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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11520 | 担当教員名 | 矢次 斉之 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 資格 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年~ |
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授業概要 |
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・図書館に関わる「①制度」と「②経営」について学ぶ。双方において、特に今日の「社会環境」や「利用者の情報ニーズや価値観」の変化に対応するために何が求められるかを本質と活動の双方の観点で学ぶ。 ①「制度」とはきまりとしての「枠組み」である。公共図書館をはじめとする各種図書館のサービスを支える枠組みとなる「法令」や「文書」などについて一通りの知識を得て、その意義を理解し、あり方を考察する。 ②「経営」とは企業の営利行為に限定されるものではなく、あらゆる組織や個人が「資源を使って」「目的を果たす」ために行う営みを意味する。図書館の運営においても、蔵書などの情報源や図書館員という「資源を使って」、最適な情報を最適なかたちで提供して利用者の満足を得るという「目的を果たす」点において一人ひとりに経営の観点が求められる。図書館に固有の公共性などの特性も踏まえ、組織運営や事業活動の最適化の基礎的理論などについて学ぶ。 |
到達目標 |
1. 図書館の事業やサービスに関わる法令や代表的な資料についての基礎的な知識を身につけて説明できるようになる。【知識(理解)、技能(表現)】 2. 各々の図書館に固有のミッション(使命)や目的を継続的かつ計画的に遂行するために必要な「組織運営」、「財政」、「マーケティング」、「評価」などに関する知識を身につけて、問題意識を含めて説明できるようになる。【知識(理解)、態度(関心・意欲)】 3. 業務委託や指定管理者制度の広がりなどの現状を理解し、事例や問題点を含めて論述できるようになる。【知識(理解)、思考・判断】 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | ガイダンス・図書館における制度と経営 | 講義 | |
【2】 | 図書館制度の概観 | 講義 | Ⅰ部 1章の復習/10分 |
【3】 | 図書館関係法案(日本国憲法・教育基本法・地方自治法等) | 講義 | Ⅰ部 2章の復習/10分 |
【4】 | 図書館法 | 講義 | Ⅰ部 3章の復習/10分 |
【5】 | 国立国会図書館法・学校図書館法など | 講義 | Ⅰ部 4章の復習/10分 |
【6】 | 子どもの読書活動の推進に関する法律、文字・活字文化振興法 | 講義 | Ⅰ部 5章の復習/10分 |
【7】 | 著作権法・公共サービス基本法・障害者差別解消に関連の法・個人情報保護制度など | 講義 | Ⅰ部 6章の復習/10分 |
【8】 | 国・地方公共団体の図書館政策 | 講義 | Ⅰ部 7章の復習/10分 |
【9】 | 図書館の経営、図書館の公共性 | 講義・グループワーク | Ⅱ部 1-2章の復習/10分 |
【10】 | 図書館の組織と職員 | 講義 | Ⅱ部 3章の復習/10分 |
【11】 | 図書館の財政と予算 | 講義 | Ⅱ部 4章の復習/10分 |
【12】 | 図書館における計画とマーケティング | 講義 | Ⅱ部 5章の復習/10分 |
【13】 | 図書館の経営評価 | 講義 | Ⅱ部 6章の復習/10分 |
【14】 | 図書館の管理形態の多様化 | 講義・グループワーク | Ⅱ部 7章の復習/10分 |
【15】 | まとめ・これからの図書館を考える | 講義 | 期末レポート作成/60分 |
評価方法 |
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レポ-ト70%、平常点30%(授業態度を含む)。 |
教科書 |
『図書館制度・経営論(現代図書館情報学シリーズ2)』、糸賀雅児他、樹村房、2013年、税込2,000円+税、ISBN 978-4-88367-202-8。第1回の授業から教科書を使用するので必ず購入してください。教科書の他にプリントを使用します。 |
参考図書 |
『図書館ハンドブック 第6版補訂2版』 日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会(編)、日本図書館協会、2016年、ISBN 978-4-8204-1609-8。 |
備考 |
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【オフィスアワー】(月~金 9:30~12:00)図書館1階の事務室におります。これ以外の時間帯も在室中は対応します。 【実務経験】民間企業所属時に大学・各種研究機関で情報検索の概論、各種データベース実習の授業・講習を担当(1992-2015年)。 【Google Classroom 授業コード】regvejs【e-mailアドレス】yatsugi@kgw.bunri-u.ac.jp |