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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 30153 | 担当教員名 | 宋 炳五 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 一般 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 4年 |
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| 授業概要 |
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| 今日、日本の古典のジャンルとしては｢歌物語｣と称される『伊勢物語』を読みながら、作品に描かれている日本の文化の側面より接近する。『伊勢物語』と関連性のある周辺文学も取り上げ、さらには韓国の文化との比較も試みる。 |
| 到達目標 |
| ①歌物語や平安時代の文学についての基礎知識を養うことを目標にする。 ②有名な和歌や物語の内容を理解したうえで、留学生など外国人に説明できるようにする。 ③国際化時代を生きている若者として、自国の文学（文化）の尊さを再確認する。 ④異文化理解を深める機会を与えることで、異文化間コミュニケーション能力を高めることを目的とする。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | オリエンテーション | 講義 | |
| 【2】 | 1～5段 ①日韓の冠婚葬祭について ②初段｢おとこの着たりける狩衣｣について | 講義 | 『伊勢物語』初段、熟読 |
| 【3】 | 6～9段 ①日本の鬼と韓国のトッケビ ②『伊勢物語』と『大和物語』の｢二条の后｣ | 講義 | 『伊勢物語』3～6段、熟読 |
| 【4】 | 10～15段 ①武蔵の国と韓国文化 ②12段の解釈上の問題点 | 講義 | 『伊勢物語』12段、熟読 |
| 【5】 | 16～22段 ①女の家出、離婚について ②21段の解釈上の問題点 | 講義 | 『伊勢物語』21段、熟読 |
| 【6】 | 23～30段 ①古典の中の三年 ②『古今和歌集』｢仮名序｣ | 講義 | 『古今和歌集』仮名序、熟読 |
| 【7】 | 31～40段 ①子供の教育に対する考え方 ②主人公の周辺人物｢紀有常｣ | 講義 | 『伊勢物語』16、38、41、82段、熟読 |
| 【8】 | 41～50段 友情を重んじる韓国の若者 | 講義 | 『伊勢物語』41段、熟読 |
| 【9】 | 51～60段 ①身分違いの恋、若者たちの結婚観 ②『伊勢物語』と『後撰和歌集』（成立を垣間見る） | 講義 | ｢勅撰和歌集｣について調べる |
| 【10】 | 61～70段 親孝行を重んじる韓国人 | 講義 | レポート ｢印象に残った章段と和歌を取り上げ、自分の感想を述べる｣ |
| 【11】 | 71～80段 葬式と喪に服す期間 | 講義 | 『後撰和歌集』の在原業平歌を調べる |
| 【12】 | 81～90段 七夕伝説 | 講義 | 『古今和歌集』春歌を音読 |
| 【13】 | 91～100段 ①日本人と桜 ②『古今和歌集』の春歌 | 講義 | 『伊勢物語』82段、熟読 |
| 【14】 | 101～110段 現代人と年中行事 | 講義 | 日本の新しき年中行事について調べる |
| 【15】 | 111～125段 ①人間の死 ②日韓の葬儀 | 講義 | 百人一首の出典を確認する |
| 評価方法 |
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| 期末テスト（40％）、平常点（30％）、レポート（30％）で、総合的に評価する。 |
| 教科書 |
| プリントを配布する。 |
| 参考図書 |
| 授業時に指示する。 |
| 備考 |
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| ※オフィスアワー：水曜日4講時（出張・授業・会議等による不在時以外は、612研究室にて質問等を受け付けます） |