徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    経済学概論 (Introduction to Economics)

科目番号30438担当教員名松本　哲人単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
　経済理論は、ミクロ経済学(価格理論)とマクロ経済学(国民所得決定理論)の２つに大きく分けることができる。「ミクロ経済学」とは、家計や企業といった個々の経済主体が市場経済という様々なルールを持つ世界において、どのように行動するか、そして各経済主体の行動の結果として資源がどのように配分されるかを分析する分野であり、「マクロ経済学」とは経済全体で集計化された変数について、それらの動き方や相互連関を分析することに主眼がおかれている。本講義においてはそれらの理論が歴史的にいかに形成され、現実に生かされているかに着目する。
到達目標
�｜亮院瞥�解）：経済学の基本的な概念を経済学の歴史を通して理解し、幅広い知識を身につける。
��態度（関心・意欲）：歴史的なトピックスと現実の問題を結びつけることができる。
�５伺宗壁集宗法Х从儚悗陵�論と歴史を自分の言葉で論理的に整理し、文章化する。
�せ弭諭θ獣如�歴史と現在を結びつけ、課題を設定し、答えを導き出すことを通して、専門能力を身につける。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス―経済学を学ぶ前に講義次回の予習（教科書1-33頁）と今回の復習(3時間30分）
【2】需要と供給講義次回の予習（教科書36-53頁）と今回の復習(3時間30分）
【3】景気とはなにか？講義次回の予習（教科書56-73頁）と今回の復習(3時間30分）
【4】貨幣とは何か？講義次回の予習（教科書74-93頁）と今回の復習(3時間30分）
【5】金融の役割講義次回の予習（教科書96-120頁）と今回の復習(3時間30分）
【6】アダム・スミスと自由経済講義次回の予習（教科書121-135頁）と今回の復習(3時間30分）
【7】市場の失敗講義次回の予習（教科書138-169頁）と今回の復習(3時間30分）
【8】資本制とはなにか講義次回の予習（教科書170-181頁）と今回の復習(3時間30分）
【9】社会主義の誕生と崩壊講義次回の予習（教科書184-207頁）と今回の復習(3時間30分）
【10】失業と公共事業講義次回の予習（教科書208-221頁）と今回の復習(3時間30分）
【11】金融政策講義次回の予習（教科書224-257頁）と今回の復習(3時間30分）
【12】新自由主義とマネタリスト講義次回の予習（教科書260-301頁）と今回の復習(3時間30分）
【13】自由貿易と比較優位講義今回の復習(3時間30分）
【14】比較優位（再）講義今回の復習およびこれまでの総復習(3時間30分）
【15】まとめ――経済学の理論・歴史・政策講義期末テストに向けた総復習(18時間30分）
評価方法
筆記テスト（６０％）＋レポート（４０％）
教科書
池上彰 2013. 『池上彰のやさしい経済学 (1) しくみがわかる』日経ビジネス人文庫。
参考図書
ロバート・L. ハイルブローナー 2001.『入門経済思想史 世俗の思想家たち』ちくま学芸文庫。
山崎好裕 2004.『新版・おもしろ経済学史―歴史を通した現代経済学入門』ナカニシヤ出版。
江頭進 2015.『はじめての人のための経済学史』新世社。

その他、参考文献については講義内において資料を配布する。
備考
本学の規定により授業時数の３分の２以上の出席がない場合、期末試験を受けることはできない。
また、私語等の講義を妨害する行為については、いかなる理由があろうとも、期末テストの採点対象外とする。
大学設置基準第21条2項は、「一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成すること」と定めており、本講義も講義時間も含めて90時間の学修により二単位を認定する。
よって、本講義においては、90分（1.5時間）講義×15回＝22.5時間および自主学修67.5時間（1週あたり4.5時間）の学修によって二単位を認定することになる。
就職活動を理由として欠席する場合でも、上述の大学設置基準は国による統一ルールであるため、同様の規則を適用し、講義時間＋自主学習時間を超えた学習成果を提示できない場合は単位を認定することはできない。
時間外学習時間欄に記載の時間はあくまでも目安である。

オフィスアワー：毎週水曜日講義終了後