徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    文化財実習Ⅱ(=考古学実習Ⅱ)

科目番号10112担当教員名大久保 徹也単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
(概要)考古学実習では、考古資料の取り扱いと観察法の基礎および資料の記録法を身につける。この場合も現実の資料を繰り返し観察することが肝要。努力してそうした機会をつくって欲しい。
試料の実見は非常に有益であるのでとくに本地域の考古資料を実際に観察し、検討する機会を重視したい。
到達目標
このうち後期の考古学実習Ⅱでは「遺物」の観察と資料化の手順をまなぶことを目標とする。実習時間は限られている。資料整理に参加するなど時間外でも積極的に技術を身につける努力をして欲しい。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】考古資料論 考古遺物の定義と種別ガイダンス講義概要整理
【2】土器の観察① 製作手順と技術的特性講義解説講義概要整理
【3】土器の観察② 弥生土器の観察実習講義ノート点検
【4】土器の観察③ 須恵器の観察実習講義ノート点検
【5】観察記録の作成① 土器実測図の作成①実測実習課題実測図作成
【6】観察記録の作成② 土器実測図の作成②実測実習課題実測図作成
【7】観察記録の作成③ 土器実測図の作成③実測実習課題実測図作成
【8】観察記録の作成④ 土器実測図の作成④実測実習課題実測図作成
【9】観察記録の作成⑤ 土器の拓本作成実測実習課題拓本図作成
【10】石器の観察① 製作手順と観察法その1講義解説講義ノート整理
【11】石器の観察② 製作手順と観察法その2実測実習課題実測図作成
【12】観察記録の作成⑥ 石器の実測①実測実習課題実測図作成
【13】観察記録の作成⑦ 石器の実測②実測実習課題実測図作成
【14】観察記録の作成⑧ 石器の実測③実測実習課題実測図作成
【15】金属遺物他の取り扱い方法について講義解説講義概要整理
評価方法
出席+レポートなど課題提出 実習は技能修得の場であるからとくに欠席については厳しく臨むことに注意して欲しい。出席回数が不足する場合は単位認定できない。
教科書
参考図書
備考
①実習はとにかく作業や機材の操作に慣れることが大切であるからもちろん出席重視。欠席回数が開講回数の1/3を越え れば原則として単位認定はできない。
②前期開講の考古学実習Ⅰは本科目と密接に関係するので、考古学実習Ⅰを修得しなければ同Ⅱの受講を認めないことがあ る。
③状況に応じて講義日を休日に振り替えて現地研修を行う場合があるので事前の指示に注意して欲しい。
④なお天候その他の事情で後期に予定している実習Ⅰの内容と一部を振り替える場合がある。
⑤なお本実習に関連して考古資料の集中的な観察をおこなうため、本実習履修学生を対象として前期に「考古資料の観察法」(2単位)を開講する。実習履修学生は積極的に受講して欲しい。