徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    考古学概論 (Introduction to Archaeology)

科目番号10523担当教員名大久保 徹也単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
本講義では考古学の基礎を理解する。考古学とは過去の人間(社会)が作りだし、使った道具と施設の分析を通じて過去社会の特徴を復元するものである。
したがって道具や施設(=考古資料(遺物と遺跡/遺構)を観察する能力を研ぎ澄ます必要がある。
自ら資料を観察して理解しようとする姿勢が重要だ。
小学校~高等学校のように、教科書の一部を暗記することと、同じ感覚では大変まずい。最初にこのことをしっかり身につけよう。
これまでの研究成果の概括的な解説は後期開講の地域史研究Aでおこなうので、引き続き同科目を受講することを勧める。
到達目標
知識:①基本的用語の理解
態度:①関係項目について図書館等を利用して自主的に復習する姿勢
   ②講義内容から発展的かつ応用的に思考する姿勢
技能:①講義内容を適切に記録するノート作成の工夫
思考:①論理的な思考 論拠を提示した説明
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】歴史学と考古学 過去を復元する資料の様々講義(一斉講義形式)復習(講義ノート点検補筆)通算2~3時間程度
【2】考古学的に現代社会を読み解いてみよう1講義(一斉講義形式)復習(講義ノート点検補筆)および課題に取り組む
復習通算2時間程度 別に課題対応に3時間内外
【3】考古学的に現代社会を読み解いてみよう2講義(一斉講義形式)課題に取り組む
復習通算2時間程度 別に課題対応に3時間内外
【4】考古学的に現代社会を読み解いてみよう3講義(一斉講義形式)課題に取り組む
復習通算2時間程度 別に課題対応に3時間内外
【5】考古学的に現代社会を読み解いてみよう4課題発表と講評 まとめレポート作成 1日2時間内外は必要であろう
【6】過去社会の解明を試みる。1 道具(遺物)から読み解く弥生時代社会1講義(一斉講義形式) 弥生時代に属する主要な遺物について復習と予習 弥生時代の代表的な遺物リストアップ 復習当日と翌日で2時間程度+翌週までにリスト作成
【7】過去社会の解明を試みる。2 道具(遺物)から読み解く弥生時代社会2講義(一斉講義形式) 弥生時代を特徴づける遺物 機能を復元する方法1 遺物の材質・形状・使用痕復習(講義ノート点検補筆)
当日と翌日で3時間程度
【8】過去社会の解明を試みる。3 道具(遺物)から読み解く弥生時代社会3講義(一斉講義形式) 弥生時代を特徴づける遺物 機能を復元する方法2 遺物の出土状態復習(講義ノート点検補筆)
当日と翌日で3時間程度
【9】過去社会の解明を試みる。4 施設(遺構・遺物)から読み解く弥生時代社会1講義(一斉講義形式) 弥生時代を特徴づける遺構・遺跡復習と予習 弥生時代の代表的な遺跡リストアップ
復習当日と翌日で2時間程度+翌週までにリスト作成
【10】過去社会の解明を試みる。5 施設(遺構・遺物)から読み解く弥生時代社会2講義(一斉講義形式) 遺構・遺跡の分析復習(講義ノート点検補筆)
当日と翌日で3時間程度
【11】過去社会の解明を試みる。6 年代決定論1講義(一斉講義形式) 遺跡の分析を通じた年代推定法復習(講義ノート点検補筆)
当日と翌日で3時間程度
【12】過去社会の解明を試みる。7 年代決定論2講義(一斉講義形式) 遺物の分析を通じた年代推定法復習(講義ノート点検補筆)
当日と翌日で3時間程度
【13】過去社会の解明を試みる。8 年代決定論3 講義(一斉講義形式) 自然化学的手法による年代推定
+期末レポート作成に関するガイダンス
復習(講義ノート点検補筆)+レポート記述項目の作成
復習通算2時間程度+レポート作成準備
【14】期末レポート作成指導1レポート作成指導レポート作成
【15】期末レポート作成指導2レポート作成指導レポート作成
評価方法
期末レポート(100%)
教科書
なし
参考図書
なし ただし、講義の進捗に応じて適宜、関係する書籍などを紹介する。
備考
google classroomの科目コード kzqja7o

学則に沿って講義回数1/3以上の欠席で単位不認定となることあらためて注意!やむを得ず欠席の場合はできるだけ事前に、また事後速やかに(概ね次回講義以前)に申し出ること。事情を勘案してレポート提出を以て出席に代えるなどの措置をとることがある。
原則として月曜日午後在室。ただし調査指導などの理由により学外に出ることもあるので、質問等がある場合は事前にメールでアポをとることが奨める。    連絡先→tokubo@me.com
*前職において12年間、考古学研究・調査および文化財保護に携わってきたが、その職務として「講義」を担当したことはない。関連した研究報告・公開講座等の経験は多いが、これは「講義」とは性格を異にするものである。故に厳密には本科目に係る実務経験はないということになる。