徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本語コミュニケーションAc

科目番号20515担当教員名西田　誠単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
　社会において〈コミュニケーション〉が必要であることは誰でも知っている。では、〈コミュニケーション〉とは何か？　なぜ、どのように必要か？　という問いに答えられるであろうか。さらに、〈コミュニケーション〉についての知識・理論を得るだけでは十分ではない。それらを「身に付け」「使え」なければならない。授業では、〈コミュニケーション能力〉の養成を目的とする（Ａ・Ｂとも）。
　Ａでは、まず〈コミュニケーション〉について共通認識を持つことから始める。このことから〈コミュニケーション能力〉のための、課題、取り組み方を明らかにし、「話す」「聞く」を中心に実践を行っていく。
　Ｂでは、Ａでの実践から得た課題を踏まえて、「話す」「聞く」に加えて、「読む」「書く」、更には「ディスカッション」「プレゼンテーション」の実践を行う。
到達目標
　〈コミュニケーション能力〉は、解釈力・表現力・論理的思考力を総合したものである。また、本授業は、「身に付け」「使える」ことを目的とするため、その到達度を数値等で示すことは難しい。そこで、到達目標は、受講生一人一人が〈コミュニケーション〉についての自らの考えを確立すること、そして、「コミュニケーション能力養成」のための具体的方法を見出し実践することとする。これを、期末課題で確認する（Ａ・Ｂとも）。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】〈コミュニケーション〉の必要性。
　「伝え」なければ「評価」されない。このことを確認、認識する。		講義　
【2】〈コミュニケーション〉は手段。
　　「どう」伝えるか？　よりも「なに」を、「誰」に伝えるか？　が先決。〈コミュニケーション〉は、手段であってそれ自体が目的ではない。このことを確認、認識する。		講義　
【3】「伝わらない」。
　　必要な情報、自分の思いや考えは、ほとんど伝わらない。その理由を明らかにして、必要な内容を伝える方法・工夫を理解する。		講義　
【4】４　実践�　ー�己紹介
　　それは「相手」に伝えたいことか、そして、それは「相手」が知りたいことか？〈コミュニケーション〉が手段であることを再度確認する。		講義　
【5】「わかる話」「聞きたい話」。
　　「わかる」「聞きたい」内容と表現、そして、話し方について考える。		講義　
【6】今、伝えたいこと、聞きたいこと、考えたいこと。
　　次回からの実践のため、スピーチのテーマを決める。「話す」と同時に「聞く」の実践でもあるため、受講者間で共有できるテーマにする必要がある。		講義　
【7】　実践�◆．好圈璽�
　　実際のスピーチから、具体的に指摘できる課題を見つける。		講義　
【8】日本語の特質��
　　〈コミュニケーション〉のために、日本語の特性を理解する。特に、書きことばと話しことばとのギャップ、文末表現の重要性を理解する。		講義　
【9】日本語の特質��
　〈コミュニケーション・話す〉の際、書きことばと話しことばのギャップの問題は大きい。このことについて、書きことばの内容を話すことの実践により確認する。		講義　
【10】〈コミュニケーション〉の実際　面接試験。
　ここまでの授業のまとめとして、〈コミュニケーション能力〉はどのように試されるのか。就職試験の際の面接を例として、その実際から共有すべき課題を見出す。		講義　
【11】豊かな〈コミュニケーション〉とは？
　これまでの授業のさらにまとめるため、そして、課題を明らかにするため、「豊かな〈コミュニケーション〉とは？」というテーマで議論する。		講義　
【12】豊かな〈コミュニケーション〉のために。
　前回の議論のまとめを発表し、さらに議論を重ねて、〈コミュニケーション能力〉を養うための、具体的方法について考える。		講義　
【13】実践��
　テーマを決めた上でスピーチ。		講義　
【14】論理的表現、思考。
　〈コミュニケーション〉において、論理的な表現のためには、論理的思考が必要である。それを身に付ける方法として、論文の読解を行う。		講義　
【15】マナー、挨拶、敬語について。
　　〈コミュニケーション〉には、内容・表現に加え、「良好な人間関係」は欠かせない。マナー、挨拶、敬語はそのために必要である。その必要性とともに基本的な事項を理解する。		講義　
評価方法
　毎時の課題と期末試験による。
教科書
　配布資料により行う。
参考図書
　授業において適宜指示する。
備考
　「授業概要」「到達目標」でも触れたが、知識の習得・理論に理解にとどまるのではなく、「身に付け」「使える」ことを目的とするので、問題意識を持って積極的に取り組む必要がある。