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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】言語とコミュニケーション(Language and communication)

科目番号	13451	担当教員名	西田　誠	単位	2単位

科目群	一般	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	1

授業概要
「コミュニケーションとは？」からはじまる。社会生活で欠かすことができない〈コミュニケーション〉であり、それは人と人との関係のもととなるものであるからこそ、その形や中身、定義はさまざまにかわる。さまざまな相手・場面に対応できる〈コミュニケーション力〉を持つためには、まずは、〈コミュニケーション〉の意味や仕組みを知ることからはじめなければならない。そして、〈コミュニケーション力〉は後天的な能力であり、これを学び、トレーニングし身に付けなければならない。授業では、さまざまな〈コミュニケーション〉を取り上げ、〈コミュニケーション〉について自ら考え、その能力を身につける。
到達目標
①〈コミュニケーション〉を定義することができる。②〈コミュニケーション力〉を養う方法を理解する。③自分の意見を分かりやすく相手に伝えることができる。④ＴＰＯに応じて「言葉の遣い方・言葉の使い分け・言葉選び」が適切に判断できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	〈コミュニケーション〉とは？	講義	次回の授業内容について予習。〈コミュニケーション〉について自らの課題・目標を考える。
【2】	話し言葉による〈コミュニケーション〉　言語による表現には〈話す〉〈書く〉〈聞く〉〈読む〉がある。これを、話し言葉と書き言葉に分ければ、〈話す〉〈聞く〉／〈書く〉〈読む〉に分けられ、話し言葉を使うことの重要さに気づく。話し言葉になれなければならない。	講義	次回の授業内容について予習。〈聞く・聴く〉について、日常生活での経験を確認する。
【3】	伝えられること・伝えること　〈コミュニケーション〉では、「伝えること（発信）」とともに（ともすればそれ以上に）、「伝えられること（受信）」が求められる。「話し言葉」の観点から見れば、「読む」「聞く・聴く」能力の必要性である。	講義	次回の授業内容について予習。「非言語コミュニケーション」について自らの特性を確認する。
【4】	非言語コミュニケーションと言語コミュニケーション　話し言葉での〈コミュニケーション〉では、表情、ジェスチャーなどの非言語以外の要素が加わる。あくまでも、言葉を補完する役割であるが、それは大きく重要である。	講義	次回の授業内容について予習。〈コミュニケーション〉力のある人とは、について観察する。
【5】	〈コミュニケーション〉に必要な能力　〈コミュニケーション〉には、表現力、解釈（読解）力の伝達力に加えて、相手を観察する力、相手と信頼関係を構築する力が必要なことを確認し、家庭生活、学校・職場、地域社会との関わりから、練習の場についても考える。	講義	次回の授業内容について予習。
【6】	信頼関係を構築する力信頼関係を築くために次の8つのポイントから考える。 1、姿勢2、表情3、声4、呼吸5、話の内容6、言葉づかい	講義	次回の授業内容について予習。日常生活で「疑問に思うこと」「不思議に感じること」を確認する。
【7】	「共感力」と「質問力」　共感とは、相手から「この人だったらわかってくれる」「この人だったら信頼できる」と感じてもらうこと。質問も、情報共有のために、分からないことを明確にするためであ。「聞く・聴く」能力の発展と考えら割れる。	講義	次回の授業内容について予習、課題。
【8】	リフレーミングリフレーミングとは、「視点を変える」、「別の枠組みで見直す（re-frame）」の意である。コミュニケーションでは、「見方、言い方」ということになる。」例えば、口下手→聞き上手、飽きっぽい→好奇心旺盛など、見方を変えると言い方も変わる。	講義	次回の授業内容について課題。課題「反対語・反意語・対義語」。
【9】	書き言葉によるコミュニケーション「書く」「読む」である。コミュニケーションは話し言葉の場が多いとは言え、「書く」「読む」もやはり重要である。「伝える」ためばかりではなく、論理的思考のために、「書く」「読む」ことが求められる。	講義	次回の授業内容について課題。エントリーシートの作成。
【10】	コミュニケーション文化①　異文化間コミュニケーション〈コミュニケーション〉は、人の営みであり、それは〈文化〉である。文化の異なる人とのコミュニケーションでは、その文化を知り、時には、受け入れることが必要となる。	講義	次回の授業内容について課題。課題「世界のコミュニケーション文化」。
【11】	コミュニケーション文化②　日本のコミュニケーション文化１日本の〈コミュニケーション文化〉もまた、独特である。特に、形を重んじることに特徴がある。このことについて基本的知識は、社会生活の上でカ欠かせない。	講義	次回の授業内容について予習。日常生活にある日本文化について。
【12】	コミュニケーション文化②　日本のコミュニケーション文化２　「挨拶」「手紙の書式」「食事マナー」「装い」など、日本文化について〈コミュニケーション〉のために学ぶべき事は限りない。そして、異文化間コミュニケーションにおいて、日本のコミュニケーション文化を伝えていくかも大きな課題である。	講義	次回の授業内容について予習。日常生活にある日本文化について。
【13】	マス・コミュニケーション　ニュースの読み方マス・コミュニケーションは、情報社会の現代での存在は大きく、送り手であるマスメディアから受け手である大衆への一方的な伝達傾向を持つのが特徴である。私たちはこの特性を知り、正確な情報を選び、得ることにつとめなければならない。	講義	次回の授業内容について課題。時事問題のレポート
【14】	〈コミュニケーション〉で「価値観」を伝え合う〈コミュニケーション〉で伝え合う情報には、意見、意思、考え、価値観／知識／感情があり、それぞれに特質がある。このうち「価値観」について考える。価値観は個人の人格・性格・経験・知識に関わるものであり、もっとも共有することが難しいかもしれない。その分、これをやりとりすることに意義がある。	講義・演習	次回の授業内容について予習、課題。
【15】	コミュニケーション〉ゲーム〈コミュニケーション〉の実践として、コミュニケーションゲーム（ビジネスゲーム）の方法を知り、実際に行う。	講義・演習

評価方法
期末テスト50%、課題の提出状況・内容20%、平常点30%（授業への参加意欲、積極的な発言など）
教科書
配布資料による。
参考図書
適宜指示する。

備考
金曜日　３限