徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    現代社会の理解A

科目番号11796担当教員名大久保 徹也単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
これからの社会人として現代社会の成り立ちを理解しておくことは大切だ。この講義では3つのテーマを挙げる。
1)日本国憲法の基本構成をあらためて確認しよう。そのために大日本帝国憲法と日本国憲法を対比して後者の特色を整理しよう。
2)民主主義政体の根幹は国民の政治参加制度にある。国会開設 選挙鮮度について考える。
3)男女平等社会を確立するためには戸籍制度を点検する必要がある。例えば夫婦別姓という問題 男女平等社会からもう少し視野を広げれば同性婚の問題にもゆきつく。少子化問題と無理に結びつけてとやかく言う見解すらある。そういう問題だろうか?
なお第3回までに二つの憲法全文を配布するので特に前半では毎回持参のこと 後半ではできるだけ次回分の関連資料を前もって配布する方針
到達目標
(知識)社会人として現代社会で活動するために必須の基礎知識を習得する。
(技能)法令を読み解く力
(態度)とくにこれからの列島社会の担い手として、社会のの将来像を「真面目に!]構想することができるような社会人を目指す。
(思考)合理的思考能力の涵養
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】近代という時間幅・現代という時間幅 講義(予習事項)世界史年表に目を通す
(復習事項)世界史年表をもう一度見ておく
合計3時間程度
【2】世界史的な近代・現代 世界史の中の日本史講義(予習事項)日本史年表と世界史年表を対比しておく
(復習事項)講義内容の整理合計3時間程度
【3】前近代の「国」、近代の「国」「国民国家」とは何か講義(予習事項)「国民国家」という用語/概念をあらかじめ調べてみよう
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【4】大日本帝国憲法と日本国憲法(1)講義(予習事項)二つの憲法の章構成と各章構成条文数を比較しておく
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【5】大日本帝国憲法と日本国憲法(2)講義(予習事項)天皇に関する条文を比較して読んでおくこと
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【6】大日本帝国憲法と日本国憲法(3)講義(予習事項)国民(臣民)の権利義務に関する条文を読んでおくこと
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【7】大日本帝国憲法と日本国憲法(4)講義(予習事項)国会・内閣に関する条文を比較して読んでおくこと
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【8】民主主義の根幹としての政治参加の制度(1)講義(予習事項)五箇条の誓文 民撰議院設立建白書に目を通す
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【9】民主主義の根幹としての政治参加の制度(2)講義(予習事項)帝国憲法と衆議院議員選挙法に目を通す
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【10】民主主義の根幹としての政治参加の制度(3)講義(予習事項)戦後の改正衆議院議員選挙法に目を通す
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【11】男女平等社会に向けて(1)近代戸籍制度の問題 社会の基礎単位は何か?講義(予習事項)旧民法の関連条項を確認する
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【12】男女平等社会に向けて(2)選挙制度 講義(予習事項)普通選挙運動のおさらい
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【13】婚姻制度の課題(1) 夫婦別姓になぜ目くじらを立てるのか?講義(予習事項)夫婦別姓反対論をチェックしておく
(復習事項)講義内容の整理
合計3時間程度
【14】婚姻制度の課題(2) 同性婚と少子化問題は関係するか?講義(予習事項)少子化問題をチェックしておく
(復習事項)講義ノートの再点検
合計3時間程度
【15】現代社会の理解 まとめ講義・点検(復習事項)講義ノートの再点検
期末試験準備 3時間+α
評価方法
期末筆記試験(100%)。
以下は当たり前のことだが特記しておきたい。毎回受講し、講義で話題にする諸問題について期間中を通じて考え、また必要に応じて各自関係事項を自主的に調べ理解を深めることが必要だ。ここで取り上げる事項はこれから社会人として生きていくために必要な常識であるからだ。このことをよくよく理解して受講してほしい。
教科書
なし
参考図書
なし
備考
本講義は文学部共通基礎科目の一つ。

科目No.4DIS327L
google classroomの科目コード

学則に沿って講義回数1/3以上の欠席で単位不認定となることあらためて注意!やむを得ず欠席の場合はできるだけ事前に、また事後速やかに(概ね次回講義以前)に申し出ること。事情を勘案してレポート提出を以て出席に代えるなどの措置をとることがある。
原則として月曜日午後在室。ただし調査指導などの理由により学外に出ることもあるので、質問等がある場合は事前にメールでアポをとることが奨める。    連絡先→tokubo@me.com
*前職において12年間、考古学研究・調査および文化財保護に携わってきたが、その職務として「講義」を担当したことはない。関連した研究報告・公開講座等の経験は多いが、これは「講義」とは性格を異にするものである。故に厳密には本科目に係る実務経験はないということになる。