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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】ことばと表現

科目番号	54667	担当教員名	中山　義幸	単位	2単位

科目群	一般	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	1年

授業概要
１高等学校までの国語科で身につけた知識・技能を活用して、大学での学びや社会生活で求められる日本語能力とは何かと　いうことを考えながら、大学生に求められる日本語の基礎･基本を身につける。２予習や復習をとおして課題を見つけ、解決をめざす。３課題について調べたり、考えたり、話し合ったりしながら学習を進める。
到達目標
１高等学校までに学んだ国語科の知識･技能を生かして学ぶことができる。２日本語学習の意義･目的を理解して、自ら課題を見つけて学ぶことができる。３授業で学んだことを大学での学びや社会生活に生かすことができる。４大学生に求められる基礎的・基本的な日本語能力を身につけるために進んで学ぶことができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	日本語の現状について考えよう・「平成23年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」から、日本語の　現状について考える	講義、演習、意見交換、質疑応答	復習：「国語に関する世論調査」から見た日本語の現状についてまとめる。
【2】	大学生に求められる日本語能力を理解し、言語環境の改善に取り組もう・大学生に求められる日本語能力について考え、話し合う・自らの言語生活を振り返り、言語環境の改善の方向を考える	講義、演習、グループ討議	予習：日本語学習の意義･目的について考える。復習：大学生に求められる日本語能力について話し合ったことをまとめる。
【3】	辞書を使いこなそう・辞書を有効に活用する方法を考える（辞書を引く、辞書を読む）・辞書を使って、語句、漢字、ことわざ、慣用句などを検索する	講義、演習、質疑応答	事前準備：国語辞典、漢字辞典を準備する
【4】	敬語表現の基礎･基本を理解しよう・現代の敬語の考え方と要点をを理解し、説明する・敬語についての問題に取り組み、疑問点を明らかにする	講義、演習、意見交換、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P1,P5,P6を読む。P2の例題を解く。復習：授業資料「ことばと表現」P31を読み、例題を解く。
【5】	敬語表現に習熟しよう・敬語表現の基礎･基本を確かめながら練習問題に取り組み、敬語の使い方に習熟する	講義、演習、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P3,P4の例題を解く。復習：敬語表現の基礎･基本について確認する。
【6】	分かりやすい文を書こうⅠ ・「分かりにくい文」とは何かを理解して、説明する・「分かりやすい文」を書くための鉄則をつかむ	講義、意見交換、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P7,P8を読む。復習：授業資料「ことばと表現」P32を読み、分かりやすい文を書くための鉄則を確認する。
【7】	分かりやすい文を書こうⅡ ・ねじれ文について問題に取り組み、「係り受け」の正確な文を書く・ねじれ文をなくすためのポイントを理解し、説明する	講義、演習、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P9,P10,P11の例題を解く。P12を読み、ねじれ文をなくすためのポイントをつかむ。復習：授業資料「ことばと表現」P33を読む。
【8】	分かりやすい文を書こうⅢ ・「分かりやすい文」を書くための４つの鉄則を理解し、説明する・意味のあいまいな文について点検し、正確に情報が伝わるように書く	講義、演習、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P13,P14の例題を解く。P34の例題を解く。復習：授業資料「ことばと表現」P13を読み、分かりやすい文を書くための４の鉄則を確認する。
【9】	分かりやすい文を書こうⅣ ・分かりにくい長文の例を読んで問題点を把握する（一文一意、構成）・長文を整理して、分かりやすい文に書き換える	講義、演習、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P15,P16,P17を読む。P16の長文整理の例題をする。P35を読み長文整理の例題をする。復習：授業資料「ことばと表現」P17の情報提示の基本について確認する。
【10】	「事実」と「意見」を区別する意識を持とう・「事実」と「意見」の意味を正確に理解し、説明する・例題に取り組み、「事実」と「意見」の違いを認識する	講義、演習、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P18,P19,P20を読み、例題を解く。復習：授業資料「ことばと表現」P36を読み、事実と意見の違いを確認する。P38の例題を解く。
【11】	「事実」を伝わりやすい順序で発信しよう・「事実」を伝わりやすい順序で発信する方法について考える・絵や写真を見て事実を分かりやすく伝える	講義、演習、発表、質疑応答	予習:授業資料「ことばと表現」P21,P22を読み、事実を事実を伝わりやすい順序で発信する方法について確認する。P23の例題を考える。復習：授業資料「ことばと表現」P36を読み、情報伝達の順序について確認する。
【12】	「論理的な表現」の基礎・基本を理解しよう・「論理的な表現」の基礎・基本を理解して、説明する・論理パズルに取り組み、論理的な思考に習熟する	講義、演習、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P24を読んで、論理的な表現の基礎･基本を確認する。P25,P26を読んで例題を解く。復習：授業資料「ことばと表現」P37を読み、例題を解く。
【13】	「論理的な表現」のツボをおさえよう・「論理的な表現」の基礎・基本を確認しながら、例題に取り組む・「論理的な表現」をするためのポイントを確認して、説明する	講義、演習、質疑応答	予習：授業資料「ことばと表現」P28,P29,P30の説明を読み、例題を解く。復習：授業資料「ことばと表現」P30の「論理のキズ・欠陥」について確認する。
【14】	論理的な表現に取り組んでみよう・「論理的な表現」の基礎・基本をもとに、まとまった文を書く・「論理的な表現」の基礎・基本をもとに、意見を発表する	講義、演習、発表、質疑応答	予習：決められたテーマについて、論理的な表現を用いて４００字で自分の意見をまとめる。
【15】	日本語の能力の向上をめざそう・大学での学習や社会生活にとって必要な日本語能力について整理し、日　本語能力を向上させるための方法や心構えについて考える	講義、グループ討議	予習：大学生に求められる日本語能力について整理し、確認しておく。復習：日本語能力向上のための方法や心構えについてまとめる。

評価方法
グループ討議での活動、レポート、期末試験等により評価を行う
教科書
プリント（授業資料「ことばと表現」２０１３）
参考図書
木下是雄著「レポートの組み立て方」筑摩書房　　小野田博一著「１３歳からの論理ノート」ＰＨＰ研究所　　小野田博一著「論理的な作文・小論文を書く方法」日本実業出版社

備考