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徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 14680 | 担当教員名 | 井村 幸子 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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音楽療法のよい候補者であり、就職現場で依頼の多い対象者(2年次既修の高齢者をのぞく)についての病理や症状、その対象者への一般的なアプローチ、音楽療法アプローチ、メソッドについて学ぶ。それらの音楽療法実践を支える心理学も学ぶ。 |
到達目標 |
1.各対象者について、定義、疫学、一般的なアプローチ、音楽療法アプローチを実践可能なレベルまでに理解する。《知識・理解》《技能・表現》 2.各対象者で該当するAMTAのリソースを検索し、活用する。《態度・関心・意欲》《思考・判断》 3.各対象者に関する、有効なウェブサイト、論文記事、書物を検索し、音楽療法に必要とされる知識、実践のために活用する。《態度・関心・意欲》《思考・判断》 4.大学での「学修」、自律的な勉強の仕方を身につける。卒業後も、このようにしてずっと学び続ける。《知識・理解》《態度・関心・意欲》 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | シラバスの理解 ●この科目を学ぶためのシラバスの理解 これまでの自身の音楽療法の定義と新たな対象者への音楽療法について思うこと 身体障がい者のための音楽療法 ●身体的な障がいの種類 ・種類 ・障がい特徴による分類 ・身体障がい者への音楽療法の概要 ・治療環境 ・基礎知識 ・医療チームについて ・治療目標 | 講義 | 事前学修: ✔ファイルは、臨床Ⅳのための1冊を新たに準備し、普遍ファイルを持参する(10分)。 ✔シラバスを読む(60分)。 ✔Chap.6 p.11-25を読む。 事後学修: ✔PPTとテキストを参照して、復習する(45分)。 ✔脳性マヒの障がい特徴による分類を覚える(30分)。 |
【2】 | 身体障がい者のための音楽療法 ●運動技能 ●コミュニケーションスキル ●認知、思考の技術 ●社会生活の技能 ●情緒安定の技術 ●音楽の技術 ●運動技能 ・聴覚リズム刺激(RAS) ・パターン化感覚強化法(PSE) ・治療的楽器演奏法(TIMP) ・TIMPの訓練で利用される楽器の例 ●コミュニケーションスキル ・メロディックイントネーション療法(MIT) ・リズムによる会話合図法 ・音声イントネーション療法 ・治療的歌唱法(TS) ・口腔運動・呼吸訓練(OMREX) ・音楽による会話刺激法(MUSTIM) ・音楽による発達的言語訓練(DSLM) ・音楽によるシンボリックコミュニケーション訓練(SYSCOM) | 講義 | 事前学修: ✔P. 24-58を読む(90分)。 事後学修: ✔P. 58 学修のための質問に答える(60分)。 ✔実践例を復習する(30分)。 |
【3】 | 神経リハビリテーションにおける音楽療法 ●神経学的音楽療法 | 講義 | 事前学修: ✔タウト著Chap.6を読む(90分)。 事後学修: ✔再び、タウト著Chap.6を読む(90分)。 |
【4】 | 神経リハビリテーションにおける音楽療法 ●脳卒中、パーキンソン病 ●感覚運動障害: RAS1 | 講義 | 事前学習 ✓テキストのRASのすべての記述を読む(45分)。 ✔Chap.7.1-7.3、とくにRASについて読み、プロトコールを理解する(45分)。 ✔適切な音楽を考え、演奏する(15分)。 事後学修: ✔PPTを活用し、授業を再現、復習する(60分)。 ✔授業を受けて、適切な音楽をいくつか考え、演奏する(30分)。 |
【5】 | 神経リハビリテーションにおける音楽療法 ●脳卒中、パーキンソン病 ●言語コミュニケーション障害をもつ人のグループ | 講義 | 事前学修: ✔テキストを読む(45分)。 ✔タウト著を読む(45分)。 事後学修: ✔PPTを活用し、授業を再現、復習する(60分)。 |
【6】 | 神経リハビリテーションにおける音楽療法 ●脳卒中、パーキンソン病 ●言語コミュニケーション障害をもつ人 | 講義 | 事前学修: ✔テキストを読む(45分)。 ✔タウト著を読む(45分)。 事後学修: ✔PPTを活用し、授業を再現、復習する(60分)。 |
【7】 | 神経リハビリテーションにおける音楽療法 ●頭部外損傷 ●認知機能障害をもつ人のグループ | 講義 | 事前学修: ✔テキストを読む(45分)。 ✔タウト著を読む(45分)。 事後学修: ✔PPTを活用し、授業を再現、復習する(60分)。 |
【8】 | さまざまな音楽療法アプローチ ●創造的音楽療法 ●ノードフ&ロビンズ音楽療法 | 講義 | 事前学修: ✔テキストを読む(45分)。 ✔ハンドアウトを読む(45分)。 事後学修: ✔PPTを利用して、授業を再現する(45分)。 ✔ケーススタディを読む(45分)。 |
【9】 | さまざまな音楽療法アプローチ ●創造的音楽療法 ●ノードフ&ロビンズ音楽療法 ●その他のアプローチ | 講義 | 事前学修: ✔テキストを読む(45分)。 ✔ハンドアウトを読む(45分)。 事後学修: ✔PPTを活用して、授業を再現する(90分)。 ✔ケーススタディを読む(45分)。 |
【10】 | さまざまな音楽療法アプローチ ●創造的音楽療法 ●ノードフ&ロビンズ音楽療法 ●その他のアプローチ | 講義 | 事前学修: ✔テキストを読む(45分)。 ✔ハンドアウトを読む(45分)。 事後学修: ✔PPTを活用して、授業を再現する(90分)。 ✔ケーススタディを読む(45分)。 |
【11】 | 精神障がいをもつ人のための音楽療法 ●定義と診断 ●躁うつ病Cl.のケーススタディ ・Wheeler定義のレベル1,2,3の音楽療法 ・レベル2の音楽療法実践 | 講義 | 事前学修: ✔テキストを読む(90分)。 事後学修: ✔PPT、HOを活用して、授業を再現する(90分)。 |
【12】 | 精神障がいをもつ人のための音楽療法 ●躁うつ病Cl.のケーススタディ ・レベル2の音楽療法実践 ・音楽療法メソッド: 歌詞分析 | 講義 | 事前学修: ✔テキストを読む(90分)。 事後学修: ✔PPT、HOを活用して、授業を再現する(90分)。 |
【13】 | メンタルヘルスと音楽療法 ●高齢者のメンタルヘルスのための音楽療法 ●自殺予防 ●認知症予防 | 講義 | 事前学修: ✔指示された図書を読む(90分)。 事後学修: ✓PPT、HOを活用して、授業を再現する(90分)。 |
【14】 | メンタルヘルスと音楽療法 ●メンタルヘルスのための音楽療法 ●子ども ●成人 | 講義 | 事前学修: ✔指示された図書を読む(90分)。 事後学修: ✔PPT、HOを活用して、授業を再現する(90分)。 |
【15】 | Study Guideによる、まとめ | 講義 | 事前学修: ✔これまで学んだことを、図書、PPT、ノートを見て復習する。疑問点を明らかにする(90分)。 事後学修: ✔Study Guideをみて、試験準備をする(4時間)。 |
評価方法 |
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1.授業でのディスカッションへの参加-D: 10 points 2.課題(学生の義務)の提出もしくは発表と評価-A: 10 points 3.ポップクイズ(前回の授業の内容から、予告なく出題される小テスト)の結果―A: 10 points 4.試験-E: 70 points 試験結果についての解説、講評は、メールで通知する。 |
教科書 |
Davis, W.B., Gfeller, K.E., and Thaut, M.H. 栗林文雄訳. (2006). 音楽療法入門. 一麦出版社. E.H.ボクシル.(2003).実践・発達障害児のための音楽療法.人間と歴史社. |
参考図書 |
ジル・ボルト・テイラー、竹内薫訳.(2009). 奇跡の脳. 新潮社. 厚生労働省ほかが運営する、メンタルヘルス、自殺予防に関するインターネットサイトを紹介する |
備考 |
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オフィスアワーは、月曜日3コマ、5715室にて実施する。 実務経験なし。5JMT319L |