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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】図書館情報技術論

科目番号	13497	担当教員名	青山　佳裕	単位	2単位

科目群	資格	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
図書館に関わる情報技術についてハードウェアとソフトウェアの両面の基礎から応用まで学びます。この授業は，情報技術の知識・背景を学ぶため理系と文系の要素が融合された授業となります。コンピュータとコンピュータを扱う情報は，どのような原理に基づくのか，どのような歴史を経てきたのかを学びます。また，そのことと図書館情報との繋がりについても学びます。さらに，コンピュータがネットワークに接続されることで可能となる実際の図書館情報サービスを見ながら，データベース，検索エンジン，デジタルアーカイブスなどのシステムについても学んでいきます。
到達目標
この授業でめざす到達目標は次のとおりです。〔（知識（理解）〕・情報とコンピュータの原理と歴史に関する知識・図書館で使用されている情報機器に関する知識・情報の様式に応じた技術や技能を知る。〔態度（関心・意欲）〕・情報機器に関する知識・情報の様式に応じて技術や技能を適用しようとする態度・検索技術を身に付け適切に活用する態度を身につける。〔技能（表現）〕受講生自身が図書館に関する情報技術を技能として身に付け適切に発揮できる。〔思考・判断〕・情報機器に関する知識・情報の様式に応じた技術や技能・検索技術を適切に活用し，図書館のTPOに応じた運用ができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	授業ガイダンス及びコンピュータの基礎①，この授業の概要についての説明，コンピュータの成り立ち，コンピュータの仕組み	講義	教科書序文及び第１章の１，２を60分間予習する。
【2】	コンピュータの基礎②，コンピュータの仕組み，コンピュータが扱うデータ	講義	教科書の第１章２，３を60分間予習する。
【3】	ネットワークの基礎，ネットワークとは何か，インターネットについて	講義	教科書の第２章を60分間予習する。
【4】	情報技術と社会・法律，情報技術と情報化社会，情報技術の法的保護	講義	教科書の第３章を60分間予習する。
【5】	データベースの仕組み，データベースとは何か，データベースシステムについて	講義	教科書の第４章を60分間予習する。
【6】	サーチエンジンの仕組み，ウェブ検索の歴史とサーチエンジン，ロボット型サーチエンジン	講義	教科書の第５章を60分間予習する。
【7】	コンピュータシステムの管理とセキュリティ，情報システムのセキュリティ	講義	教科書の第６章１～４まで60分間予習する。
【8】	コンピュータシステムの管理とセキュリティ，暗号化技術	講義	教科書の第６章の５～７を60分間予習する。
【9】	図書館の業務とIT，図書館システム，ICタグ，図書館で使用される様々なシステム・機器類	講義及びディスカッション	教科書の第７章の１～３を60分間予習をする。
【10】	図書館業務とIT，ITによるリファレンスサービスについて，図書館業務の見学に向けて	講義及びディスカッション	教科書の第７章の４～６を60分間予習をする。
【11】	図書館業務システムについて	講義及び図書館業務見学	図書館業務見学に向け，情報技術の視点から課題・解決方法を検証しておくこと。60分間
【12】	図書館と電子資料，電子資料とは，電子出版・文献デリバリーについて，資料のデジタル化，意見発表	講義及びプレゼンテーション	教科書の第８章の予習をする。今の図書館が抱える課題と解決方法について意見発表をするための準備を行う。60分間
【13】	デジタルアーカイブ，デジタルアーカイブの動向と意義，デジタルアーカイブの作成手順と技術	講義	教科書の第９章の60分間予習をする。
【14】	情報検索の理論と方法，情報検索の仕組みと手法，検索技術者検定３級について	講義	教科書の第10章の60分間予習をする
【15】	図書館情報技術の社会的役割，最終とりまとめ	講義及びプレゼンテーション	講義を振り返って図書館情報技術に関する自分の考えをまとめておく。60分間

評価方法
〇各回のコメント記入と意見発表などの平常点（30％）と前期試験（70％）を組み合わせて総合的に評価する。〇試験等の解答・解説は事後の授業またはグーグルクラスルームフィードバックする。
教科書
「改訂　図書館と情報技術」，岡紀子・田中邦英著，樹村房
参考図書
特になし

備考
①オフィスアワー　講義終了後　1号館1階　非常勤講師室で対応します。 ③クラスコード wf6incr ④実務経験　昭和59年～令和３年　徳島県公立高等学校教員