徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    言語文化史演習

科目番号10530担当教員名下田　祐輔単位4単位
科目群専門必修・選択選択開講期通年 対象年次2年
授業概要
良寛の漢詩を読んでいく。本詩集の巻末の詩に「我が詩はこれ詩に非ず」と述べるようにその詩は独自の見地から作られていったものであり、あたかも宮沢賢治が『春と修羅』を詩集ではなく「心象スケッチ」だと強調しているのに似ている。詩の表現の下地となっている『論語』『荘子』『老子』等の中国古典思想書、『文選』『唐詩選』『三体詩』『寒山詩』等の詩集、『無門関』『碧巌録』『永平広録』『禅林句集』等の禅籍等を渉猟しつつ、一篇一篇の詩を深く読み込んでいく。
到達目標
詩篇の一つ一つについて、特に典拠を調べてそれを読み込みながら解釈を深めていく方法を習得し、その成果を自らの言葉で文章化できる。良寛の文学と思想について理解を深めることができる。 　
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに　良寛の生涯と文学活動　講義予習 宝暦〜天保年間の歴史上主要な事項について、調べておく。
復習 良寛の生涯における文学活動の大要を文章にまとめる。
【2】良寛の自撰詩集『草堂集』について講義予習 良寛の詩集について調べておく。
復習 良寛自撰詩集の編集過程の大要を文章にまとめる。　
【3】良寛詩演習１「索索五合庵」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【4】良寛詩演習２「担薪下翠岑」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【5】良寛詩演習３「生涯懶立身」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【6】良寛詩演習４「我与筆硯有何縁」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【7】良寛詩演習５「十字街頭乞食了」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【8】良寛詩演習６「袖裏毬子直千金」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【9】良寛詩演習７「看花到田面庵」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【10】良寛詩演習８「悩乱風光殊未休(行春)」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【11】良寛詩演習９「大江茫茫春将暮」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【12】良寛詩演習10「啼鳥如砕華狼藉」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【13】良寛詩演習11「対君君不語」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【14】良寛詩演習12「間庭百花発」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【15】良寛詩演習13「正月十六日夜」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
レポートの作成。
【16】良寛詩演習14「弔子陽先生墓」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【17】良寛詩演習15「聞左一順世」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【18】良寛詩演習16「旅夜聞沙鶏」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【19】良寛詩演習17「余家有竹林」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【20】良寛詩演習18「尋思少年日」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【21】良寛詩演習19「伊昔東家女」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【22】良寛詩演習20「流年不暫止」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【23】良寛詩演習21「世有多事人」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【24】良寛詩演習22「虫鳴正喓喓」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【25】良寛詩演習23「鳶巣喬木顚」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【26】良寛詩演習24「花無心招蝶」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【27】良寛詩演習25「寛政甲子夏」26「地震後作」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【28】良寛詩演習27「円通寺」28「落髪」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【29】良寛詩演習29「我有一張琴」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。
【30】良寛詩演習30「草庵雪夜作」演習予習 この詩について、語句の典拠を調べ、訓読を施す。
復習 この詩の解釈を文章化する。レポートの作成
評価方法
演習への取り組み(50%)、学期末試験(50%)により評価する。試験は実施後、授業等にて講評を行う。
教科書
『良寛詩集』入矢義高 訳注　平凡社・東洋文庫　3,000円(本体)
参考図書
授業時に指示する。
備考
質問等は主として月曜�傾峪�に研究棟(7号館)6階614研究室にて受け付ける。