徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本語音声学（Japanese Phonetics）

科目番号10292担当教員名青木　毅単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
　現代日本語における発音のしくみや音韻組織について概説し、音声がどのように作り出されているのか、母音と子音がどのような特徴をもっているのかなどについて学ぶ。さらに、それらをふまえて、日本語の音韻が古代から現代に至るまでにどのように変化してきたのかを理解する。なお、本講義は教職課程(国語)や日本語教員養成課程の必修科目でもある。
到達目標
�仝渋綟�本語の発音の仕組みを理解する。
�⊆�らの発音に注意を払い、適切な発音を心掛けるようになる。
�Ｉ�要に応じて、自らの発音の問題点を修正することができるようになる。
�と�音に注意を払うことで、慎重な思考・判断ができるようになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】音声学とは─音声と音韻─講義と質疑応答「音声学」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
講義内容をふまえて、音声と音韻との違いについて、ノートにまとめる。（60分）
【2】発音のメカニズム─発音器官のはたらき─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.2〜4）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、発音器官のはたらきについて、ノートにまとめる。（60分）
【3】現代日本語の母音─母音体系と母音の無声化─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.5〜9）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、母音体系と母音の無声化について、ノートにまとめる。（60分）
【4】現代日本語の母音─母音の挿入─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.9〜11）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、母音の挿入という現象について、ノートにまとめる。（60分）
【5】現代日本語の子音─破裂音・摩擦音・鼻音─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.15〜17）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、破裂音・摩擦音・鼻音の各特徴について、ノートにまとめる。（60分）
【6】現代日本語の子音─接近音・弾き音─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.18）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、接近音・弾き音の各特徴について、ノートにまとめる。（60分）
【7】現代日本語の子音─清音と濁音─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.19〜22）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、清音・濁音の音声学的特徴について、ノートにまとめる。（60分）
【8】現代日本語の子音─異音（サ・タ・ハ行）─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.24〜25）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、サ・タ・ハ行における異音について、ノートにまとめる。（60分）
【9】現代日本語の子音─異音（撥音と促音）─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.26〜27）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、撥音・促音における異音について、ノートにまとめる。（60分）
【10】現代日本語の子音の体系（音声記号によるまとめ）講義と課題プリント「音声記号」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
講義内容をふまえて、現代日本語の子音について、音声記号の一覧表を作成する。（60分）
【11】現代日本語のアクセント─アクセントの型と機能─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P56〜60.）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、アクセントの型と機能について、ノートにまとめる。（60分）
【12】現代日本語のアクセント─複合名詞とアクセントの機能─講義と質疑応答教科書の該当箇所（P.68〜69）を熟読する。（30分）
講義内容をふまえて、複合名詞とアクセントの関わりについて、ノートにまとめる。（60分）
【13】平安時代の発音─『源氏物語』の朗読を平安時代の発音で聞く─講義と質疑応答『源氏物語』について事典で調べ、その内容をノートに記載する。
講義内容をふまえて、現代と平安時代の発音の違いについて、ノートにまとめる。（60分）
【14】日本語の発音の変遷─ア・ヤ・ワ・ハ行の統合─講義と質疑応答「歴史的仮名遣い」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
講義内容をふまえて、ア・ヤ・ワ・ハ行における発音の変遷について、ノートにまとめる。（60分）
【15】日本語の発音の変遷─ハ行子音の変遷─講義と質疑応答「ハ行転呼音」について事典で調べ、その内容をノートに記載する。（30分）
講義内容をふまえて、ハ行子音の変遷について、ノートにまとめる。（60分）
評価方法
授業への取り組み方（40％）、筆記試験（60％）
試験および課題に対するフィードバックは、基本的に対面の授業時に行うが、必要に応じてクラスルームやポータルサイトも利用する。
教科書
窪薗晴夫(他)『日本語の発音教室 理論と練習』（くろしお出版）2,000円＋税
参考図書
必要に応じて、授業時に提示する。
備考
オフィスアワー：木曜・２講時・研究棟615研究室（質問等を受け付けます）
科目ナンバー：4ANG301L

本学以外の実務経験なし