徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    博物館資料論(Museum Materials Theory)

科目番号11805担当教員名濱田 宣単位2単位
科目群資格必修・選択必修開講期前期集中対象年次4年
授業概要
テーマは「博物館にとって資料とはどのような位置付けになるのか。」博物館は資料を所蔵していれば、博物館活動が充実するわけではありません。学芸員は、種々の博物館における設置趣旨・目的に応じた資料の収集方針に基づいて、調査・研究、整理・分類、保存管理・修復、公開・活用等を遂行しなければなりません。これらは謂わば、学芸員にとって最も基本的な業務であり、本講ではそのことについての基礎的な知識を学びます。,y ,y
到達目標
①博物館資料の収集・整理・分類について理解する。
②博物館資料の調査・研究の仕方を身につける。
③博物館資料の保存管理・修復について良い方法を工夫する。
④博物館資料をどのような適切な保存環境のもとで公開・活用していくについて思考する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】博物館にとって資料とは講義/一斉講義形式資料を充実させれば博物館は充実するのか、について復習する。学芸員の資料との関わり方について予習する。学習時間の目安:180分
【2】学芸員と資料講義/一斉講義形式学芸員は資料とどのような関わり方をするのかについて復習する。一次資料とはどうようなものかについて予習する。学習時間の目安:180分
【3】博物館資料とは ①「一次資料」講義/一斉講義形式自然系、人文系の一次資料について復習する。二次資料とはどのようなものかについて予習する。学習時間の目安:180分
【4】博物館資料とは ②「二次資料(レプリカを除く)」講義/一斉講義形式二次資料の内容について復習する。レプリカの有用性について予習する。学習時間の目安:180分
【5】博物館資料とは ③「レプリカ制作の意義」講義/一斉講義形式レプリカ制作の方法とレプリカの有用性について復習する。資料の収集方法について予習する。学習時間の目安:180分
【6】資料の収集について ①「収集の意義と前提条件」講義/一斉講義形式資料収集の意義と前提条件について復習する。寄贈・寄託のあり方について予習する。学習時間の目安:180分
【7】資料の収集について ②「購入・寄贈・寄託等」講義/一斉講義形式資料の寄贈・寄託における留意点について復習する。資料整理の意義と方法について予習する。学習時間の目安:180分
【8】資料の整理について ①「意義と方法」講義/一斉講義形式管理上の整理と研究上の整理について復習する。資料の受入行程について予習する。学習時間の目安:180分
【9】資料の整理について ②「受入行程」講義/一斉講義形式資料の受入行程について復習する。資料の分類方法について予習する。学習時間の目安:180分
【10】資料の分類について講義/一斉講義形式資料活用のための分類の仕方について復習する。資料を保管するために必要な設備について予習する。学習時間の目安:180分
【11】資料の保管について講義/一斉講義形式博物館における防火・消火・耐震・防犯対策について復習する。資料を損壊させる要因について予習する。学習時間の目安:180分
【12】資料の保存について ①「温湿度・照度」講義/一斉講義形式資料保存に適切な温湿度・照度について復習する。資料を損壊させる生物について予習する。学習時間の目安:180分
【13】資料の保存について ②「生物・塵埃」講義/一斉講義形式生物被害に対する対策について復習する。資料の劣化を防ぐ保存環境について予習する。学習時間の目安:180分
【14】資料を公開・活用するための保存環境講義/一斉講義形式空調環境・調湿剤・アルカリ汚染について復習する。木製品・金属製品の保存処理について予習する。学習時間の目安:180分
【15】資料を公開・活用するための保存処理
「博物館資料論」についてのまとめ
講義/一斉講義形式資料の保存処理と科学的調査方法について、あらためて博物館にとっての資料の位置付けについて復習する。学習時間の目安:180分
評価方法
筆記試験(100%)
定期試験の解答は、グーグルクラスルームでフィードバックします。
教科書
なし。
参考図書
『新時代の博物館学』全国大学博物館学講座協議会西日本部会編 芙蓉書房出版 1,900円+税
備考
科目コード:4DRS225L