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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】日本文学講読BII (Japanese Literature BⅡ)　

科目番号	11623	担当教員名	佐々木　亨	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
昔話として著名な「猿蟹合戦」を、近世期から明治初期の絵本類によりつつ分析する。何故猿と蟹なのか、猿と蟹の生死は、そして「合戦」は存在したのか、等々の問題に取り組むことになる。
到達目標
昔話の多様性を発見し、相違点を指摘しつつこれ等を比較検討して、生じた理由を考察し、自らの言葉でその内容を表現して纏め、客観的に思考する能力を身に付ける。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	ガイダンス	講義	予習は現代絵本の「猿蟹合戦」ものを複数見る。復習は授業で扱う作品のリストを作成する。共に授業時間数を要す。
【2】	明治期豆本『猿かに合戦』其の一	講義と質疑応答	予習は同作三丁表まで読む。復習は『豆本集成』の同作解説を要約する。共に授業時間数を要す。
【3】	明治期豆本『猿かに合戦』其の二	同上	予習は同作六丁裏まで読む。復習は同作特徴を纏める。共に授業時間数を要す。
【4】	幕末豆本『猿かにはなし』其の一	同上	予習は同作四丁表まで読む。復習は『豆本集成』の同作解説を要約する。共に授業時間数を要す。
【5】	幕末豆本『猿かにはなし』其の二教場レポート①	同上	予習は同作四丁裏まで読む。レポート①の下書。復習は同作特徴を纏める。共に授業時間数を要す。
【6】	赤本『さるかに合戦』其の一レポート①返却と講評	同上	予習は同作三丁表まで読む。復習はレポートの推敲。共に授業時間数を要す。
【7】	赤本『さるかに合戦』其の二	同上	予習は同作五丁裏まで読む。復習は同作特徴を纏める。共に授業時間数を要す。
【8】	赤本『猿のいきぎも』	同上	予習は同作最終丁まで読む。復習は同作特徴を纏める。共に授業時間数を要す。
【9】	赤本『猿蟹合戦』其の一教場レポート②	同上	予習は同作三丁表まで読む。レポート②の下書。復習は『近世子どもの絵本集』の同作解説を要約する。共に授業時間数を要す。
【10】	赤本『猿蟹合戦』其の二レポート②返却と講評	同上	予習は同作六丁表まで読む。復習は返却レポート②の推敲。共に授業時間数を要す。
【11】	赤本『猿蟹合戦』其の三	同上	予習は同作十丁表まで読む。復習は同作特徴を纏める。共に授業時間数を要す。
【12】	赤本『今様噺猿蟹合戦』其の一	同上	予習は同作三丁表まで読む。復習は江戸・上方両絵本の形式的特徴を纏める。共に授業時間数を要す。
【13】	赤本『今様噺猿蟹合戦』其の二	同上	予習は同作六丁表まで読む。復習は『近世子どもの絵本集』の同作解説を要約する。共に授業時間数を要す。
【14】	赤本『今様噺猿蟹合戦』其の三教場レポート③	同上	予習は同作九丁表まで読む。レポート③の下書。復習は同作特徴を纏める。共に授業時間数を要す。
【15】	まとめ　レポート③返却と講評	講義	予習は「合戦」と題する所以を考察する。復習は返却レポート③の推敲。共に授業時間数を要す。

評価方法
三回の教場レポート合算点レポートの実施日は変更する場合もある。
教科書
プリントを用意する。
参考図書
『近世子どもの絵本集』江戸篇・上方篇　『幕末明治／豆本集成』

備考
主として木曜日Ⅴ限611研究室にて質問等を受け付ける。実務経験なし。クラスコード　kvpqist