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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12507 | 担当教員名 | 松岡 貴史 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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2つのメロディーの横の流れの絡み合いを味わい、理解し、 ポリフォニー(対位法)の感覚をみがくことは、あらゆる 西洋音楽を真に楽しむ上で必要不可欠です。 この授業では単純なリズムの2声対位法からはじめ、 カノンや2部合唱曲の作り方まで学びます。 |
到達目標 |
1. 西洋音楽の基本が協和音程(響きあう音)と不協和音程にあることを理解し、日本人が本来伝統的に持っている感覚との違いを理解する。【知識・理解】 2.対位法(ポリフォニー)の発生から和声の成立までの歴史的な流れを理解し、また、ヘテロフォニーとの違いを理解する。【知識・理解】【思考・判断】 3.対位法の感覚の基礎を身につける。【関心・意欲・態度】【技能・表現】 4.対位法を味わい楽しみ、簡単な楽曲が作れるようになる。【技能・表現】 5.対位法の感覚を元に作られた楽曲をアナリーゼ、理解し、よりよい演奏ができるようになる。【関心・意欲・態度】【技能・表現】 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 対位法の歴史について。単旋律の音楽。グレゴリオ聖歌の説明、音源を聴きネウマ譜の読み方を学ぶ。 響きあう音程についての説明、具体的に曲を歌って理解する。 | 講義と実習 | (事前学習)ポリフォニーの楽曲を数多く聴き、慣れ親しんでおく。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、協和音程について理解する。(90分) |
【2】 | 対位法の歴史について。ロマネスク期の音楽。複旋律の音楽の発生。 1対1の対位法についての説明と実習。 | 講義と実習 | (事前学習)協和音程について歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、1対1の対位法について理解し、課題をする。(90分) |
【3】 | 対位法の歴史について。ゴシック機の音楽。アルス・アンティクワ。リズム定型。ノートルダム楽派。レオナンとペロタン。オルガヌム、トロープス、セクエンツィア。 1対2の対位法について(協和音程のみを使って)の説明と実習。 | 講義と実習 | (事前学習)1対1の対位法について歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、1対2の対位法(協和音程のみを使って)について理解し、課題をする。(90分) |
【4】 | 対位法の歴史について。アルス・ノーヴァ。モテット。マショー。 1対2の対位法(協和音程と不協和音程を使って)についての説明と実習。 | 講義と実習 | (事前学習)1対2の対位法(協和音程のみを使って)について歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、1対2の対位法(協和音程と不協和音程を使って)について理解し、課題をする。(90分) |
【5】 | 対位法の歴史について。ルネッサンス期の音楽。ジョスカン・デ・プレ。 1対2の対位法のまとめ。 | 講義と実習 | (事前学習)1対2の対位法(協和音程と不協和音程を使って)について歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、1対2の対位法のまとめについて理解し、課題をする。(90分) |
【6】 | 対位法の歴史について。オペラとバロックの始まり。モンテヴェルディ。 1対2の対位法の知識を生かして、具体的な楽曲を理解する。経過音について。 | 講義と実習 | (事前学習)1対2の対位法(のまとめについて歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、1対2の対位法のまとめと経過音について理解、課題をする。(90分) |
【7】 | 対位法の歴史について。通奏低音。和声の発生。ヴィヴァルディ、バッハ。 1対2の対位法の知識を生かして、具体的な楽曲を理解する。刺繍音について。 | 講義と実習 | (事前学習)経過音について、歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、刺繍音について理解、課題をする。(90分) |
【8】 | 対位法の歴史について。和声的音楽(ホモフォニー)。モーツアルト。 1対2の対位法の知識を生かして、具体的な楽曲を理解する。掛留音について。 | 講義と実習 | (事前学習)刺繍音について、歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、掛留音について理解、課題をする。(90分) |
【9】 | 1対2の対位法の知識を生かして、具体的な楽曲を理解する。倚音について。 | 講義と実習 | (事前学習)掛留音について、歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、倚音について理解、課題をする。(90分) |
【10】 | より自由な対位法について。具体的な楽曲のアナリーゼを通して理解する | 講義と実習 | (事前学習)倚音について、歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、自由な対位法の楽曲のアナリーゼを自分の力でやってみる。(90分) |
【11】 | 2部合唱の作り方。 これまで学習してきた対位法の知識と感覚を生かして、いろいろな曲のメロディーに対旋律(第2のパート)をつけてみる。 | 講義と実習 | (事前学習)自由な対位法について、歌ったり弾いたりして、よく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、いろいろな曲のメロディーに対旋律(第2のパート)をつけてみる。90分) |
【12】 | 2声部の器楽曲の作り方 これまで学習してきた対位法の知識と感覚を生かして、いろいろな楽曲を2声部に編曲してみる。 | 講義と実習 | (事前学習)2部合唱の作り方についてよく理解する。(90分) (事後学習)プリント分をよく読み、いろいろな楽曲を2声部に編曲してみる。90分) |
【13】 | カノンの作り方。 これまで学習してきた対位法の知識と感覚を生かしてカノンを作ってみる。 | 講義と実習 | (事前学習)2声部の編曲についてよく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、カノンを作ってみる。(90分) |
【14】 | 自由リズム対位法 これまで学習してきた対位法の知識と感覚を生かして自由リズムの対位法的楽曲を作ってみる。 | 講義と実習 | (事前学習)カノンの作りかたについてよく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、自由リズムの対位法的楽曲を作ってみる。(90分) |
【15】 | フーガについての説明とアナリーゼの実習。 対位法のまとめ。 | 講義と実習 | (事前学習)自由リズムの対位法的楽曲の作りかたについてよく理解する。(90分) (事後学習)プリントをよく読み、フーガの形式についてよく理解し、自分でアナリーゼしてみる。(90分) |
評価方法 |
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小テスト20%、出席状況30%、定期試験50% 定期試験の解答等は、グーグルクラスルームに掲示する。 |
教科書 |
池内友次郎著「二声対位法」(音楽之友社) |
参考図書 |
特になし。必要なものはすべてプリントして配布します。 |
備考 |
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オフィスアワー:月曜日3講時、51001室 科目ナンバー:5JTH425L 実務経験なし |