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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00272 | 担当教員名 | 中山 弘明 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 資格 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年〜 |
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授業概要 |
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(授業目的・方針 等) あなたは読書が好きだろうか?読書嫌いの子供が年々増えている。原因は色々あるだろう。ゲームや映像のような、子供にとって魅力的なメディアが、今日、世の中に溢れている事実を考えると、「豊かな人間性」を育むものとして、読書だけを特別視するのは危険だろう。また、学校の国語の授業や宿題として強制される感想文が、読書嫌いを作ってしまっているという皮肉な問題も無視出来ない。この授業では、「学校図書館」を一つのモデルにしながら、読書と人間にかかわる様々な今日的テーマを考えていく。図書館は今大きく変わろうとしている。図書館が扱うのは、もはや本ばかりではない。CDやビデオ、DVDなどのメディアも含まれる。また、パソコン端末を操作して、様々の情報を収集する基地的存在になってきているわけだ。「豊かな人間性」とは、そうした情報化社会に対応し、それに安易に流されない見識を備えた人間の事を指すだろう。本授業は、子供と読書をめぐる多様な問題を考えつつ学校図書館の司書の資質を身につけることを目標とする。 |
到達目標 |
講義を軸とするが受講者の読書体験や図書館での経験を引き出しつつ進める。また子供を本好きにする具体的方策や、「調べ学習」を前提に図書館を有効活用した授業のありかたを提案してもらう。子供と読書の実際を体得することを目標とする。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 司書教諭とはどんな仕事か | 講義と質疑応答 | 小レポート「図書館の思い出」 |
【2】 | 学校図書館の意義 | 講義と質疑応答 | 小レポート「児童文学について」 |
【3】 | 子供の本について 童話・児童文学の歴史 | 講義と質疑応答 | 童話を読んでみる |
【4】 | 読書感想文と読書ノート | 講義と質疑応答 | 小レポート「読書感想文の問題点」 |
【5】 | ブックトークとは何か 本好きを増やす指導について | 講義と質疑応答 | 小レポート「子供に勧める本」 |
【6】 | 本と出版社のことを理解しよう | 講義と質疑応答 | 書店に足をはこぶ |
【7】 | 新刊紹介や書評 本をめぐる情報の入手 | 講義と質疑応答 | 小レポート「ブックトークのサンプル」 |
【8】 | 著作権と出版流通 本はどのようにして我々の手に入るのか | 講義と質疑応答 | 小レポートとノート作成 |
【9】 | メディアリテラシーと図書館用語 メディアを読み解く批判力 | 講義と質疑応答 | 小レポート「メディアリテラシーの実際」 |
【10】 | 選書とマンガ その問題点 ライトノベルやマンガの実際 | 講義と質疑応答 | 小レポート「マンガやラノベについて」 |
【11】 | 総合的学習の時間と学校図書館 「調べ学習」と図書館利用 | 講義と質疑応答 | 小レポート「調べ学習のサンプル」作成 |
【12】 | 図書委員と司書の連携 | 講義と質疑応答 | 図書館実習 |
【13】 | 学校行事と図書館 講演会・展示・文化祭 | 講義と質疑応答 | 小レポート「図書館が導く様々なイベント」 |
【14】 | 地域の図書館との連携 「開かれた読書空間」にむけて | 講義と質疑応答 | 地域の図書館見学 |
【15】 | まとめと展望 | 講義と質疑応答 | レポートとノートの整理 |
評価方法 |
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学期末のテストに小レポート等の平常点を加味する。 |
教科書 |
毎時プリントを配布する。 |
参考図書 |
『最新図書館用語大辞典』(柏書房) |
備考 |
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図書館にもまめに足を運んでもらう予定 |