徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本美術史

科目番号00034担当教員名濱田 宣単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年~
授業概要
〔授業概要〕テーマは『日本仏像彫刻史』。仏像は、仏教とともにアジア諸地域において展開し、各地域固有の歴史・風土を反映して造形された。わが国へは6世紀代に伝来し、大陸の影響を受けながらも独自の展開をみせた。本講では、日本の仏像について各時代における様式上の特徴をとらえて、日本美術の特色について考える。さらに、人々のさまざまな祈りにこたえて仏師の技が駆使され、長い時の流れのなかでさまざまな姿に造形された仏像は、先人たちの生きた時代の証でもあるといえるため、仏像の変遷を考察することが、その時代を知る一つの糸口となることも考えていきたい。
〔到達目標〕大陸から伝来し、常にその影響を受けつつ日本において独自に展開した仏像の変遷について理解するとともに、各時代の社会の展開と仏像の変化の兼ね合いについても認識する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】仏教美術と日本文化 ―仏教とアニミズム―講義 
【2】飛鳥仏概観 ―最古級の仏像―  
【3】白鳳仏概観 ―百済観音・旧山田寺仏頭など―  
【4】天平仏概観(1) ―さまざまな技法の展開(乾漆造・塑造) ―   
【5】天平仏概観(2) ―さまざまな技法の展開(金銅造・木造(檀像)) ―   
【6】平安仏概観(1) 平安時代前期―貞観彫刻について―   
【7】平安仏概観(2) 平安時代前期―藤原彫刻について―  
【8】鎌倉仏概観(1) ―新様式の登場① 仏師運慶の作例―   
【9】鎌倉仏概観(2) ―新様式の登場② 仏師快慶の作例―  
【10】鎌倉仏概観(3) ―特色ある形式① 古典復興―  
【11】鎌倉仏概観(4) ―特色ある形式② 写実主義と宋風の影響―  
【12】仏像の見方① 如来  
【13】仏像の見方② 菩薩  
【14】仏像の見方③ 明王  
【15】仏像の見方④ 天  
評価方法
筆記試験。(注)1/3以上の欠席は不合格とする
教科書
『日本仏像史』 水野敬三郎監修 美術出版社 2,500円
参考図書
備考