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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 54845 | 担当教員名 | 鎌田 毅 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 資格 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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授業概要 |
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【授業概要】道徳教育の歴史に学ぶ中で、現代の社会にあって人間らしく生きていくには,また人間らしい感性や理性を育みながら道徳的価値の自覚を深めていく学校の道徳教育は,どのように展開していけばよいかを講義や学生の課題レポートの発表等を通じて考察していく。 |
到達目標 |
【到達目標】教師をめざす学生が、近い将来、子どもたちと対面したとき、子どもたち自身が彼らの内にある内的な力を発揮することを援助し、道徳的な在り方を探求する子どもちの自発的な活動が支援できるようにする。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 道徳教育の変遷Ⅰ(徳川時代) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】日本固有の道徳観を形成した儒教の五倫五常の意味について事前に調べさせておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【2】 | 道徳教育の変遷Ⅱ(明治から終戦まで) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】内村鑑三が代表的日本人として5人の偉人の生涯を紹介しながら日本的道徳や倫理の美しさを世界に紹介した。この内、二宮尊徳と中江藤樹の人間としての在り方や生き方を事前に調べさせておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【3】 | 道徳教育の変遷Ⅲ(終戦から昭和33年まで) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】昭和22年に公布された旧教育基本法の前文、第一条及び第二条を事前に浄書させ内容を整理させておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【4】 | 道徳教育の変遷Ⅳ(昭和33年から現在まで) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】平成18年に改正された現教育基本法の前文、第一条及び第二条を事前に浄書させ、特に第二条で「…豊かな情操と道徳心培う…」が具体的に示されたことを認識させておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【5】 | 道徳教育基本的な在り方Ⅰ(道徳の意義等) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】平成20年の改訂後の学習指導要領での学校教育の3本柱について事前に調べさせておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【6】 | 道徳教育基本的な在り方Ⅱ(「生きる力」と道徳教育等) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】江戸時代の庶民の学校「寺子屋」で主に学習した「読み・書き・そろばん」が現学習指導要領で求めている「生きる力」のの関連について事前に考察させておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【7】 | 道徳教育の目標Ⅰ(小・中学校学習指導要領 第1章ー第1の2) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】小・中学校学習指導要領 第1章 総則第1教育課程編成の一般方針の2を熟読させ,まとめさせておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【8】 | 道徳教育の目標Ⅱ(小・中学校学習指導要領 第3章ー第1目標) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】道徳教育の大きな目標の1つである「人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を培う」とは具体的にどういうことか事前に調べさせておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【9】 | 道徳の時間の目標(小・中学校学習指導要領 第3章ー第1目標) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】小・中学校学習指導要領 第3章 第1目標を熟読させ、道徳教育は各領域と密接な連携を図ることが重用であることを事前に理解させておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【10】 | 道徳の内容Ⅰ(小・中学校学習指導要領 第3章ー第2内容) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】小・中学校学習指導要領 第3章 第2 内容を事前に熟読させ、それぞれの視点「自分自身・他の人・自然や崇高なもの・集団や社会」とのかかわりが重用であることを事前に理解させておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【11】 | 道徳の内容Ⅱ(小・中学校学習指導要領 第3章ー第2内容) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】内容項目で例えば1の視点は自己形成を図ることであり、2の視点は望ましい人間関係の育成を図ることである。それでは3の視点、4の視点がめざすものは。またそれぞれ四つの視点の相互関係は等を事前に考察させておく。【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【12】 | 道徳教育と総合的な学習の時間(小・中学校学習指導要領 第5・4章総合的な学習の時間) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】総合的な学習の時間の概要を事前に調べさせておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【13】 | 道徳教育と特別活動(小・中学校学習指導要領 第6・5章特別活動) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】特別活動の概要を事前に調べさせる。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【14】 | 道徳教育と生徒指導(自己存在感・共感的人間関係・自己決定の場) | 講義,予習内容の発表等 | 【予習】生徒指導がめざす「自己指導能力の育成」とは。また、自己指導能力を育成するため留意点等を事前に調べさせておく。 【復習】講義内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(次回講義時に点検) |
【15】 | 総合的な道徳教育を展開するに当たって(子どもの道徳的実践力をたかめるために) | 意見発表・討論・まとめ | 【予習】子ども達が道徳的実践力を高めていくためには、学校での生活をはじめ日常生活でどのようなことに配慮すれば良いか。各自に考えさせておく。 【復習】討議内容をノート等レポート用紙にまとめ整理させる。(将来の教員採用試験にチャレンジするとき参考になるように) |
評価方法 |
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試験、予習・課題等のレポート、平常点等での総合的な評価 |
教科書 |
新聞記事の切り抜き等自作資料 |
参考図書 |
小・中・高等学校の各学習指導要領(文部科学省) 小・中学校の学習指導要領解説 道徳編(文部科学省) 高等学校の学習指導要領解説 特別活動編(文部科学省) 道徳・特別活動(押谷由夫 宮川八岐 編集 明治図書) 道徳教育の研究(新訂修正版 教師養成研究会) |
備考 |
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授業計画の( )内は学生の準備学習や復習の内容等の参考箇所 |