徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本語の文体 (Japanese Stylistics)

科目番号10328担当教員名青木　毅単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
　日本語の表記様式･文体は、中世に成立した漢字仮名交じり文･和漢混淆文が基本となって、多様化の方向で発展してきている。古代･中世を中心に、漢字仮名交じり文･和漢混淆文の成立･発展の過程をたどりつつ、表記様式･文体の変遷を概観する。その際、表記様式と文体との相関性に注目しながら、表記の変化が日本語の文体をいかに変化させたかを見ていく。
到達目標
�仝渋綟�本語の文体のルーツと歴史的変遷の概要を理解する。
��日本語には様々な文体が存在することを理解し、それらを書き分ける意義が分かる。
�８渋綟�本語における様々な文体を使い分けることができる。
�せ弭佑里△衒�（主観的・客観的等）によって、文体も異なってくることが分かる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション─文体とは何か─講義「文体」という用語を事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
講義内容ふまえて、文体の定義をノートに記述する。（60分）
【2】漢字の伝来─時期と経路─講義と課題プリント「漢字の伝来」について事典で調べ、ノートに記載する。（30分）
講義内容をふまえて、漢字伝来の時期と経路について、ノートにまとめる。（60分）
【3】漢字による日本語の表記─訓字による表記─講義と課題プリント「訓字」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
漢字による日本語の表記に関して、訓字の特徴をノートにまとめる。（60分）
【4】漢字による日本語の表記─万葉仮名による表記─講義と課題プリント「万葉仮名」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
漢字による日本語の表記に関して、万葉仮名の特徴をノートにまとめる。（60分）
【5】漢字による日本語の表記─訓字万葉仮名の交用─講義と課題プリント『万葉集』の表記について参考書で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
漢字による日本語の表記に関して、訓字万葉仮名交用表記の特徴をノートにまとめる。（60分）
【6】日本語文の成立─漢文訓読文─講義と課題プリント「漢文訓読文」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
講義内容をふまえて、漢文訓読文の文体的特徴をノートにまとめる。（60分）
【7】日本語文の成立─変体漢文─講義と課題プリント「変体漢文」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
講義内容をふまえて、変体漢文の文体的特徴をノートにまとめる。（60分）
【8】日本語文の成立─万葉仮名文─講義と課題プリント「万葉仮名文」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
講義内容をふまえて、万葉仮名文の文体的特徴をノートにまとめる。（60分）
【9】万葉仮名文から平仮名文（和文）へ講義と課題プリント「平仮名文（和文）」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
万葉仮名文から平仮名文へと変化する過程について、ノートにまとめる。（60分）
【10】和文の成立とその特色─『古今和歌集』仮名序─講義と課題プリント『古今和歌集』について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
『古今和歌集』仮名序の文章について、初期和文としての特色をノートにまとめる。（60分）
【11】和文の成立とその特色─『土左日記』─講義と課題プリント『土左日記』について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
『土左日記』の文章について、初期和文としての特色をノートにまとめる。（60分）
【12】和文の成立とその特色─『竹取物語』─講義と課題プリント『竹取物語』について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
『竹取物語』の文章について、初期和文としての特色をノートにまとめる。（60分）
【13】和漢混淆文の成立とその特色─『今昔物語集』（表記）─講義と課題プリント『今昔物語集』の表記について参考書で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
『今昔物語集』の表記について、その特色をノートにまとめる。（60分）
【14】和漢混淆文の成立とその特色─『今昔物語集』（文体）─講義と課題プリント『今昔物語集』の文体について参考書で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
『今昔物語集』の文体について、その特色をノートにまとめる。（60分）
【15】まとめ─和漢混淆文の成立─講義期末試験に備えてノートを整理する。（90分）
評価方法
授業への取り組み方（40％）、筆記試験（60％）
試験および課題に対するフィードバックは、基本的に対面の授業時に行うが、必要に応じて「クラスルーム」も利用する。
教科書
授業時にプリントを配付する。
参考図書
『岩波講座日本語 10 文体』（岩波書店）
備考
オフィスアワー：金曜・３講時・研究棟615研究室（質問等を受け付けます）
科目ナンバー：4ANG302L

本学以外の実務経験なし