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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00006 | 担当教員名 | 中山 弘明 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 1年〜 |
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授業概要 |
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(授業目的・方針 等) 第一次世界大戦が日本文学に投げかけた影響を多角的に分析する。この世界規模の戦争は、日本にとって「海の彼方」のものであったとの通説がある。それを根底から見直し、大正時代という枠組みを問い直す試みを実践したい。当時の新聞・雑誌や短歌・演劇・講談・落首にまで幅広く目配りしながら、〈文学〉と〈世界戦争〉をめぐる接点を探る試みである。 |
到達目標 |
講義を基本とするが、様々な現物資料を読み込んでいく貪欲な姿勢が基本となる。大学院生として日本の近代文学を読み込んでいく資質の養成を目標とする。我々がまさに戦争の世紀に生きているという強い問題意識を常に忘れないで授業に臨むこと。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 本講義の授業計画 | 講義 | 問題意識の養成 |
【2】 | 第一次大戦と日本文学 | 講義と質疑応答 | 日本の戦争文学 |
【3】 | 生田長江の論争問題 | 講義と質疑応答 | 生田長江の選挙論精読 |
【4】 | 生田長江の戦争論 | 講義と質疑応答 | 生田長江の戦争論精読 |
【5】 | 中澤臨川の批評言説 | 講義と質疑応答 | 「ベルグソン論」精読 |
【6】 | 報道言語の中の戦争 | 講義と質疑応答 | 杉村楚人冠と大庭柯公 |
【7】 | 「第三帝国」と岩野泡鳴 | 講義と質疑応答 | 岩野泡鳴の批評精読 |
【8】 | 社会講談という戦法 | 講義と質疑応答 | 白柳秀湖の講談論精読 |
【9】 | 坪内逍遙のデモクラシー | 講義と質疑応答 | 逍遙のページェント論精読 |
【10】 | 現象としてのレマルク | 講義と質疑応答 | 「戦争の報告形式」精読 |
【11】 | 舞台の上の世界戦争 | 講義と質疑応答 | 「西部戦線異状なし」の劇評精読 |
【12】 | 〈赤光〉の時代 | 講義と質疑応答 | 『赤光』精読 |
【13】 | 落首と米騒動 | 講義と質疑応答 | 安成二郎の短歌精読 |
【14】 | 野口米次郎の翻訳言語 | 講義と質疑応答 | 『日本詩歌論』精読 |
【15】 | 〈荒地〉のメディア論 まとめ | 講義と質疑応答 | 鮎川信夫のコラム精読 |
評価方法 |
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学期末のレポートと日常の評価を平常点として加味する。 |
教科書 |
プリントを毎時配布する |
参考図書 |
中山 弘明著『第一次大戦の〈影〉』(新曜社)※図書館に納入ずみ。 |
備考 |
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上記、参考書に従って進めるので、毎時読んでおくこと。またプリントも配布するのでクリアファイルを用意されたい。 |