 講義形式を基本とするが、随時、小レポートなどの提出を求める。映像作品は、その全編を授業で見ることは 時間的制約からも不可能。従って授業で取り上げた作品は図書館などのAV資料を使って各自が見ておくことが条件となる。また古典的映画を様々に見てもらい課題を出してもらう。ただぼんやりと映像に流されるのではなく、原作となった文学作品を各自が読んでいく意欲も不可欠である。
到達目標
メディアリテラシーの技能の体得が目標となる。すなわち、映像が生み出された時代背景、映像技法などに触れながら、「メディアリテラシー」とよばれる映像批評のありかたの基本をを身につけることを目標とする。映像と文学を交差的に鑑賞することでそれぞれの特殊性が理解されることも目標となるだろう。
�‘�本文学と映像にかかわる基本的な知識や理解��映像作品を観ることの態度や関心�Ｊ験悗髪覗�に関わるメディアリテラシーの表現力�だ賁臙亮韻鯑Г泙┐辛�広い関心と思考・判断力
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】「黒澤明」とは何か　その特質と人生の解説講義とディスカッション小レポート「映画について」90分程度
【2】黒沢映画を支えた人々　脚本・音楽・美術などの解説講義とディスカッション小レポート「最近見た映画」と映像シート作成 90分程度
【3】配給と製作 映像製作の実際　映画が上映されるまでのしくみ講義とディスカッション小レポートと映像シート作成 90分程度
【4】芥川龍之介と黒澤明　「藪の中」について解説する講義とディスカッション古典名画鑑賞シートの作成　指定の映画を各自が観ること 90分程度
【5】映画『羅生門』の映像分析講義と映像分析『羅生門』映画鑑賞と感想文の提出 90分程度
【6】ゴーリキーの受容　「どん底」について解説する講義とディスカッション「どん底」文学作品の精読 90分程度
【7】映画『どん底』の映像分析講義と映像分析『どん底』映画鑑賞と感想の提出 90分程度
【8】シェークスピアの受容　「マクベス」について解説する講義とディスカッション「マクベス」文学の作品の精読 90分程度
【9】映画『蜘蛛巣城』の映像分析講義と映像分析『蜘蛛巣城』映画鑑賞と感想の提出 90分程度
【10】映画『乱』の様式性について解説する講義とディスカッション古典名画鑑賞シートの作成　指定の映画を各自が観ること90分程度
【11】夏目漱石の受容　「夢十夜」について解説する講義とディスカッション「夢十夜」文学作品の精読 90分程度
【12】映画『夢』の映像分析講義と映像分析『夢』映画鑑賞と感想の提出 90分程度
【13】山本周五郎と黒澤明　「赤ひげ診療譚」について解説する講義とディスカッション山本周五郎作品の精読　古典名画鑑賞シートの作成　指定の映画を各自が観ること90分程度
【14】映画『赤ひげ』の映像分析講義と映像分析『赤ひげ』映画鑑賞と感想文の提出 90分程度
【15】「黒澤映画」の評価と問題点 　「用心棒」と「七人の侍」について解説する講義とディスカッション『七人の侍』、『用心棒』鑑賞と感想文の提出 90分程度
評価方法
学期末テストに、古典映画映像シートやレポートなどの平常点を加味する。
割合はテスト７０パーセント、シート提出３０パーセント
教科書
毎時プリントを配布する。映像シートも配布する。教科書は使用しない。
参考図書
図書館などの映像作品のビデオ・DVD資料
備考
オフィスアワー水曜日１０：４５〜１２：１５ 研究棟(7号館)6階研究室

様々な映画・ドラマなどを貪欲に観てその技法を学ぶ努力が大切。指定の映画を図書館のＤＶＤなどで必ず観ること。