徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    文化財関係法

科目番号31406担当教員名橋本　誠志単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
(授業目的・方針 等)
文化財は国の文化や歴史を象徴し、国民の文化的アイデンティティの源として、国の文化的発展を支える礎となっている。また、文化財は国全体というだけでなく、地域の歴史と深い関係をもっているため、その保存は地域振興の一翼を担う存在としても位置づけられている。本講義では、このような環境にある文化財保護政策に関して、その中心となる法制度の基本的な考え方と制度設計を考察する。ただし、実際の講義では単に法制度の解説を行うのみではなく、法制度以外の政策手法についても紹介し、文化財政策の展開について広く紹介する予定である。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション　　
【2】文化財保護の目的と対象　　
【3】文化財政策と文化財保護制度の変遷　　
【4】文化財保護政策における組織と財政　　
【5】有形文化財の保護法制(1)―美術工芸品の保存と活用―　　
【6】有形文化財の保護法制(2)―建造物の保存と活用―　　
【7】有形文化財の保護法制(3)―登録有形文化財の保存と活用―　　
【8】無形文化財の保護と公開　　
【9】民俗文化財の保護と活用　　
【10】史跡名勝天然記念物の保護法制　　
【11】開発行為と埋蔵文化財の保護法制　　
【12】文化財保存技術の保護と文化財の研究体制　　
【13】文化財とまちづくり　　
【14】文化財に関する国際交流・協力と世界遺産条約　　
【15】文化財保護法制・文化財政策の課題　　
評価方法
期末試験と平常点（出席状況、小レポート等）を総合的に評価
教科書
テキストは特に指定しない。受講生は開講までに各自で文化財保護法の最新条文を入手しておくこと。インターネット利用の場合、文化財保護法の最新条文は、以下のサイト等からダウンロード可能である。
・法庫：http://www.houko.com
・法令データ提供システム： http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi
参考図書
川村恒明 監修・著、根木 昭・和田勝彦編著『文化財政策概論』東海大学出版会(2002)
中村賢二郎『文化財保護制度概説』ぎょうせい(1999)
文化財保護法研究会編著『最新改正文化財保護法』ぎょうせい(2006)
備考
・全体の1/3以上を無届欠席した場合は、自動的に失格となる。
・定期試験の再試験は行わない予定である。
・追試験は本試験欠席事由が下記の要件に該当する場合のみ受験できる。申請には事由を客観的に証明する書類の写しを要する。（�ヾ�引、�∨椰諭�家族の急病、負傷（診断書要）、�Ｂ膤惻膾鼎慮�式行事や公式試合への参加、�そ⊃�試験
・文化庁HP（http://www.bunka.go.jp/index.html）内の「文化財の保護」のページを定期的に閲覧し、文化財行政に関する最新動向を自習することが求められる。