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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】医学概論

科目番号	50351	担当教員名	小嶋　裕	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	1年

授業概要
（１）リハビリテーション（医学）と障がい者福祉理念の変遷。（２）障がいの分類（IDH，ICF）。（３）リハビリテーション医療の流れ。（３）人間の能力の諸段階。（４）ADL・QOL概念と評価法。（５）高齢期の問題と課題。（６）ターミナル・ケアの概要。（７）障がいの受容。（８）中枢神経系機能の概要と音楽療法。
到達目標
（１）リハビリテーション（医学）や障がい者福祉の理念を捉え，リハビリテーション・スタッフの一員としての音楽療法（士）の関わりを知る。（２）人間の能力段階とADL・QOLの概念（評価法）を知り，音楽療法の位置づけと音楽療法の効果判定方法の概要を知る。（３）中枢神経系機能の概要を知り，音楽療法との基本的な関連を知る。（４）リハビリテーション医学の中での音楽療法の位置づけを明確にする。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	・「リハビリテーション・チーム」とは。・「リハビリテーション（医学）と障がい者福祉」理念の変遷。	講義・討議	・クイズ（小テスト①）に備える。
【2】	・「リハビリテーション（医学）」とは（音楽療法との関わりから）。	講義・討議	・クイズ（小テスト①）に備える。
【3】	・「障がい（障がいをもつ人）」とは，障がいの分類。・国際疾病分類（ICD），国際障害分類（IDH）から国際生活機能分類（ICF）。・レポート課題①（提示）	講義・討議	・クイズ（小テスト①）に備える。
【4】	・リハビリテーション医療の流れ（急性期，回復期，維持期）。	講義・討議	・クイズ（小テスト①）に備える。・レポート課題①に取り組む。
【5】	・人間能力の諸段階（Lowton）と音楽療法。・クイズ（小テスト①）の実施。	講義・討議	・クイズ（小テスト②）に備える。・レポート課題①に取り組む。
【6】	・日常生活活動（ADL）・手段的ADL（IADL）の概要と評価法。	講義・討議	・クイズ（小テスト②）に備える。・レポート課題①に取り組む。
【7】	・生命・生活・人生の質（QOL）の概要と評価法（音楽療法との関わり，　効果判定）。	講義・討議	・クイズ（小テスト②）に備える。・レポート課題①に取り組む。
【8】	・高齢期における問題と課題。・寝たきりの前兆（閉じこもり症候群）と廃用性症候群（寝たきり症候　群）。	講義・討議	・クイズ（小テスト②）に備える。・レポート課題①に取り組む。
【9】	・「ターミナル・ケア」とは（音楽療法との関わり）。・クイズ（小テスト②）の実施。	講義・討議	・クイズ（小テスト③）に備える。・レポート課題①に取り組む。
【10】	・「障がいの受容」とは。・S-R理論・レポート課題①（提出），各自がレポート内容を発表する。	講義・討議	・クイズ（小テスト③）に備える。
【11】	・中枢神経系の機能（１）・中枢神経系の機能（２）	講義・討議	・クイズ（小テスト③）に備える。
【12】	・中枢神経系の機能と音楽療法・リハビリテーション介護とは。	講義・討議	・クイズ（小テスト③）に備える。
【13】	・方法論的研究モデル（医療モデルと生活モデルの構成要素）。・クイズ（小テスト③）の実施。・レポート課題②（提示）	講義・討議	・クイズ（小テスト④）に備える。
【14】	・能力の諸段階における「生命・生活・人生の質」と「医学・生活・社　会モデル」の関係性。	講義・討議	・クイズ（小テスト④）に備える。・レポート課題②に取り組む。
【15】	・障害者福祉の変遷・クイズ（小テスト④）・総括	講義・討議	・レポート課題②に取り組む。指定された期日　までに提出。

評価方法
・出席，クイズ（小テスト）及びレポート課題①（発表態度を含む），レポート課題②（25項目）を総合して評価。・レポート課題①：「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」千葉忠夫著（PHP新書618）を読み感想を記述。・レポート課題②：提示した25項目について，それぞれを簡潔に記述する。
教科書
・授業前に資料（パワーポイント提示の内容）を配布します。
参考図書
・授業前，授業中に適宜に紹介します。

備考
・１年次の履修では少し詳細な授業内容ですが，しっかり学習してみて下さい。・リハビリテーション（医学）との関連の中で，医療と音楽療法の接点を総合的・総括的に捉えられれば幸いです。また，　今後の学習の視点になればと考えています。