徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本語の文体 (Japanese Stylistics)

科目番号10301担当教員名青木　毅単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
　日本語の表記様式･文体は、中世に成立した漢字仮名交じり文･和漢混淆文が基本となって、多様化の方向で発展してきている。古代･中世を中心に、漢字仮名交じり文･和漢混淆文の成立･発展の過程をたどりつつ、表記様式･文体の変遷を概観する。その際、表記様式と文体との相関性に注目しながら、表記の変化が日本語の文体をいかに変化させたかを見ていく。
到達目標
�仝渋綟�本語の文体のルーツと歴史的変遷の概要を理解する。
��日本語には様々な文体が存在することを理解し、それらを書き分ける意義が分かる。
�８渋綟�本語における様々な文体を使い分けることができる。
�せ弭佑里△衒�（主観的・客観的等）によって、文体も異なってくることが分かる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション─文体とは何か─講義講義内容ふまえて、文体の定義をノートに記述する（１時間）
【2】漢字の伝来─時期と経路─講義と課題プリント講義内容をふまえて、漢字伝来の時期と経路について、ノートにまとめる（1.5時間）
【3】漢字による日本語の表記─訓字による表記─講義と課題プリント漢字による日本語の表記に関して、訓字の特徴をノートにまとめる（1.5時間）
【4】漢字による日本語の表記─万葉仮名による表記─講義と課題プリント漢字による日本語の表記に関して、万葉仮名の特徴をノートにまとめる（1.5時間）
【5】漢字による日本語の表記─訓字万葉仮名の交用─講義と課題プリント漢字による日本語の表記に関して、訓字万葉仮名交用表記の特徴をノートにまとめる（1.5時間）
【6】日本語文の成立─漢文訓読文─講義と課題プリント講義内容をふまえて、漢文訓読文の文体的特徴をノートにまとめる（1.5時間）
【7】日本語文の成立─変体漢文─講義と課題プリント講義内容をふまえて、変体漢文の文体的特徴をノートにまとめる（1.5時間）
【8】日本語文の成立─万葉仮名文─講義と課題プリント講義内容をふまえて、万葉仮名文の文体的特徴をノートにまとめる（1.5時間）
【9】万葉仮名文から平仮名文（和文）へ講義と課題プリント万葉仮名文から平仮名文へと変化する過程について、ノートにまとめる（1.5時間）
【10】和文の成立とその特色─『古今和歌集』仮名序─講義と課題プリント初期和文の『古今和歌集』仮名序について、その特色をノートにまとめる（1.5時間）
【11】和文の成立とその特色─『土左日記』─講義と課題プリント初期和文の『土左日記』について、その特色をノートにまとめる（1.5時間）
【12】和文の成立とその特色─『竹取物語』─講義と課題プリント初期和文の『竹取物語』について、その特色をノートにまとめる（1.5時間）
【13】和漢混淆文の成立とその特色─『今昔物語集』─講義と課題プリント日本文学史上最大規模の説話集とされる『今昔物語集』について、その特色をノートにまとめる（1.5時間）
【14】和漢混淆文の成立とその特色─『今昔物語集』─講義と課題プリント和漢混淆文の先駆けとされる『今昔物語集』について、その文体的特徴をノートにまとめる（1.5時間）
【15】まとめ─和漢混淆文の成立─講義期末試験に備えてノートを整理する（２時間）
評価方法
授業への取り組み方（40％）、筆記試験（60％）
教科書
授業時にプリントを配付する。
参考図書
『岩波講座日本語 10 文体』（岩波書店）
備考
オフィスアワー：金曜・３講時・研究棟615研究室（質問等を受け付けます）
本学以外の実務経験なし

クラスコード　f7corsa