徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る | |
徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 14629 | 担当教員名 | 松岡 貴史 | 単位 | 2単位 |
---|
科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
---|
授業概要 |
---|
西洋の音楽の歴史を辿るとともに、日本の伝統音楽、アジアの民族音楽にも触れ、様々な音楽の様式を比較し、社会の変遷に伴い、美意識や音楽語法がどのように変化してきたかを考察する。楽曲については、音源による耳からの理解と楽譜のアナリーゼによる理論的理解を促す。 4日間にわたる集中講義の第1日目は、音と音楽はどう違うのか、音楽にはどのような機能があるのか、時間芸術としての音楽がコミュニケーションを促すために必要な拍節感・フレーズ感等について考える。第2日目は、モノフォニー・ポリフォニー・ホモフォニーという視点をもって、中世から古典派までの音楽を理解する。第3日目は、ロマン派から現代に至るまでの音楽について、様式の変遷を発展・進歩と捉えるかどうか、思考を促す。第4日目は、日本の伝統音楽やアジアの民族音楽を通して、異文化とどう向き合うか、固有性・多様性をどのように認め合っていくか、ディスカッションする。 なお、ポリフォニーについては対位法の授業で、ホモフォニーについては和声学の授業で、楽曲分析については楽式論で、それぞれ演習を通して詳しく学ぶことができる。 |
到達目標 |
・様々な時代や国の音楽について、未知のものに興味・関心を持つ。〈関心・意欲〉 ・西洋の音楽について、時代・社会の変遷によって音楽の様式がどのように変化してきたか、理解する。〈知識・思考・理解〉 ・日本やアジアの音楽について、それらの特徴を理解する。〈知識・思考・理解〉 ・音楽において構造やコミュニケーション力の本質となる拍節感やフレーズ感について、体感を持って理解し、表現・鑑賞に生かす。〈思考・技能・表現・理解〉 ・楽譜のアナリーゼ(分析)により、楽曲を理解し、解釈する。〈思考・判断〉 ・人間にとって音楽とは何か,人間は音楽から何を得てきたか,また音楽を通じて私たちは何ができるのか、思考を展開する。〈思考・判断〉 ・国、民族、宗教、時代の違いがあっても、それぞれの文化に価値があることに気づく。〈関心・意欲〉 ・ディスカッションで、自分の考えを表現する。〈思考・技能・表現〉 ・レポートで、自分の考えを表現する。〈思考・技能・表現〉 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
---|---|---|---|
【1】 | 音と音楽(集中講義第1日目) | 講義、ディスカッション | (事前学習)教科書に目を通しておく。(20分) |
【2】 | 音楽の機能(集中講義第1日目) | 講義、ディスカッション | (事前学習)教科書に目を通しておく。(20分) |
【3】 | 拍節感とフレーズ感(集中講義第1日目) | 講義、演習、ディスカッション | (事前学習)教科書に目を通しておく。(20分) |
【4】 | 言葉と音楽(集中講義第1日目) | 講義、演習、ディスカッション | (事前学習)教科書に目を通しておく。(20分) (事後学習)「音と音楽」「音楽の機能」に関するレポート。(60分) |
【5】 | モノフォニー・ポリフォニー・ホモフォニー(集中講義第2日目) | 講義、鑑賞、ディスカッション | (事前学習)教科書の左記に関するところを読む。(30分) |
【6】 | 中世・ルネサンスの音楽(集中講義第2日目) | 講義、鑑賞 | (事前学習)教科書の左記に関するところを読む。(30分) |
【7】 | バロックの音楽(集中講義第2日目) | 講義、鑑賞 | (事前学習)教科書の左記に関するところを読む。(30分) |
【8】 | 古典派の音楽(集中講義第2日目) | 講義、鑑賞 | (事前学習)教科書の左記に関するところを読む。(30分) (事後学習)「モノフォニー・ポリフォニー・ホモフォニー」に関するレポート。(60分) |
【9】 | 音楽の発展・進歩?(集中講義第3日目) | 講義、鑑賞、ディスカッション | (事前学習)教科書の左記に関するところを読む。(30分) |
【10】 | ロマン派の音楽(集中講義第3日目) | 講義、鑑賞 | (事前学習)教科書の左記に関するところを読む。(30分) |
【11】 | 近代の音楽(集中講義第3日目) | 講義、鑑賞 | (事前学習)教科書の左記に関するところを読む。(30分) |
【12】 | 現代の音楽(集中講義第3日目) | 講義、鑑賞 | (事前学習)教科書の左記に関するところを読む。(30分) (事後学習)「音楽の発展・進歩?」に関するレポート。(60分) |
【13】 | 異文化と向き合う(集中講義第4日目) | 講義、鑑賞、ディスカッション | (事前学習)異文化理解について考えておく。(30分) |
【14】 | 日本の伝統音楽(集中講義第4日目) | 講義、鑑賞 | (事前学習)日本の伝統音楽についての下調べ。(30分) |
【15】 | アジアの民族音楽(集中講義第4日目) | 講義、鑑賞 | (事前学習)アジアの民族音楽についての下調べ。(30分) (事後学習)「異文化と向き合う」に関するレポート。(60分) |
評価方法 |
---|
受講態度30パーセント、レポート70パーセント 定期試験の解答等は、グーグルクラスルームに掲示する。 |
教科書 |
(CD付)クラシック音楽の世界 田村和紀夫著 新星出版社 |
参考図書 |
「はじめての音楽史」 片桐功他著 音楽之友社 「ものがたり西洋音楽史」 近藤譲著 岩波ジュニア新書 「ものがたり日本音楽史」 徳丸吉彦著 岩波ジュニア新書 「はじめての世界音楽」 柘植元一・塚田健一編 音楽之友社 |
備考 |
---|
オフィスアワー:水曜日3講時、51001室 科目ナンバー:5JTH216L 実務経験なし |