徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    音楽療法論臨床Ⅰ

科目番号13520担当教員名千葉 さやか単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
授業概要:高齢者について理解を深めるとともに、高齢者を対象にした音楽療法について理解する。健常な高齢者から心理的障がいや身体的障がい特に認知症の高齢者に対して、音楽を通してどのように関わるのか、アプローチ方法を理論から学ぶ。
到達目標
①高齢者の特徴や心理的・身体的障がい、特に認知症について理解する。【知識・理解】【関心・意欲・態度】
②高齢者に対する音楽療法の理論と方法論を学ぶ。【知識・理解】【技能・表現】
③高齢者に対する音楽療法において、ニーズを満たす音楽活動を計画できる力を身につける。【知識・理解】【技能・表現】
④指定されたテーマについて自ら調べてまとめ発表することにより、高齢者に対する音楽療法について説明できるようになる。【技能・表現】【関心・意欲・態度】
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション
高齢者への音楽療法の役割
高齢者に対する音楽療法の成果とエビデンス
高齢者に音楽を療法的に活用する
講義・ディスカッション【事前学修】シラバスを読む。テキスト②P.85-93、テキスト①P. 20-35を読む。(60分)
【事後学修】口頭発表に向けた情報収集をおこない、まとめる(120分)
【2】高齢者の理解
老化に伴う心身の変化と高齢社会について
高齢化社会と音楽療法士の役割、需要
講義・ディスカッション【事前学修】老化・加齢に関する障害・病気についてまとめる。(120分)
【事後学修】テキスト②P.68-84を読む。(60分)
【3】健康と音楽
健常な高齢者のための音楽の活用
講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①第2章を読む。(60分)
【事後学修】アクティビティを考える。(120分)
【4】様々な認知症について講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①70-71、テキスト②P.75-77を読む。(60分)
【事後学修】講義内指定されたテーマについて情報収集をおこなう(120分)
【5】認知症初期に対する音楽療法講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①71-77を読む。(60分)
【事後学修】アクティビティを考える(120分)
【6】認知症中期に対する音楽療法講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①77-90を読む。(60分)
【事後学修】アクティビティを考える、講義内で指定した技法について調べまとめる。(120分)
【7】認知症後期に対する音楽療法講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①P.90-94を読む。(60分)
【事後学修】アクティビティを考える。(120分)
【8】高齢者の問題行動に対する音楽の活用:うつ病、不眠症、興奮講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①P.102-113を読む。(60分)
【事後学修】アクティビティを考える。(120分)
【9】高齢者の問題行動に対する音楽の活用:日常生活動作、破滅的な反応
プレゼンテーションへ向けた説明
講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①P.113-123を読む。(60分)
【事後学修】アクティビティを考える。(120分)
プレゼンの準備。
【10】音楽とリラクゼーションの技法
音楽と疼痛、不安への対処
その他の音楽の活用の紹介
講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①第5章を読む。(60分)
【事後学修】事例を検索し要約する。プレゼンの準備。(120分)
【11】高齢者における身体運動の重要性
運動中の音楽活用
講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①第6章を読む。(60分)
【事後学修】事例を検索し要約する。プレゼンの準備。(120分)
【12】身体リハビリにおける音楽の活用講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①第8章を読む。(60分)
【事後学修】講義内で指定される技法について調べまとめ、アクティビティを考える。プレゼンの準備。(120分)
【13】緩和ケアにおける音楽の活用講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①第7章を読む。(90分)
【事後学修】講義内で指定されたテーマについて調べる。プレゼンの準備。(90分)
【14】スピリチュアリティにおける音楽の活用
プレゼンテーション発表1
講義・ディスカッション【事前学修】テキスト①第9章を読む。(60分)
【事後学修】プレゼンの準備。(120分)
【15】プレゼンテーション発表2発表【事前学修・事後学修】プレゼンの準備。(180分)
評価方法
講義内におけるディスカッション(10%)、課題提出(40%)、プレゼンテーション(20%)、筆記試験(30%)の総合評価とする。
課題の解説・解答は講義時間内またはGoogle Classroomにて行う。
プレゼンテーション、筆記試験については、個人で解説・解答する。
教科書
①高齢者のための療法的音楽活用 アリシア・アン・クレア 廣川恵理 訳(一麦出版社)
②音楽療法入門第3版第2巻 ウイリアム・B・ディビス, ケイト・E・グフェラー, マイケル・H・タウト 栗林文雄 監訳(一麦出版社)
参考図書
Journal of Music Therapy, American Music Therapy Association, Inc. Music Therapy
Perspectives, American Music Therapy Association, Inc.
認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント第3版 山口晴保 編著 佐土根朗+松沼記代+山上徹也 著(協同医書出版社)
よくわかる高齢者福祉 直井道子・中野いく子 編(ミネルヴァ書房)
ケネス・E・ブルシア. (2001). 生野里花 訳. 音楽療法を定義する. 東海大学出版会.
備考
【オフィスアワー】:水曜日5コマ 5703千葉研究室
【クラスコード】:zp3tk22
【実務経験】:実務経験なし。