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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 13434 | 担当教員名 | 千葉 さやか | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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授業概要 |
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音楽療法実施のためのガイドライン(臨床実施基準)を学びます。音楽療法を実践していく中で、AMTAによるガイドラインは、社会における音楽療法士の仕事の成果や立場を保証するものとなるため、AMTA Standards of Clinical Practiceに沿って、一般的に行われる「音楽療法の手順と実施」について学びます。 |
到達目標 |
①知識(理解):AMTAによる音楽療法の臨床実施基準のそれぞれの段階を説明できる。 ②態度(関心・意欲)臨床実施基準のすべてを理解した上で、模擬音楽療法プロジェクトを完成させる。 ③技能(表現):各ドキュメンテーションの内容を理解し、提供する内容の文書化、書類の作成ができる。 ④思考・判断:アセスメントの方法を理解し、実際にアセスメントできる。Goal & Objectivesを設定できる。評価方法、データの取り方を理解し実際に評価できる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | データに基づく音楽療法 AMTA Standards of Clinical Practiceガイドライン 音楽療法の紹介と受け入れ | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①35-38ページ、45-55ページを読む。 テキスト②137-140ページを読む。 【事後学修】(90分) 「音楽療法実施フォーム」のデータをダウンロードし、それぞれを一つずつのファイルとしてデータ保存する。(タイトルもつける。) 「音楽療法実施フォーム」を、音楽療法概論Ⅱ用に1部ずつ印刷してファイリングする。 2つの事例を読み、今日の授業内容に関連した違いについて述べる。 |
【2】 | 音楽療法アセスメント① •アセスメントとは •アセスメントはなぜ重要か •アセスメントの領域 | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①70-76ページを読む テキスト②140-146ページを読む。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) アセスメントについて述べている書籍を見つけ、「タイトル・著者・出版社」を提出する。 |
【3】 | 音楽療法アセスメント② •音楽活動と人間機能領域の関係 •聞き取りアセスメントとその記録 •アセスメント・セッション •音楽療法におけるアセスメント評価ツール | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①77-91ページを読む。 テキスト②146-148ページを読む。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) 動画を見て、アセスメントをおこなう。(音楽活動から人間の機能領域を書き出す。) アセスメントツールを作る |
【4】 | 音楽療法アセスメント③ •アセスメントデータ要約の書き方/まとめ方 模擬アセスメントの実施 •聞き取りアセスメント •ビデオを用いてアセスメントする | 講義、ビデオ分析 | 【事前学修】(90分) 音楽療法実施フォームのアセスメントデータ要約を見ておく。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) アセスメントデータ要約作成&完成 |
【5】 | プログラムプラン① •Target Behavior, Goal & Objectiveについて •Goalをたてる; 音楽療法の機能 ドメイン&サブドメイン MT Foundation (音楽療法の基盤) | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①93-105ページを読む SCPの該当部分を読む 【事後学修】(90分) 資料、または動画を見てゴールを考える。 |
【6】 | プログラムプラン② •Objectiveをたてる; クライアントの行動 ストラテジー/テクニック 評価の基準と4つの記録方法 | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①107-108ページを読む。 テキスト②148-153ページを読む。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) 設定されたGoalから、Objectiveを考える |
【7】 | プログラムプラン③ •音楽療法メソッド •実施プランの作成 •データシートの作成 | 講義 | 【事前学修】(90分) 音楽療法実施フォームの「実施プラン」を見ておく。 テキスト②166-179ページを読む。 音楽療法メソッド一覧を見ておく。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) 実施プラン作成 |
【8】 | 音楽療法の実施① •セッションプランについて •セッションプランの立て方 | 講義 | 【事前学修】(90分) 配布されたセッションプランの例を見ておく。 テキスト②179-205ページを読む。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) セッションプラン&データシート作成 動画を見ながら実際にデータを取る |
【9】 | 音楽療法の実施② •音楽と行動の因果関係 模擬音楽療法プロジェクトの詳細発表 | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①119-140を読む。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) 模擬音楽療法プロジェクトの準備 |
【10】 | 評価・文書報告① •音楽療法における評価 •4つの記録方法 | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①181-195ページを読む。 テキスト②153-154ページを読む。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) 模擬音楽療法プロジェクトの準備 |
【11】 | 評価と文書報告② •書類文書、経過報告書、終了報告書 | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①181-195ページを読む。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) 量的・質的評価表の作成 模擬音楽療法プロジェクトの準備 |
【12】 | 評価と文書報告③ •経過報告書の書き方 | 講義 | 【事前学修】(90分) テキスト①181-195ページを読む。 SCPの該当部分を読む。 音楽療法実施フォームの「経過報告書」を見ておく。 【事後学修】(90分) 準備された資料をもとに、文書作成をおこなう。 模擬音楽療法プロジェクトの準備 |
【13】 | 音楽療法の終結 終了報告書 •終了報告書の書き方 | 講義 | 【事前学修】(90分) 音楽療法実施フォームの「終了報告書」を見ておく。 テキスト①197-202ページを読む。 SCPの該当部分を読む。 【事後学修】(90分) 準備された資料をもとに終了報告書を作成する。 模擬音楽療法プロジェクトの準備 |
【14】 | 模擬音楽療法プロジェクトについて | 講義 | 【事前学修・事後学修】(180分) 模擬音楽療法プロジェクトの準備 |
【15】 | AMTA Standards of Clinical Practiceのガイドラインのまとめ | 講義 | 【事前学修・事後学修】(180分) 模擬音楽療法プロジェクトの準備 |
評価方法 |
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課題(20%)、模擬音楽療法プロジェクト(30%)、筆記試験(50%) 課題の解説・解答は講義時間内またはGoogle Classroomにて行う。 模擬音楽療法プロジェクト、筆記試験については、個人で解説・解答する。 |
教科書 |
テキスト①ミュージック・セラピスト・ハンドブック スザンヌ・B・ハンサー(ATN inc.) テキスト②音楽療法入門第3版第3巻 ウイリアム・B・ディビス, ケイト・E・グフェラー, マイケル・H・タウト 栗林文雄 訳(一麦出版社) AMTA Standards of Clinical Plactice, American Music Therapy Association, Inc. AMTA Professional Competencies, American Music Therapy Association, Inc. AMTA Code of Ethics, American Music Therapy Association, Inc. |
参考図書 |
Journal of Music Therapy, American Music Therapy Association, Inc. Music Therapy Perspectives, American Music Therapy Association, Inc. |
備考 |
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【オフィスアワー】:水曜日5コマ 5703千葉研究室 【科目ナンバー】:5JMT105L 【実務経験】:実務経験なし。 |