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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】イギリス・アメリカ文学史Ⅱ(Lectures in British and American Literary History Ⅱ)

科目番号	11250	担当教員名	中島　正太	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	2年～

授業概要
［授業概要］イギリスの作品を中心に、アメリカの作品にも言及しながら、小説を中心とした英米文学の流れを概観する。また、授業と並行して英米の有名な詩を音読・暗誦したり、作品の内容について英語でコメントを述べるなど、英語発話のアクティビティを行う。。「イギリス・アメリカ文学史I」の単位を認定されていなくても履修可能だが、テキストはかならず購入すること。
到達目標
①知識（理解）英米文学ついての全般的な事項について理解し、知識として習得する。 ②態度（関心・意欲）読んだ作品について関連する他の作品を調べ、それらと比較しながら、作品の時代背景にも目を向けて考える。 ③技能（表現）英米文学を原文で理解する英語力と、自分の意見をわかりやすく述べる表現力を習得する。 ④思考・判断　授業で学んだ英米の作品を関連づけ、日本の文学作品とも比較しながらそれぞれの特性を読みとる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	はじめに―「イギリス文学」と「アメリカ」文学の比較	講義と質疑応答を中心にすすめてゆく。	講義で解説された「イギリス文学」と「アメリカ」文学についてまとめる（30分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【2】	アメリカ文学の流れ(1)―ポー、ホーソーン、メルヴィル	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。原文音読など、英語発音の練習を行う。	講義で解説された「アメリカ・ルネッサンス」という概念について復習する（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【3】	イギリスの詩：P・B・シェリーとジョン・キーツ	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。読んだ詩について、英語で感想を述べる練習をする。	シェリーの詩を音読し、暗誦する。またディケンズという作家が生きた時代について調べておく（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【4】	イギリス小説：チャールズ・ディケンズ	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。原文音読など、英語発音の練習を行う。	講義で解説された、ディケンズの作品と時代との関連性について復習する。また、彼と同時代人の小説家サッカレーについても調べる（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【5】	イギリス小説：サッカレー、トロロープなど　小テスト（１）	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。原文音読など、英語発音の練習を行う。	講義で紹介された映像化作品のいずれかを鑑賞し、レポートを提出する。またブロンテ姉妹についても調べておく（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【6】	イギリス小説：シャーロット・ブロンテ	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。原文音読など、英語発音の練習を行う。	講義で解説されたシャーロット・ブロンテの作風について復習する（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【7】	イギリスの詩と小説：エミリー＆アン・ブロンテ	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。読んだ詩について、英語で感想を述べる練習をする。	講義で解説されたブロンテ姉妹（エミリー、アン）について復習する。また女性作家ジョージ・エリオットについて調べておく（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【8】	イギリス小説：ジョージ・エリオット　小テスト（２）	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。原文音読など、英語発音の練習を行う。	ジョージ・エリオットの作品が、それまでの英国作家といかに異なるかについて講義を参考に自分で考察する（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【9】	イギリスの詩：アルフレッド・テニスンとロバート・ブラウニング	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。読んだ詩について、英語で感想を述べる練習をする。	テニスン、およびブラウニングの詩を暗誦する（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【10】	アメリカ文学の流れ(2)：フォークナー、ヘミングウェイ、フィッツジェラルド	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。読んだ作品について、英語で感想を述べる練習をする。	講義で解説された「ロスト・ジェネレーション」という概念について復習する（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【11】	イギリスの詩と小説：トマス・ハーディとヘンリー・ジェイムズ	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。読んだ詩について、英語で感想を述べる練習をする。	講義で解説された、ハーディの作風について復習する（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【12】	イギリス（アメリカ）小説：D.H.ロレンス、ジェイムズ・ジョイス	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。作家の特徴について、英語で感想を述べる練習をする。	講義で解説された、ヘンリー・ジェイムズの小説技法について復習する（60分）。テキストの英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【13】	イギリス小説：ヴァージニア・ウルフ、E.M.フォースター、ジョージ・ｵｰｳｪﾙ　　小テスト（３）	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。作家の特徴について、英語で感想を述べる練習をする。	ロレンスとジョイス、それぞれの作家が時代のどのような側面を描き出そうとしたかを、講義を参考に考察し、レポートを提出する（120分）。配布資料の英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【14】	「英語文学」の作家たち―カズオ・イシグロ、J.M.クッツェーなど	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。作家の描く諸問題について、英語で意見交換をする。	ウルフの技法とフォースターの作風について復習する（60分）。破風資料の英文部分と日本語部分を読み、わからない単語は辞書で調べる（90分）。
【15】	19～20世紀の英米文学、および英語文学の総括	講義と質疑応答（ディスカッションを含む）を中心にすすめてゆく。 21世紀の英米文学について、英語で意見交換をする。	現代の英米作家の特色について復習する。また、講義で行われたまとめを確認し、後期試験に備える（60分）。

評価方法
小テスト30%、クラスワーク10％、および試験60％を総合して評価する。＊定期試験・随時の試験に対する解答、レポートに対する解説・講評等はGoogle Classroomで行う。
教科書
清宮倫子他（編著）よくわかるイギリスの文学　南雲堂　2,100円
参考図書
教室で指示する。

備考
科目ナンバー：4GCC204L オフィスアワー：月曜４講時（14：45～16：15）、７号館（中央研究棟）５０４号室実務経験：平成2年～3年　高等学校教員（非常勤講師）