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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 14120 | 担当教員名 | 松岡 貴史 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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授業概要 |
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実社会におけるさまざまなシーンで、たとえば小中高の音楽の授業や、音楽療法の現場で、子供たちへの音楽のグループ・個人レッスンの場や、集会などでみんなの演奏する歌や器楽の伴奏をする場面などにおいて、伴奏を気軽に楽しく弾ける力を養う。そのために必要となる曲のフォーム、調や和音構造の理解、旋律の表情などを直感的につかむための訓練を行う。また、メロディーに自分で工夫して伴奏をつけて弾いたり、コードネームの学習、弾き歌いの練習もしていく。 |
到達目標 |
①緊張することなく、いつもリラックスして、楽しみながら伴奏が弾けるようになる。【関心・意欲・態度】 ②途中で止まったり、テンポが揺れたりしないで、伴奏が指揮者の役割、音楽表現のリーダーとしての役割を果たせるようになる。【思考・判断】【技能・表現】 ③コードネーム付きの楽譜を読み、伴奏付けして弾けるようになる。【知識・理解】 ④曲に合わせて、いろいろな伴奏パターンを使いこなせる。【思考・判断】【技能・表現】 ⑤曲の雰囲気に合わせた伴奏のあり方、歌いやすい演奏しやすい伴奏のあり方を工夫できるようになる。【思考・判断】 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 伴奏法概論、和声の仕組み、メロディーラインとベースラインについて | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書に目を通しておく (事後学習)自分の好きな曲のメロディーに、適切なベースラインを考えてつけて、弾いてみる(90分) |
【2】 | コードの仕組みについて。 スリーコード(主要三和音)、和音の機能(ドミナント、サブドミナント、トニック)について | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)メロディーラインに対するベースラインの意味をさらに深く理解し、いろいろな曲で実習する。(90分) (事後学習)課題の曲にスリーコードで和音をつけ、コードネームを書き入れる。(90分) |
【3】 | コードの仕組みについて。 ドミナントセブンのコードについて。ドミナントモーションについて | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、理論を理解する。 (90分) (事後学習)課題の曲のドミナントモーションを見つけ、スリーコードとドミナントモーションを理解した上で和音付けして弾く。(90分) |
【4】 | メロディーにスリーコードをつけて弾く。(C dur ) | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、理論を理解する。(90分) (事後学習)Cdurの課題の曲にスリーコードを自分で考えてつけ、弾く。(90分) |
【5】 | メロディーにスリーコードをつけて弾く。(G dur , F dur, c moll , a moll ) | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、理論を理解する。(90分) (事後学習)G dur , F dur, c moll , a mollの課題の曲にスリーコードを自分で考えてつけ、弾く。(90分) |
【6】 | 副三和音(代理コード)について カデンツと、スリーコード、代理コードの考え方 トニックの代理コード(Ⅲ、Ⅵ)についてと使いかたと、弾く練習。 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、副三和音について理論を理解する。(90分) (事後学習)すでに自分でスリーコードで和音付けした課題を元に、トニックの代理コードを使って、さらに表情豊かな和音付けをして弾く。(90分) |
【7】 | 副三和音(代理コード)について カデンツと、スリーコード、代理コードの考え方、サブドミナントの代理コード(Ⅱ)についてと使いかた、トゥーファィブについてと、弾く練習。 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、副三和音について理論を理解する。(90分) (事後学習)すでに自分でスリーコードで和音付け和音付けした課題を元に、サブドミナントの代理コードを使って、さらに表情豊かな和音付けをして弾く。(90分) |
【8】 | セカンダリードミナント(借用の属七)について ドミナントモーション(Ⅴ7→Ⅰ)を弾く練習 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、借用の属7について理論を理解する。(90分) (事後学習)すでに自分でスリーコードで和音付け和音付けした課題を元に、セカンダリードミナントを使って、さらに表情豊かな和音付けをして弾く(90分) |
【9】 | セカンダリードミナント(借用の属七)について 代理コードとしての使い方と弾く練習。いろいろな曲の実例をまじえて。 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、借用の属7について理論を理解する。(90分) (事後学習)すでに自分でスリーコードで和音付け和音付けした課題を元に、セカンダリードミナントを使って、さらに表情豊かな和音付けをして弾く。指がさっとセカンダリードミナントを弾けるように練習する(90分) |
【10】 | ディミニッシュ(減7の和音)について 簡単な弾き方のこつ、減7の様々な表情と使い方。パッシングディミニッシュ、偶成和音的な使い方、などの説明と実例、弾く練習 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、借用の属7について理論を理解する。(90分) (事後学習)すでに自分でスリーコードで和音付け和音付けした課題を元に、ディミニッシュを使って、さらに表情豊かな和音付けをして弾く。指がさっとディミニッシュを弾けるように練習する (90分) |
【11】 | これまでの知識を使って、様々な曲のコードを読み、伴奏付けして弾いてみる。どんどん、様々な曲に挑戦して、慣れていく。さらにサスフォー、アドナインなどの説明を加えていく。 これまでの知識を使って、様々な曲のコードを読み、伴奏付けして弾いてみる。どんどん、様々な曲に挑戦して、慣れていく。さらにサスフォー、アドナインなどの説明を加えていく。 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)教科書を読み、これまでの理論を復習する。(90分) (事後学習)これまでに学習した知識を元に、好きな曲のコードを読み、伴奏付けをして弾く。数をこなしすのが上達の秘訣なので、どんどん弾いていくこと(90分) |
【12】 | コードとメロディーだけのクリスマスソングの楽譜を読み、ふさわしい伴奏をつけて弾く。さらに複雑なコードの読み方を説明する。 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)これまでの学習をよく整理理解できるよう、しっかり復習しておく。(90分) (事後学習)クリスマスソングの楽譜をたくさん渡すので自分でどんどん弾いてみる(90分) |
【13】 | 前の週に引き続き、コードとメロディーだけのクリスマスソングの楽譜を読み、ふさわしい伴奏をつけて弾く。歌もつけて弾き歌いをする。 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)これまでの学習をしっかり復習しておく。(90分) (事後学習)クリスマスソングの楽譜を自分でどんどん弾き歌いしてみる(90分) |
【14】 | クリスマスソングのコードを読み伴奏をつける。一人ずつ違った曲を決め、前もって練習しておき、みんなのうたの伴奏をする。クリスマスソングコンサート。 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)決めたクリスマスソングの伴奏を練習する。(120分) (事後学習) クリスマスソング過去の週で終わりなので、来年のクリスマスのレパートリーにできるよう 、しっかり身につけておく。(120分) |
【15】 | 中学校の教科書から数曲選び、伴奏のコツを説明する。 | 講義と演習 「一斉講義+演習形式」 | (事前学習)中学校の音楽の教科書をよく読んでおく。(90分) (事後学習)授業で説明を受けた曲をよく練習する(90分) |
評価方法 |
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学習過程を重視し、出席状況30%、平常点20%、小テスト10%、定期試験40%により、学修成果を総合的に評価する。 定期試験の解答等は、グーグルクラスルームに掲示する。 |
教科書 |
コード進行の基礎知識(DOREMI)、歌はともだち(教育芸術社)、中学生の音楽、中学生の器楽 (教育芸術社)、プリント |
参考図書 |
とくになし。 |
備考 |
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授業を受けるだけでは本当の力は身につきません。必ず、自分で鍵盤に向かい練習してください。 それぞれの曲を楽しむことが上達の一番の秘訣です。 オフィスアワー:水曜日3講時、51001室 科目ナンバー:5JTH105L 実務経験なし |