徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本文学演習��a(Japanese Literature Seminar ��a)

科目番号11546担当教員名倉本　昭単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次2年
授業概要
日本古典文学への入門を修了し、いよいよ独自に日本の古典の豊かな世界に分け入っていく演習を行う。演習とは各自が精読した作品の読みをクラス全員に納得できるレベルで発表し、フィードバックを経て自分の「読む力」を高めるものである。それにより古典はより魅力を増すことだろう。今年度は江戸時代中期の物語作者・荒木田麗が書いた和文歴史物語『月のゆくへ』を精読する。内容は清盛の出世から平家没落までの流れを流麗な和文で書いたもの。随所に和歌が出てくるから韻文鑑賞にも役立つ。既存の注は簡易なので、新たに訳注を施せば、クラスで画期的な現代向けテキストが出来上がる。
　
到達目標
�〆酩覆領鮖謀�・風俗史的背景を理解し、作品世界が立体的・ヴィジュアル的に把握できるようになる。
��丁寧な古典注釈・現代語訳を重ね、独自に古典が読みこなせるスキルを養える。　
��レジュメをもとにして説得力ある発表・プレゼンををすることができる。
�は斥�性と感性の両輪がそろったレポートを発展的に書くことができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】荒木田麗の時代―和学者の文学と歴史学講義 質疑講義で取り上げた麗以外の和学者についてウィキ等で調べ、ノートに略歴を書き込む（90分程度）
【2】平安時代末期の歴史と風俗考証講義 質疑平安末期に関する歴史マンガ、歴史図録、児童向け歴史書などを読み、概略把握（90分程度）
【3】参考文献の把握講義 質疑図書館でとったメモをノートに添付。補足を余白に書き込む。（90分程度）
【4】『月のゆくへ』自序を読む��講義 質疑配布したテキストを予復習に一読する。わからない言葉を古語辞典で引いておく（90分程度）
【5】『月のゆくへ』自序を読む��講義 質疑配布したテキストを予復習に一読する。わからない言葉を古語辞典で引いておく（90分）
【6】発表の心構えとテキストの準備講義 質疑輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【7】輪読『月のゆくへ』�＼鏡溝翔�輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【8】輪読『月のゆくへ』��大嘗会輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【9】輪読『月のゆくへ』�８綰魏亘々�輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【10】輪読『月のゆくへ』�ぜ飴卞眇堂�輪読演習これまで配布された資料全てをファイルに整理し、次週持ち込んで編集会議に臨む（90分程度）
【11】『月のゆくへ』鑑賞マニュアル編集会議��討論・グループワーク会議メモを整理して、グループで更に話し合う（90分程度）
【12】『月のゆくへ』鑑賞マニュアル編集会議��討論・グループワーク会議メモを整理して、グループで更に話し合う（90分程度）
【13】『月のゆくへ』鑑賞マニュアル編集��討論・グループワーク授業外にも編集作業を継続（90分から120分）
【14】『月のゆくへ』鑑賞マニュアル編集��討論・グループワーク授業外にも編集作業を継続（90分から120分）
【15】前期総括　鑑賞マニュアル初校披露講義 質疑夏季休暇を前に、再度グループで初校の校正に臨む（90分から120分）
【16】輪読『月のゆくへ』�ス嗚〇佞龍�訴輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【17】輪読『月のゆくへ』��上皇受戒輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【18】輪読『月のゆくへ』��殿上乗合事件輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【19】輪読『月のゆくへ』�┷�上元服輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【20】輪読『月のゆくへ』��徳子入内輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【21】輪読『月のゆくへ』��平家の公達輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【22】輪読『月のゆくへ』��斎宮御隠れ輪読演習3Q・4Qでこれまで配布された資料全てをファイルに整理し、次週持ち込んで編集会議に臨む（90分程度）
【23】『月のゆくへ』鑑賞マニュアル編集会議��討論・グループワーク会議メモを整理して、グループで更に話し合う（90分程度）
【24】『月のゆくへ』鑑賞マニュアル編集会議��討論・グループワーク会議メモを整理して、グループで更に話し合う（90分程度）
【25】『月のゆくへ』鑑賞マニュアル編集��討論・グループワーク授業外にも編集作業を継続（90分から120分）
【26】『月のゆくへ』鑑賞マニュアル編集��討論・グループワーク授業外にも編集作業を継続（90分から120分）
【27】輪読『月のゆくへ』��大輪田泊輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【28】輪読『月のゆくへ』��平家の上臈輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【29】輪読『月のゆくへ』��今上の為政輪読演習輪読担当者はレジュメの準備、聞く側は本文を読みこんで、気づきや疑問点を挙げておき、質問できるよう。（90分から120分程度）
【30】後期総括　鑑賞マニュアル披露講義 質疑鑑賞マニュアルは各班修訂したうえに担当者に提出（90分から120分程度）。
評価方法
輪読の発表（50％）とグループで編集する鑑賞マニュアル（40％）と授業に臨む積極的姿勢を勘案して総合的に判断する。
教科書
使用しない。テキストは担当者からプリントなどで配布する。　
参考図書
授業中に適宜紹介する。
備考
オフィスアワー　火曜2および5講時　研究室にて受け付ける。
科目ナンバー　4ANB201S
実務経験　なし