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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11758 | 担当教員名 | 大久保 徹也 | 単位 | 6単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 通年 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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(概要) 実習・演習Ⅰ等を通じて修得してきた専門知識等を基礎として、関心を持った課題解決に向けての取り組みを指導する。研究を進めることを通じて、論文の構成・文章表現力などを指導する。以下、注意点を少し記しておこう。 ①第一に考えなければならないのはテーマ選定だ。何を明らかにしたいのか? ②どんなに秀逸なテーマであっても、それを論じる材料がなければただの空想に終わる。①にも関係するが研究課題の解決に合致した材料があるのかその見通しを早めに立てることが必要だ。ただただデータだけ集めて「すごいでしょう」という話は止めておこう。 ③さらに卒業研究には厳格な提出期限がある。限られた時間内でどこまでとりくめるかリアルに構想しよう。 ④初心者(論文作成の)にとって、おそらく論理的に組み立てられた長大な(と思えるだろう。)論説文の執筆に困難を覚えるだろう。しかしこの経験が大切だ。原稿執筆に十分な時間がとれるように年間計画をたてよう。文章は書き直せば書き直すほど確実に内容が引き締まってよくなるものだ。 |
到達目標 |
①研究課題についての研究史を整理する、②課題解決のための資料や情報などのデータを収集する、③収集したデータを分析し新しい視点を見出す、④分析結果から考察をまとめ、論文としてまとめることである。 当初から一年間を通じて倦まず弛まず卒業研究に取り組む『態度』を堅持し、卒業研究の取りまとめに必要な『知識』を獲得することを期待する。 また悉皆調査と称して無目的にデータを積み上げるだけでは「研究」の名に値しないことをよくよく理解して、データから傾向を読みとり、それを論理的にとりまとめる「思考」能力を研ぎ澄ます最大の機会と受けとめてほしい。 データの的確な収集と解析を基礎とした論理的な思考が、今後の長~い「社会人生活」の中で分野を問わず有意義だ。だから社会人デビュー前に充分力を研ぎ澄まして欲しい。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 報告と討議(テーマ選定について) | 演習Ⅱを利用して、テーマ選定作業の進捗状況を具体的に個別発表(15分程度/人)・事後講評・指導 | 「研究テーマと進め方」案作成 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【2】 | 報告と討議(テーマ選定について) | データ収集の見通しを加味したテーマ選定の妥当性について個別報告(15分/人)・事後講評・指導 | 「研究テーマと進め方」案作成 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【3】 | 報告と討議(テーマ選定について) | データ収集の見通しを加味したテーマ選定の妥当性について再検討結果を個別報告(15分/人)・事後講評・指導 | 「「研究テーマと進め方」案作成 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【4】 | 報告と討議(テーマ決定) | 研究テーマの発表(15分程度/人)・事後講評・指導を経てテーマ決定 | 「研究テーマと進め方」修正案作成 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【5】 | 報告と討議(データ収集経過報告) | データ収集計画について個別報告(15分/人)・事後講評・指導 | データ収集計画作成 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【6】 | 報告と討議(データ収集経過報告) | データ分析方針について個別報告(15分/人)・事後講評・指導 | 収集データ一覧の作成 |
【7】 | 報告と討議(データ収集経過報告) | データ分析方針について個別報告(15分/人)・事後講評・指導 | 収集データ一覧の作成 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【8】 | 報告と討議(データ収集経過報告) | 関係データ収集見通し発表(15分/人) 収集予定データ一覧提出:全員 | 既往関連研究文献の探索 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【9】 | 報告と討議(データ収集経過報告) | 既往関連研究文献リストの提出と指導 | 既往関連研究文献の再探索 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【10】 | 報告と討議(データ収集経過報告) | 既往関連研究文献リスト(補足)の提出と指導 | 研究動向に関する個別報告準備 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【11】 | 報告と討議(データ収集経過報告) | 研究動向に関する個別報告(15分/人)・事後講評・指導 | 研究動向に関する個別再報告準備 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【12】 | 報告と討議(最初の構成案提示と検討) | 研究動向に関する個別再報告(15分/人)・事後講評・指導 | 収集データの分析方針 個別報告準備 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【13】 | 報告と討議(最初の構成案提示と検討) | 収集データの分析方針 個別報告(15分/人)・事後講評・指導 | 収集データの分析方針 個別報告準備 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【14】 | 報告と討議(夏期作業計画) | 収集データの分析方針 個別再報告(15分/人)・事後講評・指導 | 夏期作業計画案作成 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 |
【15】 | 報告と討議(夏期作業計画と到達度の確認) | 夏期作業計画案の提出・指導 | 夏期作業計画に係る 個別指導(30分程度1回/人 原則、金~火曜日)演習時に日時調整 *必要に応じて夏期休暇中の指導あり |
【16】 | 報告と討議(夏期作業報告) | 夏期調査成果の個別報告(15分/人)・指導 | 夏期作業結果報告作成 |
【17】 | 報告と討議(構成案の再提示と検討) | 卒業研究構成(目次)第二案作成 | |
【18】 | 報告と討議(データ分析の検討) | データ分析進捗状況レジュメ作成 | |
【19】 | 報告と討議(データ分析の検討) | データ分析進捗状況レジュメ作成 | |
【20】 | 報告と討議(データ分析の検討) | データ分析進捗状況レジュメ作成 | |
【21】 | 報告と討議(構成案最終検討) | 卒業研究構成(目次)最終案作成 | |
【22】 | 報告と討議(目次提出) | 概要発表と指導(全員) | 目次作成 |
【23】 | 報告と討議(論文原稿検討) | 草稿執筆 | |
【24】 | 報告と討議(論文原稿検討) | 草稿執筆 | |
【25】 | 報告と討議(論文原稿検討) | 草稿執筆 | |
【26】 | 報告と討議(論文原稿検討) | 草稿取りまとめ | |
【27】 | 報告と討議(提出物様式確認) | 演習Ⅱを利用して提出予定成果物の提出と点検(全員) | 卒業研究提出物の調製 |
【28】 | 報告と討議(口頭発表レジュメ点検) | プレ発表(15分/人)+指導(20分/人) | 口頭発表レジュメ作成 |
【29】 | 卒業研究口頭発表 | 卒業研究発表会 | 口頭発表レジュメ修正 |
【30】 | 報告と討議(口頭発表講評) | 発表内容の講評 | 卒業研究成果物点検と質疑応答準備 |
評価方法 |
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卒業研究への取り組み姿勢、情報収集の程度と理解度を判定するが、以上は卒業研究成果物の論文内容および口頭発表によって評価する。これが100%ということ 提出後の研究発表会(参加必須)で講評。 |
教科書 |
卒業研究の性格上、統一的な教科書は当然のように存在しない。 |
参考図書 |
当然、研究テーマに応じて参考図書は千差万別! テーマに応じて関連図書を各自探索すること。むろん必要なアドバイスはする。 |
備考 |
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原則として卒業研究に係る個別指導は上欄に記載したとおりの形で進める。 なおこの他月曜日午後在室。ただし調査指導などの理由により学外に出ることもあるので、質問等がある場合は事前にメールでアポをとることを奨める。 連絡先→tokubo@me.com *前職において12年間、考古学研究・調査に携わってきた。またその過程で研究・調査の指導経験も多い。しかし職務として「卒業研究」を担当したことはない。一般的な調査・研究指導と討議は、「卒業研究」とは当然ながら全く性格を異にするものである。故に厳密には本科目に係る実務経験はないということになる。 科目No.4DES422G |