徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    プレゼンテーション概論

科目番号12893担当教員名西田 誠単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
実践的な〈プレゼンテーション〉能力獲得のために、現代社会における〈プレゼンテーション〉の意義と役割とを理解し、そのために必要な理論と方法とを学ぶ。〈プレゼンテーション〉は、その内容が「聞き手」に伝わらなければ目的は果たせない。このことを念頭に置いて、実践的なスキルを習得できるよう、講義とともに毎時の課題に取り組む。
到達目標
 社会における〈プレゼンテーション〉の意義と役割、そして基本的な方法を理解(知識)し、その方法を実践できる(技能・思考)こと。その際には、「聞き手」を分析・調査し「聞き手」に応じた内容・表現・手法(態度)が求められるので、発信者としてだけでなく「聞き手」の役割と態度、そして「聞く」能力も身に付けていくこととなる。実践はプレゼンテーション後の質疑・応答も含まれる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】現代社会における〈プレゼンテーション〉の意義 講義次回課題の準備
【2】1分間〈プレゼン〉演習
   実際に1分間の〈プレゼンテーション〉を試みる。
   予想外に「伝わらない」ことが実感できよう。では、どうすればよいか?
   また、「伝わらない」のはなぜか? まずは、自らが考え、議論する。
 授業のまとめレポート
【3】目的に応じた〈プレゼンテーション〉の分類
   うまく「伝える」ために、〈プレゼンテーション〉が目的によって分類されることを理解しなければならない。「知らせる」「教える」「説得する」「行動を促す」。いずれも、「伝える」ことに違いはないが、聞き手に関する関与の度合いが異なるため、ゴールも異なる。  
 TV番組等〈プレゼンテーション〉教材のレポート
【4】〈プレゼンテーション〉における「ノイズ」
   「伝わらない」のはなぜか? その大きな原因に「ノイズ」と呼ばれるものがある。話し手から聞き手に情報が伝わる際に障害となるものである。その存在と性格を知ることによって、より「伝わる」プレゼンが可能となる。
 次回テスト「ノイズ」について復習
【5】ストーリー展開
   「ノイズ」を除去するため、〈プレゼンテーション〉の効果を高める方法の一つが〈ストーリー〉展開である。序論・本論・結論。言いたいことを先に簡潔に言う。
  
【6】ストーリー構成
    各自が決めたテーマで〈プレゼンテーション〉(行動を促すプレゼン)を実践するために、「ストーリー」を作成する。「序論」の内容は? 「本論」ではどこまで「説明」するのか? 「結論」では何を述べるのか?
 次回演習の準備
【7】〈プレゼンテーション〉の実践1
    〈プレゼンテーション〉を実践し、その問題点を指摘し合い、各自が認識する。
 次回演習の準備
【8】〈プレゼンテーション〉の実践2
    「実践1」の問題点を踏まえ、改善した〈プレゼンテーション〉を実践する。
  実践演習のまとめレポート
【9】話しことば1
   〈プレゼンテーション〉主体は「話すこと」である。では、「わかりやすい話し方」とは? 書きことばとの違い。日本語の特性。これらのことを確認することで、自らの話し方を見る。 
 次回テスト「日本語」について復習
【10】話ことば2
   「1」を踏まえ、「話しことば」を使う際に留意すべき点を確認する。「ことば」は話し手と聞き手によって共有されるものであるので、聞き手に応じた「語彙」を用い、聞き手にわかる「話し方」をしなければならない。
 次回テスト「日本語」について復習
【11】聞きたい〈プレゼンテーション〉
   〈プレゼンテーション〉は「説明」ではない。聞き手に理解をもとめるのではなく、印象に残し、共感してもらうことを目的とする。そのために、話し手がしなければならないことは何か? まずは、聞き手のニーズを知ることである。実践3の準備として、聞き手にニーズ。聞きたい〈プレゼンテーション〉のテーマを考える。
 次回演習の準備
【12】〈プレゼンテーション〉実践のために
  これまで、「話す」ことについて学んできた。それ以外に〈プレゼンテーション〉に求められるものがある。姿勢・服装・立ち位置・目線など。理論とともに、実際に〈プレゼンテーション〉を行う立場から議論する。
 授業のまとめレポート
【13】〈プレゼンテーション〉の実践3 
  まとめとしての〈プレゼンテーション〉を実践する。
 授業のまとめレポート
【14】 まとめとしての〈プレゼンテーション〉を実践する。 授業のまとめレポート
【15】〈ビジュアル化〉
  〈プレゼンテーション〉のツールとして、例えば、「パワーポイント」などによる〈ビジュアル化〉は極めて効果がある。それらの紹介とともに、機器の使用はあくまでも補助的なものであり、あくまでも主体は「話すこと」であることを確認する。
  
評価方法
授業時の課題(40%)。筆記試験による理解度(60%)。
教科書
配布資料による。
参考図書
授業時に適宜指示する。
備考
オフィスアワー 木曜4講時。

classroomコードは「n463ymg」です。