徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    楽式論A

科目番号14311担当教員名松岡 貴史単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次4年
授業概要
さまざまな音楽の形式について学ぶ。リート形式、複合三部形式、ロンド形式等について、実際に楽曲分析することによって、それらの作曲法を知る。楽曲分析においては、特に時構成的側面(拍節、リズム、フレーズ構成、楽式等)と音構成的側面(モティーフ、旋法、調、和声等)を2つの大きな柱として楽曲解釈の足がかりにし、音楽への深い理解と演奏表現等への実践的な能力の向上を目指す。毎回、豆知識として、楽曲分析・楽曲解釈に必要な用語を、実例を挙げて説明する。
到達目標
・楽曲のさまざまな形式をしっかり理解するとともに、構成感をもって作品を把握することができる。【知識・理解】
・興味をもって楽曲分析し、思考し、楽曲解釈することができる。【関心・意欲・態度】【思考・判断】
・分析・解釈した楽曲を演奏表現や指導に生かすことができる。【技能・表現】
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】楽曲分析の方法ー拍節、リズム、フレーズ、楽式
*豆知識:拍節アクセント
講義
「一斉講義形式」
特になし
【2】楽曲分析の方法ーモティーフ、旋法、調、和声
*豆知識:和声の機能
講義
「一斉講義形式」
特になし
【3】リート形式と和声・モティーフ
*豆知識:カデンツと終止
講義
「一斉講義形式」
特になし
【4】コンコーネの和声・形式分析(1)
*豆知識:非和声音
講義・演習
「一斉講義+実習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【5】コンコーネの和声・形式分析(2)
*豆知識:ドッペルドミナント
講義・演習
「一斉講義+実習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【6】ピアノ小品の楽曲分析(1)
*豆知識:借用和音
講義・演習
「一斉講義+実習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【7】ピアノ小品の楽曲分析(2)
*豆知識:準固有和音
講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【8】複合三部形式の楽曲の分析(1)
*豆知識:属七の和音
講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【9】複合三部形式の楽曲の分析(2)
*豆知識:近親調への転調
講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【10】ロンド形式の楽曲の分析(1)
*豆知識:ナポリの6
講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【11】ロンド形式の楽曲の分析(2)
*豆知識:減七の和音
講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【12】ポリフォニーによる楽曲の分析ーバッハのインヴェンションから(1)
*豆知識:模倣
講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【13】ポリフォニーによる楽曲の分析ーバッハのインヴェンションから(1)
*豆知識:カノン
講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【14】ポリフォニーによる楽曲の分析ーバッハのシンフォニアから(1)
*豆知識:ゼクエンツ(反復進行)
講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
【15】ポリフォニーによる楽曲の分析ーバッハのシンフォニアから(2)講義・演習
「一斉講義+演習形式」
対象とする楽曲の分析の予習・復習(30分)
評価方法
授業への取り組み(40%)、受講態度(20%)、筆記試験(40%)により、学習過程を重視し、学修成果を総合的に評価する。
教科書
「和声と楽式のアナリーゼ」 島岡譲著 音楽之友社
参考図書
「図解音楽事典」 角倉一朗/日本語版監修 白水社
備考
オフィスアワー:月曜日4講時、51001室
実務経験なし