徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本語コミュニケーションD

科目番号00019担当教員名柳井 恒夫単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
(授業目的・方針 等)
【講義概要】〜読んで伝える基本〜
日本では、古代から言文一致したことはないといわれている。明治時代にそれを目指す運動はあったが、成功したとは言えない。よく「話すように書く」とはいうが、日本語の「話しことば」と「書きことば」は別物と考えたほうがいい。
正確に意味を伝えることができる音声表現を身につけることをめざす。
【到達目標】多くの作家によって書かれた作品を、「音のことば」として不自然だからといって書き直すわけにはいかない。「現代文」をどのように読めばいいのかを学びつつ、原文のまま、文意のまま音声表現する工夫と技術を習得することがねらいである。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】開講にあたって講義と実践的な実習 
【2】まず、読んでみよう〜それは学校読みだ〜  
【3】現代文とは何か  
【4】音のことばとしての日本語〜イントネーション論〜  
【5】宮沢賢治童話集 「風の又三郎」  
【6】太宰治「富嶽百景」  
【7】藤澤周平 「たそがれ清兵衛」  
【8】京極夏彦 「芝右衛門狸」  
【9】吉村昭「海も暮れきる」  
【10】中上健次「千年の愉楽」  
【11】志賀直哉「城の崎にて」他  
【12】オー・ヘンリー「最後の一葉」  
【13】古典も読んでみよう「源氏物語」谷崎源氏 紫源氏  
【14】柳井梗恒子「徒然抄」より〜わだつみ〜  
【15】きけわだつみのこえ   
【16】まとめ  
評価方法
授業中の発表、出席状況、リポートの作成、授業態度から総合的に評価
教科書
参考図書
適宜紹介 資料配布 日本語発音アクセント辞典(日本放送出版協会)
備考
宮澤賢治「風の又三郎」太宰治「富嶽百景」中上健次「千年の愉楽」氏が直哉「城崎にて」等々を事前に読むこと。