徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本文化論

科目番号54844担当教員名後藤 立夫単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
日本の伝統文化について学び、その特質についての理解を深め、日本文化への価値観を高め、日本の伝統文化に親しむ態度の涵養を図る。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】講義内容の紹介と受講について 講義形式を基本とするが、各自が関心を持つシラバス内のテーマについて調査・研究し、その成果をプレゼンテーションする。 
【2】言葉からみた日本文化  その1 現代日本語の特徴意見交換
講義
質疑
「日本語 (上)、(下)」金田一春彦 岩波新書を読んで日本語の特長をノートにまとめる。
【3】言葉からみた日本文化  その2 日本語(やまとことば)を遡る
  ヤマトコトバの成り立ちについての理解を図る。
意見交換
講義
質疑
「日本語をさかのぼる」「日本語の起源」を通読し、日本語の成立についてノートにまとめておく。
【4】言葉からみた日本文化  その3 
  漢語と日本語の相違についての理解を図り、その導入の工夫に文化の 一端を見る。
意見交換
講義
質疑
「漢字と日本人」高島俊男 文芸新書を読んで授業計画で意図するものをノートにまとめておく。
【5】古事記を読んで その1 国の成り立ち              意見交換
講義
質疑
神話における国の成り立ちはどのように描かれているか。また「創世神話」は世界中の創世神話とどのような関係にあるのか調べておく。
【6】古事記を読んで その2 高天原と出雲                           古事記神話にみられる統治者の系譜 意見交換
講義
質疑
古事記神話を読んで、アマテラスオオミノカミとスサノオノミコトについてノートにまとめておく
【7】        その3 高天原と出雲                           古事記神話にみられる統治者の系譜意見交換
講義
質疑
国譲り神話をとおした古代高天原系文化の勢力圏の拡大についてノートにまとめておく。
統一出雲文化と高天が原文化古事記編纂の歴史的背景
【8】        その4 天孫降臨と大和制覇をとおして大和朝廷と現在           の天皇との関係を理解する意見交換
講義
質疑
「古事記」神話を熟読して、授業計画の趣旨に添った整理をしておく。
【9】古事記を読んで その5
            古事記神話にみられる古代人の世界観をとおし           て意図的文化の形成について理解する。 
                       
意見交換
講義
質疑
古事記編纂時の歴史的背景を踏まえ、大和朝廷の古事記編纂の意図を考えてノートにまとめておく。
【10】年中行事 その1      
      「正月、お盆、節句」の由来と年中行事の意義を理解する。
意見交換
講義
質疑
それぞれについてその由来を調べておく。
【11】     その2 「正月、お盆、節句」の由来と年中行事の意義を理解する 意見交換
講義
質疑
それぞれについてその由来を調べておく
【12】     その3 祭りについての理解を図る意見交換
講義
質疑
 
【13】伝統文化に見られるわび、さび文化 
     茶道に見られる美意識について 
                                    その2 幽玄 
意見交換
講義
質疑
「よくわかる茶道の歴史」(淡交社)を読んで茶道成立の歴史と由来をノートにまとめておく。
【14】     俳諧、俳句に見られる美意識、わび、さび                    意見交換
講義
質疑
松尾芭蕉の俳諧の連歌や発句からわび、さびの句を抽出してみる。
【15】まとめ 「日本文化の特質」とのテーマでのレポートを提出する。 これまでの学習を踏まえ、A45枚以内でレポートを作成して提出する。
評価方法
レポート、平常点等によって評価する。
教科書
「古事記」梅原猛 学研文庫
参考図書
「日本語 (上)、(下)」金田一春彦 岩波新書 「日本語をさかのぼる」大野晋 岩波新書 「日本語の起源」大野晋岩波新書 「漢字と日本人」高島俊男 文芸新書 「よくわかる茶道の歴史」(淡交社)
備考
視聴覚教材の使用を予定。