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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11538 | 担当教員名 | 下田 祐輔 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 通年 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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近世を代表する俳人、芭蕉の文業は、今日に至るまで読み継がれ、多方面に大きな影響を及ぼしている。その俳諧紀行文の代表作である『おくのほそ道』を読み込んでいく。各地の自然や史蹟での感慨、人々との出会いや共感、別れなどの様々なエピソードを、和漢の数多くの古典を織り込みながらつづられ、時空を自在に超えつつ作者の人間探究は深みを増していく。通年の演習という科目の利点を生かしながら本作品及びそれに関わる多くの作品をじっくり味読し、今日の私たちの更なる探究に資していきたい。 |
到達目標 |
発句・俳文などの、切りつめられた言葉による深い文学表現を読み解く方法を培い、単なる通釈ではなく、深遠な作品世界の理解に至り、それを自らの言葉で述べ、文章化できること。日本文学の特色ある一分野である短詩形文学に対する関心を高めること。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 芭蕉の旅と俳諧 | 講義 | 予習 テキスト「芭蕉略年譜」(317~331頁)を読み、不明な語句等を調べておく。 復習 芭蕉七部集の各句集について、編者と集の概要とを成立順にまとめる。計90分 |
【2】 | 芭蕉の紀行文 | 講義 | 予習 テキスト「解説」の294~311頁を読み、不明な語句等を調べておく。 復習 芭蕉の紀行文各作品の概要をその成立順にまとめる。計90分 |
【3】 | 『おくのほそ道』の諸本と参考文献 | 講義 | 予習 テキスト「解説」の311~316頁を読み、不明な語句等を調べておく。 復習 参考文献リストを作成する。計90分 |
【4】 | 『おくのほそ道』発端 | 演習 | 予習 「発端」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【5】 | 『おくのほそ道』旅立ち | 演習 | 予習 「旅立ち」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【6】 | 『おくのほそ道』草加 | 演習 | 予習 「草加」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【7】 | 『おくのほそ道』室の八島 | 演習 | 予習 「室の八島」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【8】 | 『おくのほそ道』日光 | 演習 | 予習 「日光」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【9】 | 『おくのほそ道』那須野 | 演習 | 予習 「那須野」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【10】 | 『おくのほそ道』黒羽・雲巌寺 | 演習 | 予習 「黒羽・雲巌寺」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【11】 | 『おくのほそ道』殺生石・遊行柳 | 演習 | 予習 「殺生石・遊行柳」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【12】 | 『おくのほそ道』白河の関 | 演習 | 予習 「白河の関」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【13】 | 『おくのほそ道』須賀川 | 演習 | 予習 「須賀川」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【14】 | 『おくのほそ道』浅香山・信夫の里 | 演習 | 予習 「浅香山・信夫の里」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。計90分 復習 この条の解釈をまとめる。 |
【15】 | 『おくのほそ道』飯塚の里・笠島 | 演習 | 予習 「飯塚の里・笠島」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 ここまでの演習を踏まえ、研究レポートをまとめる。 |
【16】 | 『おくのほそ道』武隈の松・宮城野 | 演習 | 予習 「武隈の松・宮城野」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。計90分 復習 この条の解釈をまとめる。 |
【17】 | 『おくのほそ道』壺の碑・末の松山・塩竃 | 演習 | 予習 「壺の碑・末の松山・塩竃」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。計90分 復習 この条の解釈をまとめる。 |
【18】 | 『おくのほそ道』松島(1) | 演習 | 予習 「松島」の条(前半)の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【19】 | 『おくのほそ道』松島(2)・瑞巌寺 | 演習 | 予習 「松島」(後半)・「瑞巌寺」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。計90分 復習 この条の解釈をまとめる。 |
【20】 | 『おくのほそ道』石巻・平泉(1) | 演習 | 予習 「石巻」と「平泉」(前半)の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。計90分 復習 この条の解釈をまとめる。 |
【21】 | 『おくのほそ道』平泉(2) | 演習 | 予習 「平泉」の条(後半)の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【22】 | 『おくのほそ道』尿前の関・尾花沢 | 演習 | 予習 「尿前の関・尾花沢」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。計90分 復習 この条の解釈をまとめる。 |
【23】 | 『おくのほそ道』立石寺 | 演習 | 予習 「立石寺」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【24】 | 『おくのほそ道』最上川 | 演習 | 予習 「最上川」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【25】 | 『おくのほそ道』出羽三山(1)羽黒山 | 演習 | 予習 「出羽三山」(羽黒山)の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【26】 | 『おくのほそ道』出羽三山(2)月山・湯殿山 | 演習 | 予習 「出羽三山」(月山・湯殿山)の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。計90分 復習 この条の解釈をまとめる。 |
【27】 | 『おくのほそ道』酒田・象潟 | 演習 | 予習 「酒田」「象潟」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【28】 | 『おくのほそ道』越後・越中 | 演習 | 予習 「越後」「越中」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 |
【29】 | 『おくのほそ道』加賀・越前 | 演習 | 予習 「加賀」「越前」の条の本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。 |
【30】 | 『おくのほそ道』大垣まで | 演習 | 予習 大垣の条までの本文び注を熟読し、語句の典拠となる古典作品を調べておく。 復習 この条の解釈をまとめる。計90分 ここまでの演習を踏まえ、研究レポートをまとめる。 |
評価方法 |
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演習への取り組み(50%)、学期末試験(50%)により評価する。 |
教科書 |
『新版 おくのほそ道』潁原退蔵・尾形仂訳注(角川ソフィア文庫 821円) |
参考図書 |
『おくのほそ道評釈』尾形仂(角川 日本古典評釈・全注釈叢書) 『芭蕉文集』(岩波 日本古典文学大系) 『芭蕉七部集』(岩波 新日本古典文学大系) 『松尾芭蕉集①~③』(小学館 新編日本古典文学全集) (他は授業時に説明する。) |
備考 |
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質問等は主として火曜Ⅱ講時に614研究室にて受け付ける。 |