徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本語コミュニケーションBc

科目番号30516担当教員名西田　誠単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
　社会において〈コミュニケーション〉が必要であることは誰でも知っている。では、〈コミュニケーション〉とは何か？　なぜ、どのように必要か？　という問いに答えられるであろうか。さらに、〈コミュニケーション〉についての知識・理論を得るだけでは十分ではない。それらを「身に付け」「使え」なければならない。授業では、〈コミュニケーション能力〉の養成を目的とする（Ａ・Ｂとも）。
　Ａでは、まず〈コミュニケーション〉について共通認識を持つことから始める。このことから〈コミュニケーション能力〉のための、課題、取り組み方を明らかにし、「話す」「聞く」を中心に実践を行っていく。
　Ｂでは、Ａでの実践から得た課題を踏まえて、「話す」「聞く」に加えて、「読む」「書く」、更には「ディスカッション」「プレゼンテーション」の実践を行う。
到達目標
　〈コミュニケーション能力〉は、解釈力・表現力・論理的思考力を総合したものである。また、本授業は、「身に付け」「使える」ことを目的とするため、その到達度を数値等で示すことは難しい。そこで、到達目標は、受講生一人一人が〈コミュニケーション〉についての自らの考えを確立すること、そして、「コミュニケーション能力養成」のための具体的方法を見出し実践することとする。これを、期末課題で確認する（Ａ・Ｂとも）。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】〈コミュニケーション〉の必要性�　ー�業計画
　前期Ａでは、〈コミュニケーション〉について、「伝える」「話す」（共に発信）を中心に授業を行った。後期Ｂにあたり、発信については「書く」、受信については「読む」「話す」を授業内容に加えること、その上で、「ディスカッション」「プレゼンテーション」を行うことを確認する。		講義　
【2】〈コミュニケーション〉の必要性��
　「伝えなければ評価されない」。このことを再度確認する。「授業概要」「到達目標」で示した通り、知識・理論、そして技術を、「身に付け」「使え」なければならないことを共有の課題とする必要があるからである。		講義　
【3】〈書く〉ために〈読む〉
　多くの人は〈書く〉を最も苦手とするかもしれない。書いて（主に文章）伝えるためには、まず、〈読む〉能力が必要である。「読み手」の立場にならなければ、〈書く〉ことに工夫は出来ない。論文の読解を行う。		講義　
【4】文章の構成は一語の意味から
　読解を通じて、文章とは「一語」の説明であることを理解する。言いかえれば、一つ一つのことばを定義することともいえる。		講義　
【5】〈文章表現〉実践��
　この実践は、単に文章を作成するのではなく、共通のテーマを決め、自分の作成した文章を読者に供する、その上で議論することである。「どう書くか」の前に、「なに」を「誰」に伝えるかが先決である。読み手を意識した文章表現を実践する。		講義　
【6】〈文章表現〉実践��
　�，撚歛蠅鯡世蕕�にし、〈文章表現〉に必要な知識・理論について考える。		講義　
【7】〈プレゼンテーション〉の役割と目的
　〈プレゼンテーション〉は「説明」ではない。説明を目的とするのであれば、文章による配布資料の方が適している。このことをはじめとして、〈プレゼンテーション〉の役割と目的を理解する。		講義　
【8】〈プレゼンテーション・ストーリー構成〉
　〈プレゼンテーション〉に限らず、文章表現においても、「ストーリー構成」（話の組み立て）は重要である。多くは、序論・本論・結論となる。このことをはじめとして、〈プレゼンテーション〉についての基本的な知識・理論を理解する。		講義　
【9】〈プレゼンテーション〉の実践��
　これまでの授業展開と同じく、テーマを決めた上で、〈プレゼンテーション〉の実践を行う。		講義　
【10】〈プレゼンテーション〉の実践��
　実践によって課題を明らかにする。おそらくは、一方通行のコミュニケーションが問題になると思われる。これは、相手（聞き手）を想定しないためであり、〈プレゼンテーション〉が「説明」ではないことを実感することとなる。		講義　
【11】〈プレゼンテーション・身ぶり、手ぶり、態度〉
　〈プレゼンテーション〉においては、言語が重要な役割を果たすことは言うまでもないが、それ意外の要素「身ぶり、手ぶり、態度」も、想像以上に重要である。このことを理解する。		講義　
【12】メモ・質問
　議論の場では、「メモ・質問」は欠かせない。その必要性と、どうすれば「メモ・質問」を実現できるか。このことについて考える。		講義　
【13】〈コミュニケーション〉と想像力
　ここで言う「想像力」とは、相手（聞き手・読み手・聴衆）を「思いやる」ことである。それは、決して心情的なものではなく、相手のニーズ、趣味経験、語彙力解釈力等、を分析し「どうすれば伝わるか」を論理的に考えることである。		講義　
【14】〈ディスカッション〉
　この〈ディスカッション〉は、次回の文章作成のテーマを決め、自己の考えを確立するのに供する。		講義　
【15】文章表現〉
　まつめとして。		講義　
評価方法
　毎時の課題と期末試験による。
教科書
　配布資料により行う。
参考図書
　授業において適宜指示する。
備考
　「授業概要」「到達目標」でも触れたが、知識の習得・理論に理解にとどまるのではなく、「身に付け」「使える」ことを目的とするので、問題意識を持って積極的に取り組む必要がある。
オフィスアワー　金曜日５限（16時25分〜）管理棟1階講師控室