徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    保育内容Ⅲ 言葉

科目番号31743担当教員名後藤 立夫単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
(授業目的・方針 等)
人間の生得性の一つに、言葉がある。言葉の機能の重要な一つにコミュニケーションがある。コミュニケーションは、社会的存在である人間が他者と響き会って豊かに生きていくための不可欠のものである。乳幼児がどのようにして保育者とコミュニケートして「言葉」を獲得していくのか。言語獲得の過程における保育者との適切な関わりが、人としていきていく上で重要な基盤となることを学習によって明らかにし、集団保育に関わる保育者としての専門的対応力を身につける。また、私たちが使っている言葉について探求し、日本語についての理解を深め、保育者としての「言葉」に関する資質能力の向上を図る
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】1 授業の目的と方法について 2 日本語についての理解を図る。その1 現在使われている日本語の特徴について用例を基に考察する。  
【2】日本語についての理解を図る。 その2 孤立語といわれている日本語の同系語の仮説を紹介し、ヤマト言葉 や成立について考察する。  
【3】日本語についての理解を図る  その3 漢字使用以前のヤマトコトバはどのようであったのか。また、漢字が導入されたことによって日本語の表記や世界観にどのような変化が生じたか。  
【4】領域「ことば」を中心に、幼稚園指導要領と保育所保育指針についての理解を図る。     
【5】言語の獲得についての理解を図る その1 ①人間の生得性 ② 母子間における相互関係について  
【6】言語の獲得についての理解を図る その2 言葉の育つ環境と生活  乳幼児の言葉の獲得と保育者とのコミュニケーション  
【7】言葉の発達と保育者の望ましい関係 その1 1~2歳児の言語獲得について。  
【8】言葉の発達と保育者の望ましい関係 その2 3歳児の言葉と心の発達について   
【9】言葉の発達と保育者の望ましい関係 その3 4~6歳児の言葉と心の発達について   
【10】集団保育における言語獲得の利点と課題 その1 いくつかのケースにおける保育者による指導と援助  
【11】集団保育における言語獲得の利点と課題 その2 いくつかのケースにおける保育者による指導と援助  
【12】ことばと文字 話し言葉の発展過程に現れる文字への関心を知る。生活の中で ことばと文字の繋がりはどのようなものかを探求する。  
【13】保育者のことばと子ども 幼児との信頼関係が構築できるか否かは「言葉」にある。そこで信頼を強めることば、信頼関係を失うことばをがあることを理解し、生きた言葉の使い方を探る。  
【14】感情の表出とことば 「叱ることばと怒ることば」「褒めることばと認めることば」を認識し効果的な使い方を考える。  
【15】言葉の育ちに関わる諸課題  言語障碍           前期授業のまとめ  
評価方法
毎時間の課題提出、出席状況、レポート、ペーパーテスト等
教科書
「保育内容 言葉」同文書院 大田光洋 他  編著
幼稚園指導要領、保育所保育指針
参考図書
0歳児がことばを獲得するとき」中公新書 「日本語の起源」岩波新書
備考