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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 54888 | 担当教員名 | 中山 義幸 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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1 文学作品をとおして、時代や作品、作者について理解を深める。 2 作品を読むことにより、古典文学に触れる楽しさを味わう。 3 読後感を発表したり話し合ったりすることにより内容の理解を深め、それをもとに現代の生活の課題について考える。 |
到達目標 |
1 作品に触れ、古典文学のよさと古典文学を読む楽しさに気づくことができる。 2 作品を読み読後感を発表したり、内容について意見を述べ合ったりすることができる。 3 学んだことを振り返り、自らの価値観を広げていくことができる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 授業の概要と授業の進め方 古典文学を読む楽しみについて考える | 講義、演習 グループ討議 | |
【2】 | 中世の文学と随筆について概観する 中世という時代と文学 | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「方丈記」「徒然草」の成立の時代背景と作品について調べる |
【3】 | 方丈記の書かれた時代と作者について知る 自分史としての方丈記 | 講義、演習 グループ討議 | 予習:冒頭「ゆく川の流れ」を事前に読む |
【4】 | 方丈記を読む 災害文学としての方丈記 | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「元暦の大地震」「治承の辻風」 「安元の大火」を事前に読む |
【5】 | 方丈記を読む 災害文学としての方丈記 | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「福原遷都」「養和の飢饉」を事前に読む |
【6】 | 方丈記を読む 負け組 鴨長明の人生 | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「出家遁世」を事前に読む |
【7】 | 方丈記を読む 捨ててつかんだ幸せ | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「処世の不安」「方丈の庵」を事前に読む |
【8】 | 方丈記を読む 不安な時代を生きる | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「早暁の念仏」を事前に読む |
【9】 | 徒然草の書かれた時代と作者について知る 隠遁者 吉田兼好の人生 | 講義、演習 グループ討議 | 予習: 「第74段」、「第211段」を事前に読む |
【10】 | 徒然草を読む 普通の人 兼好の世の中を見る目 | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「第3段」、「8段」、「第107段」、「第142段」、「第190段」を読む |
【11】 | 徒然草を読む 心地よい人づきあい | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「第117」段、「第12段」、「第37段」、「第170段」」、「第26段」を事前に読む |
【12】 | 徒然草を読む 上達の極意とは | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「第187段」、「第109段」、「第92段」、「第185段」、「第188段」、「第168段」を事前に読む |
【13】 | 徒然草を読む 世間というもの | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「第73段」、「第236段」、「第45段」、「第52段」、「第164段」、「第41段」、「第79段」を事前に読む |
【14】 | 徒然草を読む 人生を楽しむために | 講義、演習 グループ討議 | 予習:「第7段」、「第137段」、「第38段」、「序段」、「第75段」を事前に読む |
【15】 | 方丈記、徒然草を読んでの読後感を発表する 中世の随筆と現代に生きるヒント | 発表 グループ討議 | 予習:「方丈記」、「徒然草」から現代に生きるヒントとなる内容をまとめておく |
評価方法 |
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授業での発表、レポート、グループ討議での活動状況、期末試験等により評価する |
教科書 |
日本の古典を読む14「方丈記・徒然草・歎異抄」(小学館) |
参考図書 |
『方丈記・徒然草』鈴木知太郎 校注解説 笠間書院 マンガ古典文学「方丈記」水木しげる(小学館) 100分de名著「鴨長明 方丈記」小林一彦(NHK出版) 100分de名著「兼好法師 徒然草」(NHK出版) その他適宜指示する |
備考 |
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