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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 55564 | 担当教員名 | 榊原 達哉 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 一般 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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誰しも人生に一度は、「自分とは何か」、「私の人生とは何か」、「私を取り囲む他人たち、社会とは何か」という問いをかかえることがあるはずだ。たとえば、失恋、受験の失敗など人生における危機に直面したときはなおさらである。哲学は、「私とは何か」、「人生とは何か」、「社会とは?」、「世界とは何か」を問うものである。そして、哲学者と呼ばれる人たちは、こうした人生の問題、社会や世界の問題を根本的に問うてきた人たちだ。彼らは、彼らの生きた社会あるいは生きている社会における苦しみ(もちろん、喜びも)の中から、今言った問いをつむぎだしてきた。しかし、「哲学とは何か」というきわめて単純な問いに答えることは、非常に難しい。というのは、哲学者の苦しみ(あるいは喜び)の数だけ、そして哲学者の数だけ哲学の定義があるからだ。また、哲学は根本的に「私とは何か」、「人生とは何か」、「世界とは何か」について考えるため、哲学者は唯一絶対的な世界観(「私」「世界」についての究極的な考え方)を提示しようとするからだ。 そこで本年度この講義では、「哲学」という謎めいたものに対するイメージを聴講者の方につかんでもらうため、様々な哲学者の世界観を歴史的に話したい。したがってそれは、西欧の哲学史という形式をとることになる。 【到達目標】本講義の到達目標は、哲学の論理的な推論を通して、社会人として必要な思考力を養成することである。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 哲学とは何か。哲学の端緒:ギリシアの哲学(1)ソクラテス以前の哲学、ソクラテスの哲学1 | 講義形式で授業を行う。 | |
【2】 | 哲学の端緒:ギリシアの哲学(2)プレ=ソクラットの哲学、ソクラテスの哲学2 | ||
【3】 | 哲学の端緒:ギリシアの哲学(3)プラトンの哲学 | ||
【4】 | 哲学の端緒:ギリシアの哲学(4)アリストテレスの哲学 | ||
【5】 | 自由の哲学:ヘレニズムの哲学 ストア派とエピクロス派の哲学 | ||
【6】 | 神の哲学と中世:アウグスティヌスの哲学 | ||
【7】 | 神の秩序から人間の秩序へ:神人の哲学・E.カントーロヴィッチの政治神学 | ||
【8】 | 人間の秩序:近代科学の勃興とデカルトの哲学(大陸合理論) | ||
【9】 | 経験とは何か:イギリス合理論1 | ||
【10】 | 経験とは何か:イギリス合理論2 | ||
【11】 | 人間とは何か:カントの批判哲学1 | ||
【12】 | 人間とは何か:カントの批判哲学2 | ||
【13】 | 世界の中の私:現象学(1)フッサール | ||
【14】 | 世界の中の私:現象学(2)メルロ=ポンティ1 | ||
【15】 | 世界の中の私:現象学(2)メルロ=ポンティ2 |
評価方法 |
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学期末のレポートによって、成績を評価する。ただし、欠席が全体講義回数の3分の1を超える場合は、自動的にレポート提出資格を失う。 |
教科書 |
特に指定しないが、毎回レジュメを配布する。 |
参考図書 |
特に指定しない。 |
備考 |
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学期末のレポートによって、成績を評価する。 |