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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】デッサンⅠ=Drawing Ⅰ

科目番号	12538	担当教員名	和久　正明	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	1年

授業概要
線も輪郭も自然には存在しません。しかし人間は線を描けば(デッサンを描けば)自分が知覚したフォルムを再現すると認識します。つまりデッサンとは、知的なプロセスを翻訳して線に移しかえることであると言えます。再現的な技法で描くこと(写実的なデッサン)は、対象を理解することであり、自分の心の内面を理解することです。それが表現世界を拡げることにつながります。
到達目標
①理解＝見ること、観ること、そして感じること、これらの違いを知る。②関心＝さまざまな表現世界に触れて、好きな表現、理解できる表現、真似してみたい表現に出会う。③表現＝自分の心を自由にすること。見たと思っていることから開放されること。④思考＝まずは浅薄な思考を排除する。これらをレベルアップすることがファッションや製菓といった「ものづくり」の基礎力を養います。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテイション ① 用意する画材と、水張りの仕方を説明します。②描くという行為を視覚による知覚の延長、つまり、平面上に空間的幻想をもたらすものとして検討します。	実習	ラスコー洞窟画の研究。30分
【2】	クロッキーと自画像デッサン	実習	アルタミラ洞窟画の研究。30分
【3】	静物クロッキー（野菜）	実習	エジプト美術の研究。30分
【4】	静物クロッキー（花）	実習	シュメール美術の研究。30分
【5】	静物クロッキー（樹）	実習	ペルシャ美術の研究。30分
【6】	静物クロッキー（水）	実習	シュメール美術の研究。30分
【7】	建築物クロッキー	実習	エーゲ美術の研究。30分
【8】	街風景クロッキー	実習	ギリシャ美術、アルカイク様式の研究。30分
【9】	野菜写生１	実習	ギリシャ美術、クラシック様式の研究。30分
【10】	野菜写生２　さらなる書き込み、完成させる	実習	エトルスク美術の研究。30分
【11】	花写生	実習	ローマ美術の研究。30分
【12】	樹木写生１	実習	初期キリスト教美術の研究。30分
【13】	樹木写生２　さらなる書き込み、完成させる	実習	ビザンティン美術の研究。30分
【14】	水のある風景写生１	実習	中世初期美術の研究。30分
【15】	水のある風景写生２　さらなる書き込み、完成させる	実習	ロマネスク美術の研究。30分

評価方法
評価は作品９０％、努力の過程１０％による。
教科書
特になし
参考図書
画集

備考
クラスコード＝qmypbfg スケッチブック（F6）、鉛筆、練り消しゴム等が必要です。オフィスアワー：木曜日、１３：００～１４：３０、和久研究室実務経験：昭和54年～平成11年　（株）ニュートンプレス