徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    漢文講読

科目番号30426担当教員名下田　祐輔単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年〜
授業概要
中国の詩、即ち漢詩は、我が国においても漢字文化の伝来とともに日本人の表現の器として、日本文学における重要な一ジャンルとなった。そして近世から近代にかけての漢詩は、和歌や俳諧と同様、考えや思いをつづる身近な文学表現としてさらに洗練されていったのである。日本人はどのように漢詩を作り、味わったのか。その諸様相について、作品を味読しながら考察していく。
到達目標
近世〜近代の日本漢詩の基本的な特質を理解すること。日本漢詩の多彩な作品を解釈・鑑賞し、自らの言葉で文章化できること。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに　日本における漢詩講義　
【2】“共通言語としての漢詩・漢文”講義予習　配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 本講の要旨を文章にまとめる。
【3】日本における「漢文」とは講義予習 配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 本講の要旨を文章にまとめる。
【4】仏典にみる「翻訳」講義予習 配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 本講の要旨を文章にまとめる。
【5】漢詩を作るということ　―菅原道真の十一歳の詩から講義予習 配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 本講の要旨を文章にまとめる。
【6】漢詩の作法(さくほう)について〈１〉形式と韻講義予習 配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 本講の要旨を文章にまとめる。
【7】漢詩の作法について〈２〉リズム(平仄)講義予習 配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 本講の要旨を文章にまとめる。
【8】漢詩の作法について〈３〉近体詩の格律原則講義予習 配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 本講の要旨を文章にまとめる。
【9】江戸時代の漢詩作法手引き書講義予習 配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 本講の要旨を文章にまとめる。
【10】服部南郭の詩講義予習 服部南郭の略歴と作品について調べておく。
復習 服部南郭の作品について行き届いた解釈を施し、文章にまとめる。
【11】菅茶山の詩講義予習 菅茶山の略歴と作品について調べておく。
配付資料を熟読し、不明な語句等を調べておく。
復習 菅茶山の作品について行き届いた解釈を施し、文章にまとめる。
【12】頼山陽の詩講義予習 頼山陽の略歴と作品について調べておく。
復習 頼山陽の作品について行き届いた解釈を施し、文章にまとめる。
【13】江馬細香の詩講義予習 江馬細香の略歴と作品について調べておく。
復習 江馬細香の作品について行き届いた解釈を施し、文章にまとめる。
【14】夏目漱石と正岡子規の学生時代の詩講義予習 夏目漱石と正岡子規の交友について調べておく。
復習 夏目漱石と正岡子規の学生時代の作品について行き届いた解釈を施し、文章にまとめる。
【15】夏目漱石の晩年の詩講義予習 夏目漱石の主要な小説作品の成立時期について調べておく。
復習 夏目漱石の晩年の作品について行き届いた解釈を施し、文章にまとめる。
評価方法
授業時の小課題、及び学期末試験等により評価する。
教科書
プリントを配布する。
参考図書
金文京『漢文と東アジア　―訓読の文化圏』(岩波新書)
前野直彬著『漢文入門』(ちくま学芸文庫)
中村真一郎『江戸漢詩』(岩波書店)
村上哲見『漢詩と日本人』(講談社選書メチエ)
石川忠久『日本人の漢詩　―風雅の過去へ』(大修館書店)　他、授業時に説明する。
備考
質問等は主に金曜�弦峪�に614研究室にて受け付ける。