徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本史概論

科目番号27991担当教員名木原 溥幸単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
(授業目的・方針 等)
授業題目「藩政改革と明治維新」
本授業では、幕末から明治維新への歴史の大きな流れを理解するために、雄藩の動きを中心としてみた政治過程について講義する。
 江戸時代は幕府と藩による2世紀半に及ぶ支配が行われた。その間幕府は享保・寛政・天保の三つの幕政改革を実施したが,藩でもほぼ同じ時期に藩政改革が行われ,藩体制の立て直しにつとめた。幕末に入った天保以降は,国内的・対外的な問題が起こる中で,各藩は藩政改革に取り組んだ。とくに有力藩たる雄藩では改革によって軍事力を強化して,倒幕の過程でその力を発揮し,明治維新において大きな力となった。そして明治に入って4年の廃藩置県まで,維新政府の中で雄藩は重要な役割を果たした。 雄藩の中で,とくに西南雄藩とされる佐賀藩と長州藩を主として取り上げ,中央政局の動きと関連させつつ,明治維新史上における雄藩の役割について考えてみる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】天保期の「内憂」と「外患」  
【2】天保期の幕府と藩  
【3】佐賀藩の天保改革  
【4】「有志大名」と開国前後の幕府  
【5】佐賀藩の嘉永・安政改革  
【6】長州藩の安政改革  
【7】文久期の政治情勢と「公武周旋」  
【8】佐賀藩軍事体制の強化  
【9】長州藩討幕派と軍制改革  
【10】慶応期の幕府と雄藩の対立  
【11】大政奉還から王政復古へ  
【12】維新政府と佐賀藩  
【13】明治初年の長州藩  
【14】明治初年佐賀藩の改革  
【15】大藩と廃藩置県  
評価方法
筆記試験を実施するが,小テスト・レポート・出席等を加味して評価する
教科書
なし
参考図書
必要に応じてプリントを配布し,授業で参考書を紹介する。
備考